Webコンサルタントの松崎です。
「どうせうちは小さな会社だから、大手には勝てないよ...」
って、支援機関での相談でよく耳にします。
でも、実はそんなことないんです。
むしろ今の時代、小さな会社の方が圧倒的に有利になる分野があります。それも、お金をかけずに。
それが、これまでこのアメブロでえもたくさんの記事で紹介していきた「コンテンツマーケティング」です。
大手企業の弱点
大きいからこそできないことがある
「大手企業は資金力があっていいな」って思いますよね。でも実は、大きいからこそ苦手なことがあるんです。
それは「お客さん一人ひとりの細かいニーズに応える」こと。
大手企業は効率を重視するので、どうしても「平均的なお客さん」向けの商品やサービスを作りがちです。でも実際のお客さんって、みんなそれぞれ違った悩みや要望を持ってますよね。それに対して丁寧に対応できないんです。
「型にはまった情報」しか発信できない
もう一つ、大手企業の弱点があります。
それは「型にはまった情報発信」しかできないこと。
大企業のホームページやブログって、なんだかどこも似たような内容じゃないですか?それもそのはず、大企業では複数の部署でチェックが入るので、どうしても無難で当たり障りのない内容になってしまうんです。
「これって本当にお客さんが知りたい情報なの?」と思うような、表面的な内容が多いです。
お客さんが本当に求めているもの
お客さんが本当に求めているのは何でしょうか?
それは「役に立つ情報」と「信頼できる専門家/プロからのアドバイス」です。
ネットで調べれば基本的な情報はすぐに手に入る時代だから、「実際の現場ではどうなの?」「本当のところはどうなの?」という生の情報に価値があります。
小さな会社だからこそできる「3つの取り組み」
その1:お客さんの「本当の声」が聞こえる
小さな会社って、社長や現場のスタッフが直接お客さんと話す機会が多いですよね。
これって実は、ものすごいアドバンテージなんです。
お客さんの「こんなことで困ってる」「こういう情報が欲しい」という生の声を、フィルターを通さずに直接聞けるから。
大手企業だと、お客さんの声が現場に届くまでに何段階もの報告を経て、最終的には数字やデータに変換されてしまいます。でも小さな会社なら、お客さんの表情や言葉のニュアンスまで感じ取れる。
この違いは、情報発信においてとてつもなく大きな差になります。
その2:「失敗談」も堂々と話せる
大企業では絶対に言えない「実は失敗しちゃった話」や「こんなトラブルがあった話」も、小さな会社なら正直に話せますよね。
実は、この「失敗談」や「裏話」って、お客さんにとってはものすごく価値のある情報なんです。
「同じ失敗をしないために気をつけることは?」
「トラブルが起きた時の対処法は?」
「業界の裏側ってどうなってるの?」
こういう情報は、お客さんが本当に知りたがっていることなのに、大企業では絶対に発信できない内容です。
その3:スピード感のある対応
「昨日お客さんからこんな質問を受けました」
「今朝のニュースを見て思ったこと」
「現場で起きたリアルな出来事」
こういう「今日のできごと」をすぐに情報として発信できるのも、小さな会社の大きな強みです。
大企業では承認に時間がかかって、タイムリーな情報発信は難しい。でも小さな会社なら、思いついたその日のうちに情報を発信できます。
この「鮮度の高さ」も、お客さんにとっては大きな価値になります。
ご指摘の通りです。具体的な事例は嘘になってしまうので、修正いたします。
効果的な3つの取り組み
ケース1:専門分野で「第一人者」を目指す
特定の分野に絞って情報発信を続ける方法です。
例えば工務店なら「古民家リノベーション」、税理士なら「建設業の税務」、製造業なら「特定の技術分野」など、自社が得意とする分野を徹底的に掘り下げて情報発信します。
「○○のことなら、あの会社が詳しい」と認知されるまで継続すると、その分野では大手企業よりも圧倒的な存在感を持てるようになります。地域を超えて相談が来ることも珍しくありません。
ケース2:「お客さんの不安」を解消し続ける
お客さんが抱きがちな不安や疑問に、一つひとつ丁寧に答え続ける方法です。
「こんな時はどうすればいいの?」
「これって大丈夫なの?」
「失敗しないためには何に注意すべき?」
こういった「知りたいけど聞きにくいこと」について、わかりやすく解説し続けると、お客さんからの信頼度が格段に上がります。結果として「ブログを読んで安心したので」という理由で問い合わせをいただくケースが増えます。
ケース3:「現場のリアル」を正直に伝える
現場で実際に起きていることを、正直に発信し続ける方法です。
「今日はこんな課題がありました」
「お客さんからこんな要望をいただいて工夫しました」
「技術的な部分について詳しく解説します」
この「現場の生の声」は、大手企業では絶対に発信できない貴重な情報です。同業者からも「勉強になる」と評価され、技術指導や協業の依頼につながることもあります。
今すぐ始められるコンテンツ戦略
ステップ1:あなたの会社の「隠れた専門性」を見つける
まずは、あなたの会社が他社よりも詳しい分野を明確にしましょう。
「うちには特別な専門性なんてない」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。こおれまでにお客さんからもらった「よくある質問」を10個リストアップしてみてください。
その質問に答えられるということは、その分野についてあなたが専門知識を持っているということです。
ステップ2:「お客さんが本当に知りたいこと」を探す
お客さんと話す機会があるときに、こんな質問をしてみてください。
「業界のことで、普段疑問に思っていることはありますか?」
「同じような会社を選ぶ時、何を基準にしますか?」
「事前にもっと知っておけばよかったと思うことはありますか?」
こういう質問から、お客さんが「本当に知りたい情報」が見えてきます。
すでに営業担当者さんがこういった情報を持っている場合があるので、聞いてみると良いかもしれません。
ステップ3:「あなたならではの視点」で情報発信
リサーチした内容について、あなたの経験や失敗談を交えながら情報発信します。
大切なのは「教科書的な説明」ではなく、「現場で実際に体験したこと」を伝えること。
「実は以前、こんな失敗をして学んだんですが...」
「お客さんからこんな相談を受けることが多いので...」
「業界の人はあまり言いたがらないんですが、実は...」
こういう「リアルな体験談」こそが、あなたの会社にしか発信できない価値ある情報になります。
継続するためのコツ
完璧を求めすぎない
「プロが書いたような完璧な文章じゃないと...」と思って、結局何も発信できずにいる会社も多いです。
でも大丈夫です。
お客さんが求めているのは「文章の上手さ」ではなく「役に立つ情報」です。多少文章が下手でも、実体験に基づいた情報の方がよっぽど価値があります。
無理のないペースで続ける
「毎日更新しなきゃ」と思って、結局続かなくなるパターンもよくあります。
最初は週1回、慣れてきたら週2回程度で十分です。大切なのは「継続すること」。お客さんも「この会社は定期的に役立つ情報を発信してくれる」と思ってもらえれば、それが信頼につながります。
反応を気にしすぎない
最初のうちは、反応が少なくて「本当に効果があるのかな?」と不安になるかもしれません。
でも、情報発信の効果は「積み重ね」です。3ヶ月、6ヶ月と続けていくうちに、必ず「あの記事を読んで問い合わせしました」というお客さんが現れます。
実際、私が知っている成功事例では、ほとんどの会社が「6ヶ月目くらいから効果を実感し始めた」と言っています。
なぜ小さな会社こそコンテンツマーケティングなのか
ここまで見てきたように、コンテンツマーケティングには小さな会社にとって大きなメリットがあります。
お客さんとの距離の近さを活かして、リアルで実用的な情報を発信できる。特定分野での深い専門性を武器に、その分野の第一人者としてのポジションを築ける。意思決定の速さを活かして、タイムリーで鮮度の高い情報を提供できる。
そして何より、限られた予算でも継続的な集客効果を実現できる。
一方、大手企業はどうしても組織の制約があり、個性的で人間味のある情報発信が難しいのが現実です。
つまり、コンテンツマーケティングは「小さな会社だからこそ本領を発揮できる分野」だと思っています。
資金力で勝負するのではなく、「お客さんにとって本当に価値ある情報」で勝負する。これこそが、小さな会社が大手に対抗できる最も現実的で効果的な戦略だと私は考えています。
小さい会社の勝ち方
資金力や知名度では大手企業に勝てないかもしれません。でも「お客さんとの信頼関係」「専門分野での第一人者としての地位」は、小さな会社の方が築きやすいです。
なぜなら、お客さんが本当に求めているのは「商品の宣伝」ではなく「信頼できる専門家からのアドバイス」だから。
そして、その「信頼できる専門家」になるために最も効果的な方法が、継続的な情報発信なんです。
「うちは小さな会社だから...」
そんなふうに思っていたあなたも、きっと今日から見方が変わったのではないでしょうか。
あなたの会社の専門知識と経験は、間違いなく誰かの役に立ちます。そして、それを必要としているお客さんは必ずいます。
大手企業には絶対に真似できない、あなたの会社ならではの価値を、ぜひ多くの人に伝えてください。
小さな会社だからこそできる勝ち方は、今日から始められます!
集客のご相談は初回無料です。
いつでもお気軽にお問い合わせください。
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