デザイン活用支援 oidc(旧大阪府産業デザインセンター)

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デザイン活用支援(oidc)

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デザイン活用支援(oidc)

BMBは、公益財団法人大阪産業局が無償で提供する、中小企業および小規模事業者のための情報発信サイトです。(平成20年度より運用開始)

BMBは、BtoBビジネスに携わる経営者自らが書き込めるブログや各種SNSリンク機能等を有し、自社商品やサービス、強みなどを発信することで、企業の信頼性を高め、問合せや販売促進等につながる動きを促進します。

投稿数を増やすことで、google等による検索結果の上位に表示される確率が高まり、自社ホームページへの誘導などが見込めます。
また、会員内外の交流や最先端技術等の理解促進のため、勉強会(セミナー)を大阪技術研との共催により開催しています。
 

公益財団法人大阪産業局
企業支援事業部 経営支援チーム
デザイン活用支援担当/川本
E-mail:bmb@oidc.jp

大阪産業局デザイン活用oidcデザイン専門員紹介「小山啓一」

大阪産業局デザイン活用oidcデザイン専門員「小山啓一」

私、小山啓一は、大阪産業局のデザインに関する専門家として「マーケティング・ブランディング・デザイン(プロダクト/グラフィック)」に対するご相談に対応しています。
皆さんに私のことを知って頂き、少しでもお役に立ちたいと思い、私の紹介をしていきたいと思います。

「小山さんに何を相談したら、うちのメリットになるの?」

私は、シャープ株式会社にてプロダクトデザイナーとして働いていました。入社一年目で担当したポケットコンピューターがこのカテゴリーでは初となるグッドデザイン賞を獲得したことから、いろいろと期待された20代を過ごしました。
VHSビデオデッキのフロントローディングなんて言うと、知っている方は50歳以上でしょうか?これをトレイタイプ「スケーティング・メカ」なんて言われていましたが、先進的な構造を製品化したり、当時まだブラウン管テレビが年末年始のテレビCMを賑わせていた頃には、テレビを含め、多くの商品のデザインをしていました。

「バブルですね?」

そうです。本当に華やかな時代でした。

この頃から会社は私に「コンセプト・ワーク」を期待するようになっていきます。沢山の工場(事業所)を持つ企業でしたが、その統括する本社が大阪阿倍野にありました。大阪の皆さんはよくご存じの方も多いですね。
ここに呼ばれて、デザインの開発を行うという、ちょっと偉そうなお仕事をするようになりました。
その時のデザインを統括するトップマネジメントから「沢山の工場(事業所)でデザインしているが、あなたも同じテーマでデザインし、ぶつけて、勝つことがミッションです」と言われました。

「随分いやな役ですね?」

そうなんです。当時、音響機器は広島、白物家電は大阪・八尾などに工場(事業所
があり、そこには担当のデザイナーがいました。そこに「こっちの方が良いデザインだ」と押しかけていく訳ですから。
今から考えるとこのアクションにはこのトップマネジメントの「戦略」があったとおもいます。
まだ、デザインの統括となって日の浅い彼は、関係の薄い各工場(事業部)のトップの信頼を獲得する必要があったのです。実は各工場(事業部)のトップは、デザインの良し悪しに疎く、それだけにデザインに対する不安があったと言えます。
「競わせる」こと「選択肢を増やす」ということで各工場(事業部)のトップがウエルカムでかつ、デザインの責任者としての責任を果たすアクションとしたのだと思います。

その中で私は「勝ち続ける」ことのプレッシャーを日々受ける訳です。
新しく、違いがあり、かつ「売れる」デザインを創ることに成功し続けるには、いきたりばったり、思い付きでは難しい訳です。美しければ売れるとはならないですから。