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お仕事のトリビア「伝えるということ〜木コログリーンを例に〜
- 2010/10/15 13:00
- 投稿者: kawamoto(oidc) カテゴリ:マーケティング
- 表示回数 2,642
大阪府産業デザインセンターと財団法人大阪デザインセンターが、9月3日・4日と中之島バンクスで開催した「DESIGN優品関西」には約700名ものデザインに関心の高い人々が訪れてくれました。
そういった人たちの中には、選定商品や展示スタイル、売り方まで含めてプロの目で厳しくチェックする方ももちろんおられます。
大和ハウス工業株式会社 総合技術研究所 産学連携推進室 堀 美和子さんもそのおひとり。
堀さんは自らネタを繰り、ほぼ毎日のペースで私設のメルマガを配信しておられます。
今回、「DESIGN優品関西」ネタが上がりましたので、BMB会員の皆さんにもその内容をお知らせしたくなり、堀さんとうたたねの山極さんの許可を取って転載します。(写真はハメコミです)
元新聞記者でコピーを書くのも大好きなコミュニケーション・マーケッターがお届けする
「お仕事のトリビア」〜こんなこと知っておくと、ひょっとして役に立つ?かも^^;〜
☆10/13終値ベース
→日経平均 9,403円(小数点以下略)
→TOPIX 822.65
→¥/$ 81.88円
→¥/EUR 114.60円
☆(知らなくてもいいけど知ってると誰かに言える)統計ミニデータ
「ミシシッピアカミミガメ、1週間で599匹集まる」〜神戸市立須磨海浜水族園
「(外来種の)ミシシッピアカミミガメ持参で入園無料」と呼びかけたら、
なんと1週間で599匹も集まっちゃった!
中には千葉県から持参、という人もいたというから驚きです。
大半は「入園無料」という呼びかけに反応したわけではなく、
「こんなに大きくなるとは思わなかった」等、飼えなくなった人々。
そんな飼い主の思惑などどこ吹く風と、亀達は3千匹収容の
「亀楽園(きらくえん)」でゆうゆうと。
連日の人だかりに飼育員がポツリと「日本人ってやっぱりカメ好きなんだ」。
☆今日のテーマ「伝えるということ〜11<“伝え方”を考える>1」
チリの落盤事故からの救出成功、良かったですね〜。
昨日からメディアはこれ一色ですけど、ホント救出“劇”。
ボリビアの大統領が、自国の一人の作業員のために、
直接現地に入って感謝と喜びのメッセージをアナウンスしてましたが、
こういう“伝え方”って効果的\(^-^ )。
思わず“トリビア目線”で見てしまった私は、職業病満開・・・かも。^^;
“満開”といえば、、、
今朝駅でもらったある衆院議員の活動報告ペーパーが“イケテナさ満開”
だったので、思わずそれについて書きたくなりましたが、、、
一昨日お約束しましたので、11<“伝え方”を考える>の本編、
行かせて頂きます!
●用途を絞って伝えてみる−−−
「DESIGN優品関西」に、
木を素材としたあたたかなモノ作りが売りの「うたたね」という
会社が出展されていました。
そこでこんな商品を見つけました!↓
http://yamadesign.exblog.jp/11805164/
コロコロとした形がなんともかわいい、手のひらサイズの木の植木鉢。
種と土の栽培キット付で1,200円。
展示会当日はまだ「どう売ろうか?」までは考えておられない様子。
というのも、私にして頂いた説明が、
・間伐材や端材から作られること。
・そのためあまり大きなサイズができないが、一つ一つに個性があること。
・作る過程もエコロジー、使ってエコロジー。
等の“エコ”っていう観点からのみ。
完成品もパッケージも、素朴で良いのだけれど、
それゆえ、数多の商品に埋もれてしまう可能性も、無きにしも非ず。
しかも、お話し頂いた“個性”は、このご時世、「猫も杓子も」状態です。
だから、“商品”を“モノ”としてのみ売るには限界がありそう。。。
私、この商品を見た時、上記ブログにもあるように、
“オフィスの机の上”っていうシチュエーションがパッと思い浮かんだんです。
加えて1,000円強というお値段。
そこで、、、閃めきました!
さあ、何が閃いて、どう出展者さんにアドバイスさせて頂いたか?
明日へ続きます。。。
〜〜〜〜言葉のデザートの代わりに、こんな“現場”見ーつけた〜〜〜
政治の世界は、世の禁煙の流れに逆らって、まだまだ煙モクモク
のようです。→添付PDF
これ、民主党の代表選の応援をする1年生議員の図なんですが、
写真で見えている範囲に一つ、灰皿とたくさんの吸殻が・・・。
写ってないところにもまだありそう。
こんな狭い部屋で吸うっちゅうこと自体が信じられないんですけどねぇ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
政治の世界は、世の禁煙の流れに逆らって、まだまだ煙モクモク
のようです。→添付PDF
これ、民主党の代表選の応援をする1年生議員の図なんですが、
写真で見えている範囲に一つ、灰皿とたくさんの吸殻が・・・。
写ってないところにもまだありそう。
こんな狭い部屋で吸うっちゅうこと自体が信じられないんですけどねぇ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
☆10/14終値ベース
→日経平均 9,583円(小数点以下略)
→TOPIX 836.95
→¥/$ 81.09円(←ロンドン市場で一時80.88円に!(゜o゜))
→¥/EUR 114.47円
☆(知らなくてもいいけど知ってると誰かに言える)統計ミニデータ
「ブラックバス持参で入園料0円:期間10/2-11」〜神戸市立須磨海浜水族園
昨日お伝えしたミシシッピアカミミガメ関連で。
最終的に800匹超も集まっちゃって、毎月のエサ代が毎月12万円にも!
いくら研究用とはいえ、これは痛い!
そこでそのエサを募集して外来魚駆除の一石二鳥を狙おうっていうわけ。
但し、ブラックバスは特定外来生物に指定されているので、
生きたまま運ぶと×。死んだ状態で持ち込むのが原則でしたとさ。^^;
☆今日のテーマ「伝えるということ〜11<“伝え方”を考える>2」
「“モノ”を“モノ”として売るだけじゃ、限界あるよな・・・」。
出展者さんとお話しつつ、アタマの中はフル回転。(゜ー゜#)
そや!こんなシチュエーションはどやろ?
いっそのこと、<ここまで状況を限定> してしまえ!
笑いますか?
“ホワイトデー”の“義理返し:上司(役員)→部下”バージョン。
不況で減ったとはいえ、まだまだオフィスから義理チョコは
なくなりません。
義理チョコがなくならないということは・・・
義理ホワイトデーもなくならない、ということです。
しか〜し、これが曲者。
もらっておいて言うのもなんですが、ぶっちゃけ、
ある程度の役職にある方からのお返しは・・・
イケテナイことが多い。…(^^;)
女性のあなたも、男性のあなたも・・・・・・覚えがありますでしょ?
書きながら、女性読者さんの、
「うんうん、ホンマや」と頷かれる姿が見えます。^^;
男性の方だって、周りの女性社員や、おうちで奥さんや娘さんの
反応をご覧になって、「そやろな・・・」と思われたことが
きっとあると思います。
役員ご本人(や周りの方)が一生懸命選ばれたであろうに・・・
イケテナイ。
それも、気を利かせて(?)
食べ物系以外を選ばれた場合は、特に・・・。(v_v。)
だから、もしこれを
「ホワイトデーのお返しに悩む上司の皆さまへ」
ってことで売ると・・・
・まず、このターゲットの値ごろ感にドンピシャ。
・次に、自分が買いに行っても、代理で買いに行ってもらっても、
(落ち着いた色・パッケージだから)恥ずかしくない。
・デザイン的に○。センスが良くて、木の温かみもある。
・他の人がまず選ばない/思いつかない。(=目利きという評判をGET)
・もうら方も、もらってビックリ、育てて嬉しい。
・食べて(消費して)なくなるものではない。
その上、結構長い間話題にもなる。
・素材の由来を話してエコロジー。育ててエコロジー。
ウンチクを語って自慢もできる。
(↑注!“エコ”ってここらへんの順番で出てくるんです!
決してトッププライオリティーではないことにご注目!)
こんなにいっぱい“あなたが買う/贈る”理由がある。
それに、“モノがモノで終わらない”理由もある。
それを教えてあげれば良いのです。
そうすれば、買う側もハッピー、お店もたくさん買ってもらえて※ハッピー。
あとは、もう少しバリエーションとか、“その後”を考えられればもっと◎。
そのお話しは来週月曜日に。(*^。^*)
※ある程度の役職の方になると、結構な数のチョコをもらわれます。
まとめてドカンとケーキ1台でお返し、とかでない限り、
もらったチョコの数だけお返しも要る=たくさんお買上、という図式です。
これを“バレンタインデー=ホワイトデーの法則”と言います。(←ウソです。^^;)
∞━━━━━━━━━━∞∞━━━━━━━━━━━∞
言葉のデザート
本というのは、
しょせん誰かが先に言ったことが書いてあるだけ。
(“知のデパート”として知られ7月に亡くなった民俗学者・梅棹忠夫さん。
文献より実地調査を重んじた姿勢が言わせた言葉ですね。
今回のトリビアのテーマでも、現場で見る・話す・感じる・考えることからの
気付きを書いています。
面白いですよ、その場で相手と自分の中に“化学反応”が起こるような
もんですから。それを私の師匠は「場の力」と呼んでますね。)
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言葉のデザート
本というのは、
しょせん誰かが先に言ったことが書いてあるだけ。
(“知のデパート”として知られ7月に亡くなった民俗学者・梅棹忠夫さん。
文献より実地調査を重んじた姿勢が言わせた言葉ですね。
今回のトリビアのテーマでも、現場で見る・話す・感じる・考えることからの
気付きを書いています。
面白いですよ、その場で相手と自分の中に“化学反応”が起こるような
もんですから。それを私の師匠は「場の力」と呼んでますね。)
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いかがでしたか?なかなか鋭い分析と説得力のある提案でしょ!
ちなみに、山極さんは「木コログリーン その後!」にその顛末というか経過を記しておられます。
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堀さんにおつなぎします。