Webコンサルタントの松崎です。
前回は不動産(賃貸・購入)を探すユーザーの行動について書きました。
今回は「リフォーム業者を探す」ときの検索行動から、Web集客のポイントを探ります。
長く同じ家に住んでいると、あちこち気になる箇所が出てきて、リフォームを考えるようになります。
でも、リフォーム業者選び、これが以外に簡単じゃない。
リフォーム業者探しの不安要素
リフォームって、人生で何度も経験するものじゃありません。
だから、みんな不安なんです。
悪徳業者に騙されたらどうしよう。
相場がわからない。
工事中の生活はどうなる。
本当にイメージ通りに仕上がるのか。
こういった不安を抱えながら、恐る恐る業者を探し始めます。
まずは情報収集
知りたいのは相場
「キッチン リフォーム 相場」
「トイレ 交換 費用」
「外壁塗装 価格 目安」
「お風呂 リフォーム いくら」
最初の検索は、ほとんどが価格関連です。
でも、多くのリフォーム業者のサイトは「お見積もり無料!」ばかり。
概算すら教えてくれません。
次に探すのは施工事例
価格の目安がついたら、次は実例を見たくなります。
「リフォーム ビフォーアフター」
「キッチン リフォーム 事例」
「築30年 リノベーション」
写真で変化を見て、「うちもこんな風になるかな」とイメージを膨らませます。
でも、さまざまな情報を収集しようとしても、それを阻んでいる要因がいくつもあります。
リフォーム業者サイトのカスタマーバリア
リフォーム業者のサイトには、多くのカスタマーバリア(ユーザーが離脱する障壁)があります。
価格が不透明すぎる問題
一番のカスタマーバリアは、やはり価格の不透明さです。
「現地調査後にお見積もり」
「まずはお問い合わせください」
「ご予算に応じて提案します」
気持ちはわかりますが、ユーザーは概算でいいから知りたいんです。
キッチンリフォームなら50万〜200万円、みたいな幅があってもいい。
全く目安がないと、問い合わせすらできません。
施工事例の情報不足
ビフォーアフターの写真はあるけど、詳細がない。
工期はどれくらい?
費用はいくら?
どんな要望があったの?
工事中はどう過ごした?
こういった具体的な情報がないと、参考にならない。
会社情報が薄い
リフォームは高額で、家に入って作業してもらうサービス。
だから、どんな会社か、どんな人が来るのか、すごく気になります。
創業何年?
施工実績は?
保証はある?
職人さんはどんな人?
こういった情報が少ないと、不安で依頼できません。
相見積もり前提の検索行動
複数社を比較する理由
リフォームでは、3〜5社から見積もりを取るのが一般的です。
価格だけでなく、提案内容、対応の良さ、信頼感を比較したいから。
「○○市 リフォーム業者 比較」
「リフォーム 相見積もり ポイント」
「リフォーム業者 選び方」
こういった検索をして、業者選びの基準を探しています。
一括見積もりサイトの存在
最近は、一括見積もりサイトも増えています。
便利な反面、登録後の営業電話に悩まされることも。
だから、自社サイトで十分な情報を提供し、直接問い合わせてもらえる環境を作ることが大切です。
地域密着vs大手の悩み
地域密着型の強み
地元の小さなリフォーム店。
アフターフォローの安心感、融通の利きやすさ、地域での評判。
でも、情報発信が弱いことが多い。
大手の安心感
全国チェーンの大手リフォーム会社。
ブランド力、保証制度、施工実績の豊富さ。
でも、価格が高めで、担当者がコロコロ変わることも。
どちらを選ぶか、ユーザーは悩んでいます。
口コミと評判の重要性
Googleの口コミをチェック
リフォーム業者選びで、Googleの口コミは必ずチェックされます。
実際の施工品質はどう?
対応は丁寧?
追加費用は発生した?
アフターフォローは?
生の声を求めて、口コミを読み込みます。
施工後の写真投稿
最近は、お客様自身がSNSに投稿することも増えました。
「#リフォーム」「#リノベーション」で検索して、実例を探す人も。
業者側から、投稿を促す仕組みがあると効果的です。
不安を解消する情報提供
工事の流れを詳しく説明
問い合わせから工事完了まで、どんな流れになるのか。
これを詳しく説明することで、不安が軽減されます。
- 問い合わせ・相談
- 現地調査
- 見積もり提出
- 契約
- 着工準備
- 工事
- 完成・引き渡し
- アフターフォロー
各段階で何をするか、期間はどれくらいか、明確にしましょう。
よくある質問の充実
リフォームには、みんなが抱く共通の疑問があります。
住みながら工事できる?
追加費用が発生することは?
保証期間は?
支払いタイミングは?
これらに丁寧に答えることで、信頼感が生まれます。
スマホ対応と使いやすさ
施工事例の見やすさ
スマホで施工事例を見るとき、写真が小さかったり、読み込みが遅かったり。
これでは、せっかくの事例が活きません。
大きな写真でビフォーアフターが比較できる。
スワイプで次の事例に移動できる。
条件で絞り込める。
こういった工夫が必要です。
問い合わせのしやすさ
電話、メール、LINE、チャット。
複数の問い合わせ方法を用意することで、ユーザーの好みに対応できます。
特にLINEは、写真を送って相談できるので便利。
「この部分を直したいんですが」と、気軽に聞けます。
サイトスタイリング™で整える
当社が提案しているこれからのWeb集客メソッド「サイトスタイリング™」は、リフォームを検討する人の不安を一つずつ解消していきます。
- 価格の目安を明確に表示。
- 施工事例に詳細情報を追加。
- スタッフや職人の顔が見える紹介。
- 工事の流れを動画で説明。
- お客様の声を充実。
これらの改善により、問い合わせ率が大幅に向上します。
さらに、相見積もりでも選ばれる確率が上がります。
差別化のポイント
専門性を打ち出す
「水回り専門」「外壁塗装専門」「マンションリフォーム専門」など、
得意分野を明確にすることで、その分野を求める人に選ばれやすくなります。
保証とアフターの充実
10年保証、24時間対応、定期点検サービスなど、
工事後の安心を提供することで、差別化できます。
地域での実績
「○○市で20年、施工実績1000件」など、
地域での信頼と実績をアピールすることも重要です。
まとめ
リフォーム業者選びは、高額な買い物への不安と、生活への影響を心配する、難しい選択です。
価格の透明化。
施工事例の充実。
会社情報の開示。
口コミへの対応。
不安を解消する情報提供。
これらを一つずつ改善することで、信頼される業者として選ばれるようになります。
リフォームを検討している人の不安に応えられているか。
相見積もりの中から選ばれる理由を、明確に伝えているか。
一度、初めてリフォームを検討する人の立場で、サイトを見直してみてください。
きっと改善点が見つかるはずです。
コンテンツSEOを含めた総合的なWeb集客について、リフォーム業者に特化した改善提案も行っています。
初回相談は無料です。
いつでもお気軽にお問い合わせください。
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