つつした
おかずヒント#019 ギリシャのtzatziki「ツァツィキ」青じそで
オフィスしのもです。やわらかい青じそ最盛期!アドリブでギリシャ料理「ツァツィキ」にきゅうりの代用として青じそを使います。ギリシャ語ではτζατζίκιは「ザジキ」の発音らしく このギリシャ料理をフランスで教えてもらった私は そこではみな「ツァツィキ」と呼んでいたため 濁音にしないんです。ドイツの方にお聞きしても「ツァツィキ」だったなぁ。結局 このお料理は ほぼ同じような風味で 中東から東欧まで名前や発音が変えながら存在するようです。
今月7月のある朝ハプニングで時間がなくなり 急いで何か朝食をとなると ヨーグルトで合意できまして。 家族が飛び出していったと思えばすぐ半径5メートル内から青じそ(大葉)を摘んで戻ってきたんです。水洗いし千切りにしてヨーグルトを皿に盛り 真ん中にに盛り付けて「はい!」って。いやーヨーグルトだけをたっぷりいただくって朝に なぜかフルーティなテイストとかハチミツ的なトッピングをイメージしてしまっていたので ん?これは大丈夫かな?と思うのと同時に 遠い昔フランスで教えてもらったギリシャ料理τζατζίκι「ツァツィキ」が脳裏に蘇りました。甘いのでなくおかず またはサラダとしてのおもてなしでした。
お酢仕立てのところてんは小鉢としては好きだけど スイーツとしては黒蜜が良かったなぁ的な感覚でしょうか。
若い頃に友人が今そこにあるものをさっと摘んでおもてなししてくれたことが忘れられず 生涯のテーマのような気がしていて この朝の出来ごとは必ず活かしたいと心おどりました。
【 ad-lib tzatziki 】アドリブでギリシャ料理「ツァツィキ」
・ギリシャヨーグルト→市販のプレーンヨーグルト使用(400g×2)
・ディルをトッピングがお決まり?→使用するミントや青じそで十分(少々)
・きゅうり(西洋の直径4cmくらいある)が主役?→青じそ千切りを代用(ディップならたっぷり/サラダなら少々)ミントみじん切りも少し
・にんにく3〜4かけ(大きさでお好みで)
・オリーブオイル
・黒こしょう
・レモン汁がなければ→白ワインビネガーもなければ→米酢でも良い
これだけ材料をあるもので代用しハードルを下げても 一度味わったことがあれば必ず近づける。
多めのすりおろした生ニンニクが全体を引き締めてくれて完成します。目の前に青い海が感じられるほど地中海料理。
きゅうりなら皮をむき塩もみして水気を取る作業があるけれど 青じそは洗って水気が飛んでいれば 千切りにするだけ。
青じそはディップに近い仕上がりになるのでバゲットに乗せて楽しんだり
今回は 鮭のムニエルに添えるタルタルソースに見立てたり
焼き鮭(カリカリに仕上げずふっくらと!が良い)に「ツァツィキ」もアドリブで成功。
できれば1、2時間冷蔵庫でねかしていただきましょう。
関連memo _____________________
・ 7月の畑ごよみ = 半径5メートル内 = 青じそ
・ 10月の畑だより = 半径5メートル内 = 青じその実
・ 7月の畑だより = 半径5メートル内 = 大葉 あるいは 青じそ
・ おかずヒント#016 乾燥青じそでアドリブ-パスタ
・ おかずヒント#013 「青じそ」夏は素麺で爽やかに
・ おやつヒント#007 青じそジュースで夏バテ知らず
・ おかずヒント#012 主役は「青じそ」で巻き巻き
・ おかずヒント#011「青じそ」1週間のおにぎり