ランドセル工房生田 KOBA
Google画像検索のベンチマークテスト
- 2011/08/31 23:00
- 投稿者: kawamoto(oidc) カテゴリ:BMB勉強会
- 表示回数 3,518
BMB事務局の川本です。久しぶりの私的な投稿です。
今年度から新しく立ち上げたデザインプロデュース型商品開発促進事業の情報発信サイトを準備するために、事業の顔となるロゴマークをデザイン依託し、先日、そのデザイン案が上がってきました。
打合せの結果方向性も決まり、念のために特許電子図書館による「図形商標検索」で類似のマークがないかどうか調べております。
そういう話を今朝のBMB勉強会で話題にしていたら、Google画像検索で類似の画像を探すという手もあるよと、TKtoolsの木下さんが教えてくれました。
Googleの画像検索は以前から使っていたのですが、あくまでもキーワードを入力しての検索にとどまっており、gifやjpg画像を直接入力して検索する方法を知りませんでした。
操作は至極簡単で、元となる画像を検索ボックスにドラッグ&ドロップするというMacライクな方法なのでした。
そこで、さっそくマークのデザイン案で画像検索を行ったところ、同色のものや円のモチーフを基調にしたものなど、いろいろと出てきたのですが何となくちゃんと検索されているのかどうか疑わしいような違和感がありました。
具体的に言うと色の明暗や面積比で見ていて、形の類似までは見れていないのでは?という疑問です。
そこで、木下さんと一緒に別の角度からGoogle画像検索の性能テストを行ってみることにしました。
ベンチマークの材料は1ヶ月程前にロゴマークの酷似騒動でニュースになった、「消費者庁シンボルマーク」と「ワールドキャットの登録商標ロゴ」としました。(消費者庁は類似を認めマークを修正する方針ということで格好の材料です)
テストは正確を期すために文字の部分は省き、マークのみとし、ファイル名もa.jpg・b.jpgとファイル名の影響が出ないようにしました。
消費者庁シンボルマーク(左) ワールドキャットの登録商標ロゴ(右)
テストは、それぞれのマークを画像検索し、他方のマークが出てくるかどうかという単純なものです。
結論は両方の検索結果とも、他方のマークは出てきませんでした。
類似の画像についても、色みは似ていますが、ばらつきが大きすぎるという印象です。
今回、こちらが期待していた満足のいく結果は得られませんでしたが、Googleでは、より精密な画像検索として、Google Labsで公開中の画像検索機能「Google Similar Images」を準備しているようです。
検索しているものと類似の画像をまとめて階層化することで、検索結果を絞り込んで表示してくれる機能ということで、技術の醸成を待ちたいと思います。
酷似しているマークが一発検索で出てくれば(あるいは出てこなければ)非常に楽だったのですが、特許電子図書館の膨大なデータベースに分類コードの打ち込みで立ち向かわなければならないようです。(はぁ〜気が滅入る)
今年度から新しく立ち上げたデザインプロデュース型商品開発促進事業の情報発信サイトを準備するために、事業の顔となるロゴマークをデザイン依託し、先日、そのデザイン案が上がってきました。
打合せの結果方向性も決まり、念のために特許電子図書館による「図形商標検索」で類似のマークがないかどうか調べております。
そういう話を今朝のBMB勉強会で話題にしていたら、Google画像検索で類似の画像を探すという手もあるよと、TKtoolsの木下さんが教えてくれました。
Googleの画像検索は以前から使っていたのですが、あくまでもキーワードを入力しての検索にとどまっており、gifやjpg画像を直接入力して検索する方法を知りませんでした。
操作は至極簡単で、元となる画像を検索ボックスにドラッグ&ドロップするというMacライクな方法なのでした。
そこで、さっそくマークのデザイン案で画像検索を行ったところ、同色のものや円のモチーフを基調にしたものなど、いろいろと出てきたのですが何となくちゃんと検索されているのかどうか疑わしいような違和感がありました。
具体的に言うと色の明暗や面積比で見ていて、形の類似までは見れていないのでは?という疑問です。
そこで、木下さんと一緒に別の角度からGoogle画像検索の性能テストを行ってみることにしました。
ベンチマークの材料は1ヶ月程前にロゴマークの酷似騒動でニュースになった、「消費者庁シンボルマーク」と「ワールドキャットの登録商標ロゴ」としました。(消費者庁は類似を認めマークを修正する方針ということで格好の材料です)
テストは正確を期すために文字の部分は省き、マークのみとし、ファイル名もa.jpg・b.jpgとファイル名の影響が出ないようにしました。
消費者庁シンボルマーク(左) ワールドキャットの登録商標ロゴ(右)
テストは、それぞれのマークを画像検索し、他方のマークが出てくるかどうかという単純なものです。
結論は両方の検索結果とも、他方のマークは出てきませんでした。
類似の画像についても、色みは似ていますが、ばらつきが大きすぎるという印象です。
今回、こちらが期待していた満足のいく結果は得られませんでしたが、Googleでは、より精密な画像検索として、Google Labsで公開中の画像検索機能「Google Similar Images」を準備しているようです。
検索しているものと類似の画像をまとめて階層化することで、検索結果を絞り込んで表示してくれる機能ということで、技術の醸成を待ちたいと思います。
酷似しているマークが一発検索で出てくれば(あるいは出てこなければ)非常に楽だったのですが、特許電子図書館の膨大なデータベースに分類コードの打ち込みで立ち向かわなければならないようです。(はぁ〜気が滅入る)