Webコンサルタントの松崎です。
前回は映画館・劇場を探すユーザーの行動について書きました。
新しい家族を迎えたい、ペットの具合が悪い、予防接種を受けたい。
ペットショップや動物病院を探すきっかけは様々です。でも、いざ調べようとすると、情報が少なかったり、営業時間がわからなかったり、不安なまま選ぶことも多いのではないでしょうか。
今回は「ペットショップ・動物病院を探す」ときの検索行動から、Web集客のポイントを見ていきます。
ペットショップ・動物病院探しの3つのパターン
ペットショップや動物病院を探す人は、状況や目的によって検索の仕方が変わります。
新しい家族を迎えたい
犬や猫を飼いたい、小動物に癒されたい、初めてのペット飼育を考えている人たちです。
「ペットショップ ○○市」
「子犬 販売 ○○駅」
「猫 ブリーダー 評判」
「小動物 ペットショップ ○○」
どんな子がいるのか、価格はいくらか、飼育のサポートはあるのか。不安と期待が入り混じって検索しています。
急な体調不良・緊急時
ペットの様子がおかしい、事故にあった、夜間や休日に具合が悪くなった。飼い主さんが一番焦る瞬間です。
「動物病院 夜間 ○○市」
「救急 動物病院 近く」
「休日診療 動物病院 ○○」
「犬 嘔吐 病院 すぐ」
一刻も早く診てほしい。そんな切実な思いで検索しています。診療時間、場所、対応可能な症状など、すぐにわかる情報が必要です。
定期通院・健康管理
予防接種、健康診断、トリミング、爪切り。日常的なケアのための検索です。
「動物病院 評判 ○○駅」
「トリミング ペットショップ ○○」
「狂犬病予防接種 動物病院 ○○市」
「ペットホテル 預かり ○○」
信頼できる病院を見つけたい、長く通える場所を探したい。じっくり比較検討しながら選んでいます。
大手チェーンvs個人経営
ペットショップや動物病院を選ぶとき、規模の違いで悩むことがあります。
大手チェーンの安心感と懸念
全国展開、豊富な品揃え、設備の充実。大手には多くのメリットがあります。
でも「スタッフが忙しそう」「相談しにくい」「ビジネスライクで冷たい」といった声も。一人一人に寄り添ってくれるのか、丁寧な説明があるのか、アフターフォローは大丈夫か。こういった不安に応える情報が必要です。
個人経営の魅力と不安
アットホーム、親身な対応、院長先生の顔が見える。個人経営ならではの良さがあります。
ただし「設備は大丈夫か」「急な休診が多いのでは」「高度な治療はできるのか」といった心配も。設備の写真、提携病院の情報、診療可能な内容の明記などで、不安を解消できます。
ペットショップ・動物病院サイトのカスタマーバリア
多くのペットショップや動物病院のサイトには、利用を検討している人が本当に知りたい情報が不足しています。これがカスタマーバリア(ユーザーが離脱する障壁)になっています。
診療時間・休診日のわかりにくさ
動物病院のサイトを見ても、診療時間が見つけにくいことがあります。
トップページに大きく載せていない、PDFでしか見られない、最新情報に更新されていない。こんなサイトが意外と多いんです。
カレンダー形式で休診日を表示する、臨時休診はすぐに更新する、緊急時の連絡先も明記する。基本的なことですが、とても大切です。
料金の不透明さ
ペットの治療費は、人間と違って保険がきかないことが多いです。だからこそ、料金の目安が知りたいんです。
「初診料はいくらか」「予防接種の料金は」「避妊手術の費用は」。大体でいいから、事前に知っておきたい。料金表を載せることで、安心して来院できます。
獣医師・スタッフ情報
誰に診てもらえるか、どんな人が対応してくれるか。これは来院を決める大きなポイントです。
獣医師のプロフィール
「経験豊富な獣医師」だけでは、どんな先生なのかわかりません。
専門分野、経歴、得意な動物、診療方針など、具体的な情報があると信頼できます。先生の写真、ペットへの思い、なぜ獣医師になったかといったエピソードも、親近感につながります。
スタッフの雰囲気
受付の対応、看護師さんの優しさ、トリマーさんの技術。スタッフ全体の雰囲気も大事です。
スタッフ紹介、普段の様子がわかる写真、飼っているペットの話など、人柄が伝わる情報があると、「ここなら安心」と感じてもらえます。
## アクセスと駐車場情報
ペット連れでの移動は、人間だけの時より大変です。
詳しいアクセスガイド
「○○駅から徒歩10分」だけでは、ペットを連れて行けるか不安になります。
歩道の広さ、階段の有無、ペット同伴で通りやすいルートなど、細かい情報があると助かります。バスを使う場合は、ペット同乗のルールも知りたいですね。
駐車場の詳細
大型犬を連れての通院、具合の悪いペットを運ぶとき、車は必須です。
駐車場の有無、台数、料金、停めやすさ。こういった情報を明記しておくことが大切です。近隣のコインパーキング情報もあると親切ですね。
対応動物・診療内容
すべての動物病院が、すべての動物を診られるわけではありません。
対応可能な動物の明示
犬猫はもちろん、ウサギ、フェレット、ハムスター、鳥類、爬虫類。飼育されるペットは多様化しています。
「うちの子、診てもらえるかな」という不安に、はっきり答えることが大切です。対応動物を明記し、珍しいペットの場合は事前相談を促すなど、丁寧な案内が必要です。
専門的な診療・設備
一般診療だけでなく、専門的な治療ができるかも重要です。
歯科、眼科、皮膚科、腫瘍治療、整形外科。どんな専門性があるのか、どんな設備があるのか。レントゲン、超音波検査、血液検査など、院内でできる検査も明記しておきたいですね。
ペットショップの商品・サービス
ペットショップは、生体販売だけではありません。
取り扱い商品の充実度
フード、おやつ、おもちゃ、ケージ、トイレ用品。ペット用品の品揃えも選ぶポイントです。
どんなメーカーを扱っているか、オリジナル商品はあるか、配送サービスはあるか。こういった情報があると、「ここで買いたい」という気持ちになります。
トリミング・ペットホテル
トリミングサロン併設、一時預かり、ペットホテル。こういったサービスも重要です。
料金、予約方法、必要な持ち物、預かり時の様子を見られるか。詳しい情報があると、安心して利用できます。写真や動画で、トリミング後の様子を紹介するのも効果的ですね。
初めて飼う人へのサポート
ペットを初めて迎える人は、わからないことだらけです。
飼育相談・アフターフォロー
「飼えるかな」「ちゃんと世話できるかな」。初めての飼い主さんは不安がいっぱいです。
飼育相談、定期的なフォロー、困ったときの相談窓口。こういったサポート体制があることを、はっきり示すことが大切です。「初心者歓迎」のメッセージがあるだけでも、安心できます。
飼育ガイド・コンテンツ
「犬の飼い方」「猫のしつけ」「ハムスターの適正温度」など、飼育に役立つ情報も求められています。
ブログやコラムで、飼育のコツ、季節ごとの注意点、病気の予防法などを発信することで、「ここは信頼できる」という印象を与えられます。
サイトスタイリング™でペットショップ・動物病院サイトを最適化
当社が提案しているユーザーの流れで最適化するWeb集客メソッド「サイトスタイリング™」で、信頼と安心を届ける集客設計を行なって、ペットショップ・動物病院特有の課題を解決します。
診療時間の見やすさ、料金の明確化、獣医師・スタッフ情報の充実、アクセス案内の整備、対応動物・診療内容の明示。
これらを総合的に改善することで、選ばれるペットショップ・動物病院のWebサイトを実現します。
まとめ
ペットショップ・動物病院探しは、大切な家族の命や健康に関わる重要な選択です。
新しい出会いから緊急時の対応、日常的なケアまで。それぞれの場面で、適切な情報提供が求められています。
その期待に応えるために、Webサイトでできることがたくさんあります。
- 診療時間を見やすく表示する。
- 料金を明確にする。
- 獣医師やスタッフの顔を見せる。
- アクセスを丁寧に案内する。
- 対応動物や診療内容を明示する。
- 初めての飼い主さんに寄り添う。
これらの改善により、安心して選ばれるペットショップ・動物病院になります。
あなたのお店・病院のサイトは、飼い主さんの不安に応えていますか?
一度、初めてペットを飼う人の立場で、サイトを見直してみてください。
コンテンツSEOを含めた総合的なWeb集客について、ペットショップ・動物病院に特化した改善提案も行っています。
初回相談は無料です。
いつでもお気軽にお問い合わせください。
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