学習型IoTアルコールチェッカー TISPY2(ティスピー ツー)
Webサイト閲覧には最新ブラウザを推奨
- 2020/05/16 21:00
- 投稿者: moriK
- 表示回数 1,023
こんにちは。産業デザインセンターでBMBのバージョンアップを担当している森です。
インターネットを見る時は、IEや古いブラウザは使わずGoogle Chrome, Safari, Firefox, Edge, iOS safari, iOS/Android版 Chrome の最新版を使いましょう。
現在コロナ危機のために、当初今春に予定されていた各モダンブラウザのTLS1.0および1.1の無効化措置が少し延期になっていますが時間の問題です。
最新版を使わない場合に陥る問題としては
・サイトの表示が変、崩れている、もしくはサイト自体が見れない
・自分にとっては正常に見えるが、実は他の訪問者には問題が発生している
・その他SEO的欠陥に気付けない
などがあります。
少し専門的な説明を加えますと、以下のポイントが重要になってきます。
・仕様ES6を満たしているか---Javascript---(例)IE(InternetExplorer)は満たしていない
・仕様CSS3を満たしているか---CSS---(例)各ブラウザ、バージョンが古くなるほど満たさなくなる
・仕様TLS1.2を満たしているか---SSL---(例)OSX10.9未満は満たしていない,IEは設定をいじらないと満たせない場合あり
そしてこれらは、ブラウザの種類とバージョンに依存しますが、ブラウザはOSの種類とバージョンの新しさに依存し、さらにOSは機種(PC,スマホ)の新しさに依存します。
ですので、わかりやすく極端な例をあげると、古い機種を使い続けているユーザーと、最新機種で最新ブラウザを使っているユーザーのユーザーエクスペリエンスには乖離があります。
古い機種で古いブラウザやIEを使い続けていると、ブラウザで見れないサイトがどんどん増えていきます。
具体的な問題例を挙げます。
例1
Aさんは非推奨ブラウザを使ってブログを投稿しています。
ブログはSSL化されたURLがhttps://〜で始まるサイトですが、ブログ記事に画像を埋め込む時に昔から使っているSLL化されてない外部サイトからソースを直接引っ張ってきており、画像URLがhttp://〜となっています。
この場合、公開されたブログ投稿記事は、Aさんの古いブラウザでは何の問題もなく見えていますが、推奨ブラウザで訪問してくる他のユーザーには埋め込まれているはずの画像が埋め込まれずに削除された状態に見えてしまっています。
例2
Bさんは推奨ブラウザ使いながら、自分個人(もしくは自社)のサイトを運営しています。
Bさんは自分のサイトに問題なく訪問できています。
ところが、非推奨ブラウザを使っている他のユーザーがそのサイトを訪問しようとすると、表示されず真っ白になります。
これはBさんのサイトがTLS1.2未満への対応を廃止したので、推奨ブラウザ以外での訪問が拒否されるからです。
現在、TLS1.2未満への対応を廃止したサイトは、yahoo.co.jp や
wikipediaなどのサイトで、TLS1.2未満にも対応しているサイトは、google.com,
気象庁
などのサイトがありますが、最新ブラウザが近いうちに後者のサイトのTLS1.2未満のアクセスを弾くようになります。それに伴い、後者のサイトがTLS1.2未満へのサポートを打ち切る変更をすると、古いブラウザを使い続けているユーザーがそのサイトを開けなくなるため、後者のサイトの訪問者数はその時点を境に減少します。これはSEOの問題です。
ブラウザを乗り換える人で、色々あってどれを選べばいいか分からない人は、GoogleChromeかSafariを選ぶといいでしょう。Windows, androidユーザーならChrome, AppleユーザーならSafariでOKです。そしてバージョンは常にできるだけ最新版にしていきましょう。古いブラウザを業務で使用する必要がある場合は、インターネット閲覧用と業務用でブラウザを使い分けるといいでしょう。