テクニカルSEO チェックシート|集客力アップの25項目

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前回「テクニカルSEOのやり方 まとめ」、前々回「ホームページは作っただけじゃダメ!テクニカルSEOで集客力アップ」の記事で、その重要性やメリットなどを見てきました。

ただ、専門用語が多く何をチェックすれば良いかわからない方も多いだろうなあと思いまして、自分のホームページのテクニカルSEOの状況ををチェックできるシートを作ってみました。

このチェックシートを使えば、あなたのホームページが技術的にどれだけ最適化されているかを簡単に確認できます。

テクニカルSEOは一度だけの対応で終わりではなく、定期的なチェックと継続的な改善が大切です。このリストを活用して、あなたのホームページの「見えない品質・性能」を高めて、ユーザーに親切な配慮ができているホームページにしていきましょう。

テクニカルSEOチェックシート

1. セキュリティ関連チェック項目

セキュリティはユーザーの信頼とGoogleからの評価の両方に直結する重要な要素です。

  • [ ] すべてのページがHTTPS化されている
  • [ ] HTTP版から適切にリダイレクトされている
  • [ ] 混在コンテンツの警告がない
  • [ ] WordPressなどのCMSは最新版に更新されている
  • [ ] バックアップが定期的に取得されている

2. モバイル対応チェック項目

2021年以降、Googleはモバイルファーストインデックスを完全導入しました。スマホでの表示が検索順位に大きく影響します。

  • [ ] すべてのページがモバイルフレンドリーとなっている
  • [ ] スマホで文字が読みやすいサイズになっている(16px以上推奨)
  • [ ] タップ要素が十分な大きさと間隔を持っている(44px×44px以上推奨)
  • [ ] 横スクロールが発生しない
  • [ ] メニューがスマホで使いやすく最適化されている

3. ページ表示速度チェック項目

ページの表示速度はユーザー体験とコンバージョン率に直結します。Googleのコアウェブバイタルも重要な指標です。

  • [ ] LCP(最大のコンテンツの表示時間)が2.5秒以内
  • [ ] INP(インタラクションの応答速度)が200ミリ秒以内
  • [ ] CLS(視覚的安定性)が0.1以下
  • [ ] 画像が適切に最適化されている
  • [ ] JavaScriptの読み込みが最適化されている

4. サイト構造チェック項目

適切なサイト構造はユーザーと検索エンジンの両方にとって重要です。

  • [ ] すべての重要ページが3クリック以内でアクセスできる
  • [ ] 適切なパンくずリストがある
  • [ ] サイトマップが最新情報に更新されている
  • [ ] 404エラーページがない(または適切に対処されている)
  • [ ] URLが簡潔で理解しやすい

5. HTML構造チェック項目

HTMLの適切な構造化は、検索エンジンがコンテンツを理解するために非常に重要です。

  • [ ] 各ページに個別のタイトルタグとメタディスクリプションがある
  • [ ] H1タグは各ページに1つだけ使用されている
  • [ ] 見出し(H1〜H6)が階層的に使用されている
  • [ ] すべての画像に適切なalt属性がある
  • [ ] 内部リンクが適切に設定されている

チェックリストの活用方法

定期的なチェックの習慣化

テクニカルSEOは一度対応して終わりではありません。定期的にチェックできるなスケジュール作って取り組んでいきましょう。

  • 毎月1回:ページ速度のチェック、404エラーの確認
  • 四半期に1回:サイト全体のチェックリストを使った確認
  • 半年に1回:詳細な分析ツールを使った総合的なチェック
  • サイト更新時:更新したページの再チェック

優先順位をつけた改善

チェックの結果、すべての項目が完璧に最適化できていることはほぼないと思います。
なので、下のような優先順位で取り組みを進めることをおすすめします。

  1. セキュリティ関連(HTTPS化など)
  2. クロール・インデックス関連(404エラー修正など)
  3. モバイル対応の深刻な問題
  4. ページ速度の改善
  5. その他の最適化

特にユーザーの使いやすさに影響する項目から取り組むと、効果が高いです。

改善結果のチェック

テクニカルSEOの改善は感覚だけでなく、その効果をきちんと確認することが重要です。
無料で利用できるツールを使って、改善前後のデータをチェックを行いましょう。

1. 検索エンジン評価

インデックス状況の変化
Google Search Consoleで「インデックスのカバレッジ」レポートを確認し、クロールされたページ数やインデックス登録状況の改善を測定します。テクニカルSEO改善直後は、1週間ごとにチェックして変化を記録しましょう。
検索順位の推移:Rank Trackerなどのツールを使って、主要キーワード10~20個の順位変動をグラフ化します。業種によって異なりますが、一般的にテクニカルSEO改善後1~3ヶ月で効果が表れ始めます。

2. ユーザー行動指標(Google Analytics)

ページ滞在時間の変化
特に表示速度を改善した場合、ユーザーが各ページで過ごす時間が増加しているかを確認します。業界平均と比較して評価するとより客観的です。

ページ離脱率の減少
特定のページからの離脱率が改善前と比べて低下しているかを確認します。モバイルとデスクトップ別に分析すると、デバイス特有の問題点も浮き彫りになります。

ユーザーの回遊率
1セッションあたりのページビュー数が増加していれば、内部リンク構造の改善が効果を発揮している証拠です。

3. ビジネス成果指標

問い合わせ数・成約率の変化
最終的にはビジネスへの貢献が重要です。月ごとの問い合わせ数や成約率を記録し、テクニカルSEO改善との相関を分析します。

費用対効果の計算
テクニカルSEO改善にかかったコスト(時間や外注費)と、それによって得られた追加収益を計算します。例えば「モバイル最適化による表示速度向上→コンバージョン率2%アップ→月間売上10万円増」といった形で因果関係を追跡します。

こういったポイントを定期的に測定・記録し、スプレッドシートなどでグラフ化すると、テクニカルSEOの効果が理解できるようになってきます。データに基づいた分析は、さらなる改善点の発見やミーティングでの報告にも役立ちますよ。

まとめ:テクニカルSEOチェックシートの活用

テクニカルSEOは、一度対応すれば終わりというものではありません。ホームページの技術や検索エンジンのアルゴリズム(検索順位の評価の仕組み)は常に進化しています。

この記事で紹介したチェックシートを活用し、定期的に自社ホームページの状況を確認してみてください。チェックシートに基づいた改善を積み重ねることで、ホームページの検索順位向上、ユーザー体験の改善、そしてコンバージョン率アップにつながります。

テクニカルSEOは専門的な知識が必要な分野ですので、自社での対応が難しい場合は、当社のWeb集客の内製化を目的としたWebコンサルティングサービスでサポートさせていただきます。プロの目線でホームページを診断し、最適な改善提案を行います。

より詳しい内容や最新情報は、当社ブログの「Webサイトの集客力を左右するテクニカルSEO」の記事にも掲載しています。ぜひあわせてご覧ください。

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