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ホームページの無料診断数が100件を超えました!(大阪府産業デザインセンター)
- 2021/02/16 15:00
- 投稿者: MatsuzakiM カテゴリ:Web最新情報
- 表示回数 1,429
大阪府産業デザインセンターでは、2020年5月から中小企業のホームページの無料診断を行っています(大阪府内限定)。この度、診断数が100件を超えましたので、そのご報告とともに診断結果の傾向をお知らせいたします。
【ホームページ無料診断サービスの概要】
ホームページは、目で見てわかるデザインの部分と、一見しただけではわからない裏側の仕様やスペックの部分が存在します。
誰もが見てわかるデザイン部分については、そのクオリティーや見やすさ、配色、画像、コンテンツの配置など、簡単にチェックして評価でき、改善に取り組みやすいものです。反面、裏側のスペックの部分は一見しただけでは把握できないため、改善に取り組まれずに放置されがちです。
見た目だけを改善して、機能性を放置している状況は、ホームページの訪問者に対してネット上で正しく接客できていないといえるでしょう。
そんな表面だけを取り繕ったホームページにならないように、今、ホームページに必要な仕様・設定を中心に、正しく最適化できているかどうかを診断しています。
そして、改善が必要な箇所とその改善方法をレポートにして、できるだけ具体的にお知らせします。
コロナ禍で、製品紹介や販売をデジタルへシフトする事業者が増え、ホームページの重要性がますます高まる中で、少しでも販売促進のサポートができるようにとの思いで、ホームページの無料診断を行っていますので、是非ご活用ください。
【サービス概要】
サービス開始:2020年5月
対象エリア:大阪府内
対象事業者:中小企業
対象業種・業態:特になし
サイト種別:特になし
累計診断数:100件(2021年1月29日現在)
詳細ページ:https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=40411
※2023年4月1日より事業が大阪産業局に移管されて受付ページが上記になりました。
ご依頼方法:無料診断のご依頼は、詳細ページをご覧いただき、「ホームページ無料診断のお申込みはこちら」をクリックしていただき、専用フォームに必要事項をすべてご記入いただきまして、送信してください。
【診断結果の分析】
診断数100件(2020年5月~2021年1月)
ホームページの最適化状況
できている | できていない | 最適化率 | |
常時SSL *1 | 32 | 68 | 32% |
スマホ対応 *2 | 77 | 23 | 77% |
ページ表示スピード *3 | 36 | 64 | 36% |
ページタイトル *4 | 35 | 65 | 35% |
メタ・ディスクリプション *5 | 18 | 82 | 18% |
独自エラーページ *6 | 44 | 56 | 44% |
※各用語の説明は記事の最後を参照してください
【診断結果から見えること】
診断結果から、ホームページのスペックの部分において、最適化が進んでいない傾向が見られます。特に、常時SSL化、ページ表示数スピード、ページタイトル、メタ・ディスクリプションが最適化されていないことがわかりました。
スマートフォン対応など「見やすさ」については最適化が進んでいますが、目で見て確認できない「安心・安全な環境づくり」、「たどり着きやすさ」、「操作のしやすさ」、「わかりやすさ」などの裏側のスペックや設定のほとんどが最適化できていませんでした。
常時SSL化は、ホームページ全体の通信を暗号して安心安全な環境を構築できます。ページ表示数スピードは、ユーザーがスムーズにホームページへアクセスできるようになり、使いやすさや操作性の向上が期待できます。ぺージタイトル、メタ・ディスクリプションは、検索しているユーザーへページにどんな内容が掲載されているかを訴求することができます。
さらに、常時SSL化、ページ表示スピードは、検索エンジンが検索順位を決定する要因の一つにもなっており、デジタル情報で訴求や集客を行っていく際には必要不可欠な項目なのです。
2021年5月から、Googleは検索順位を決定する新たな要因 Core Web Vitals(コア ウェブ バイタル)*7 を追加します。これはウェブページUXの重要指標の一部で、スマートフォン対応、常時SSL対応等を含めたページエクスペンリエンスがより重要視されていくことを表しています。
このようなウェブページUXの重要評価の指標が検索順位を決定する要因に追加される状況で、このまま何の対策も講じなければ「検索エンジンに最適化できず、思うような集客が見込めない」、「ページの表示に時間がかかってしまい、ユーザーが検索結果ページに戻る」、「操作しにくくてページを離れる」など、webサイトのスペック不良によるユーザー離れが起こってしまう可能性が高くなります。
コロナ禍、そしてwithコロナで必要とされるであろう商流のデジタルシフトに対応できず、さらなる苦境に立たされるかもしれません。
今すでに、とても苦しい状況下とは思いますが、ホームページを正しく改善して、デジタルで取引の窓口を大きく広げて、長引いているコロナ禍でも、withコロナの時代でも、末長くご商売が続けられるベースを作り上げましょう。
私たちがサポートいたします。
ホームページの無料診断は、随時受付中です。
ご希望の方は、こちらのページ(https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=40411)よりお申し込みください。
※2023年4月1日より事業が大阪産業局に移管されて受付ページが上記になりました。
大阪府産業デザインセンター
Tel. 06-6210-9491
担当:松崎、川本
【専門用語】
*1 常時SSL化
ホームページ全体の通信を暗号化し、常に安全な状態になっているか
*2 スマートフォン対応
スマートフォンでの表示に最適化されているか
*3 ページ表示スピード
ページがスムーズにページが表示されるか
*4 ページタイトル
ページのタイトルが掲載内容とマッチして正しく設定されているか
*5 メタ・ディスクリプション
ページの概要文章が掲載内容とマッチして正しく設定されているか
*6 独自エラーページ
独自のエラーページが設定されているか
*7 Core Web Vitals(コア ウェブ バイタル)
読み込みスピード(LCP)、インタラクティブ性(FID)、ページ・コンテンツの
視覚的安定性(CLS)の3つからなるユーザー体験を良くする指標