ホームページは作っただけじゃダメ!テクニカルSEOで集客力アップ

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ホームページは、たっだ作っただけじゃダメなんです。

何も考えずにただ作るだけだと、見た目はキレイなホームページは出来上がるのですが、
「問い合わせがない」
「リニューアルしたのにアクセスが減ってしまった」
ってことになってしまいます。

これ、めちゃくちゃ多いんです。

なぜ、こんなことになるんかというと、ホームページは見た目の良さだけ機能しているわけじゃないからなんです。裏側に、そのスペックを左右する性能が存在していて、それを正しく調整してあげないと、ホームページはきちんと機能しません。
デザイン上の見た目からは判断できない性能「テクニカルSEO」と呼ばれる技術的な部分が大きな影響を与えています。

今回は、この「テクニカルSEO」について、見ていこうと思います。
詳しい内容は当社ブログ「Webサイトの集客力を左右するテクニカルSEO」でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

テクニカルSEOとは何?

テクニカルSEOは簡単に言うと「検索エンジンがホームページを正しく理解できるように、技術面から最適化すること」です。

工場で例えるなら、製品(コンテンツ)がいくら優れていても、機械のメンテナンスがしっかりしていないと、不良品が出たり生産効率が落ちたりするようなものです。テクニカルSEOは、いわばホームページという機械の調整やメンテナンスにあたります。

私は支援機関で相談に来られた方に、テクニカルSEOは「ホームページでの親切な配慮」だとお話ししています。
お店で例えるなら、商品の良さだけでなく、清潔な店内、親切な接客、わかりやすい商品陳列などが、お客様の満足度や購買意欲を高めるのと同じです。

残念ながら、多くの中小企業のホームページは、このテクニカルSEOの部分が不十分なままがとても多いです。理由は、制作会社の知識/スキル不足、予算が少ない、手抜き制作などいろいろ考えられますが、正直90%近くが性能不足のホームページです。
見た目はキレイで今風のデザインだったとしても、「裏側」の性能がきちんと調整ができていないので、せっかくのホームページが力を発揮できずにいるのです。

良くある失敗パターン(見た目だけの着せ替えリニューアル)

「デザインをおしゃれにしたのに、なぜかアクセスが減った…」

これは私が支援機関の相談員として頻繁に耳にする相談です。
見た目だけをリニューアルしたホームページは、思わぬ落とし穴にハマってしまっています。

【よく見かける失敗パターン】

  • かっこいいモーションや画像をたくさん使って、表示が極端に遅くなった
  • スマホで見た時の使いやすさ/見やすさが考慮されていない
  • ホームページの内部構造が検索エンジンに理解しづらくなっている
  • リニューアルでURLが変わり、これまでの検索順位が消えてしまった

特に問題何なことは、こういった問題点が発注者である中小企業からは見えにくく、性能不足を見つけられないこと。制作会社から「デザインが新しくなりました!」と言われれば、それだけで満足してしまいがちです。

ホームページの本当の価値は、見た目と中身、そして裏側の性能が整ってこそ発揮されるものなのです。

テクニカルSEOの5つの重要ポイント

具体的に、どのような点に気をつければよいのか、重要な5つのポイントをご紹介します。

1. スマホでの見やすさとサクサク表示

今や多くの人がスマホでホームページを見ています。
単に「スマホでも表示される」というだけでなく、スマホユーザーが快適に閲覧できる環境づくりが大切です。

Google検索では「コアウェブバイタル」という指標が重視されています。これは「ユーザーがどれだけ快適にサイトを利用できるか」を表す物差しです。例えば、ページの読み込み速度や、読み込み中の画面の安定性などがチェックされます。

私はこれを「お客様をお待たせしない接客」だと思っています。お店で長時間待たされると印象が悪くなるように、ホームページでもユーザーをお待たせしないことが大切なのです。

2. ページの表示速度を速くする

表示が遅いホームページは3秒で40%のユーザーが離脱します。
いくら良い情報が掲載されているとしても、表示が遅ければ多くの人に見てもらえない、ということです。

これに対応するために効果的なのが画像とJavaScript、Webフォントの最適化です。画像を軽量化したり、最新の画像形式(WebPなど)を使えば、見た目の品質はそのままに、ファイルサイズを半分以下にできることもあります。また、JavaScriptというコンテンツの動きをつける仕組みも適切に調整したり、必要最低限のWebフォントだけを使うことも重要です。

こうした箇所をはじめ、性能をアップさせるための取り組みをきちんと行えば、表示速度の改善が改善されてユーザーがスムーズにホームページにアクセスできるようになり、アクセス数が2~3割増加したケースもあります。表示速度は目に見えにくいですが、実はとても重要な要素なのです。

3. ホームページの構造を整理する

ホームページの構造は、本の目次のようなものです。
適切な見出し(H1~H6)があれば、読者もGoogleもページの内容を理解しやすくなります。さらに視覚に障害のある方が使う読み上げソフトでも、スムーズな利用が可能となり、誰も差別しないホームページにすることができます。

残念ながら、見た目重視の制作では、こういった部分がとてもおろそかになり、誰にとっても不親切で、Googleにも内容を理解してもらいにくい状況を作っています。例えば「見た目優先で見出しタグをめちゃくちゃで使っている」「H1が複数ある」などの問題がよく見られます。

これは、棚卸や在庫管理が整理されていない倉庫のようなもの。商品(情報)は在庫してあるはずなのに、どこにあるのか見つけられないという状態です。

4. セキュリティ対策をしっかりと

セキュリティ対策は、訪問者の安全を守るだけでなく、ホームページの信頼性を高める重要な要素です。
今ではhttpsによる暗号化(常時SSL)は当たり前の設定になっています。

常時SSLが正しく設定されていないホームページには「保護されていない通信」という警告が表示され、ユーザーに不安を与えてしまいます。
また、これとは別に、WordPressなどの更新システムを使っている場合は、定期的なバックアップやアップデート作業がセキュリティ対策では欠かせません。

どんなにオシャレで流行りのメニューを出すお店であったとしても、衛生管理ができていなくて不潔であれば、お客様は安心して食事を注文できません。
ホームページも同じです。

5. 誰もが使いやすいホームページづくり

「ウェブアクセシビリティ」という言葉をご存知でしょうか?
障害のある方も含め、誰もがホームページを利用できるようにする取り組みのことです。2024年4月からすべての事業者が合理的な配慮を行うことが法律で義務化されています。
具体的に取り組みが必要な箇所としては、色のコントラストを適切にする、キーボードだけで操作できるようにする、画像の説明を入れるなどの設定が含まれます。

これは特定の人のための「特別対応」ではなく、すべての人にとっての使いやすさ向上につながります。例えば、明るい屋外でスマホを見る時や、片手でホームページを操作する時なども、こうした配慮が役立ちます。

街のバリアフリー化が車椅子の方だけでなく、ベビーカーや高齢者にも便利なように、ホームページの「バリアフリー化」は多くの人の助けになります。

テクニカルSEOの5つの効果

これらのテクニカルSEO対策をきちんと実施すると、どのような効果が期待できるでしょうか?

  1. 検索順位の向上
  2. 訪問者の満足度アップ
  3. サイト内での滞在時間延長
  4. 問い合わせ・購入率の向上
  5. 企業の信頼性向上

1. 検索順位の向上

Googleは技術的に整えられたホームページを高く評価します。
表示速度が速く、モバイルフレンドリーで、適切な構造を持ったホームページは、同じ内容のホームページよりも上位に表示されやすくなります。検索結果の上位表示は、より多くの潜在顧客の目に触れる機会を生み出し、訪問者数の増加につながります。

2. 訪問者の満足度アップ

使いやすいホームページは訪問者の満足度を高めます。
すぐに表示され、見やすく整理された情報、ストレスなく操作できる環境は、訪問者に良い印象を与えます。例えば、店舗でいえば、清潔で商品が見やすく陳列され、店員の対応が良いお店に、お客様が好印象を持つのと同じです。

3. ホームページ内での滞在時間延長

ストレスなく閲覧できるホームページでは、訪問者がより長く滞在してくれます。
読み込みが速く、情報が整理されていれば、ユーザーは意識せずに内容を読み込んでいくようになりますし、快適に閲覧できるため途中で離脱することも少なくなります。滞在時間の延長は、Google評価にも好影響を与えるといわれています。

4. 問い合わせ・購入率の向上

使いやすいホームページは問い合わせや購入といった成約につながりやすくなります。
訪問者がストレスなく情報を得られ、スムーズに問い合わせフォームや購入ボタンにたどり着けるようになれば、コンバージョン率(成約率)は自然と向上します。使いにくいホームページでは、興味を持っていても途中であきらめてしまうことがあるのです。

5. 企業の信頼性向上

表も裏もしっかりとしているホームページは、企業イメージも高めます。
セキュリティ対策がされていて、情報が整理され、誰でも使いやすく配慮されたホームページは、「この会社は細部まで気を配っている」という印象を与えます。特に初めて接点を持つ企業では、ホームページの質が会社の信頼性やイメージを左右することも少なくありません。

これら5つの効果はお互いに関連しています。
技術的に最適化されたホームページは検索上位に表示されやすくなり、訪問者は快適にホームページを閲覧できるようになります。その結果、ホームページ内での滞在時間が延び、最終的には問い合わせや購入といった成果につながりやすくなります。

テクニカルSEOは「親切な配慮」

テクニカルSEOの本質は「ホームページでの親切な配慮」です。

お店を訪れたお客様が気持ちよく過ごせるよう、店内を清潔に保ち、商品を分かりやすく陳列し、丁寧に接客するのと同じことなのです。実店舗では、当たり前に行われ、スタッフもお客さんも理解していることなのに、ホームページになると一転して不親切が横行します。お店もホームページも訪問してくるのは同じ人なのに。

小さな配慮の積み重ねが、結果としてGoogleからの評価向上につながり、より多くの人に情報を届けられるようになるのです。テクニカルSEOは決して難しいテクニックではなく「訪問者への思いやり」なのです。

詳しい内容は当社ブログ「Webサイトの集客力を左右するテクニカルSEO」でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

キレイな見た目だけじゃダメなんです。

ホームページは会社の顔であり、24時間365日働き続ける営業マンです。その価値を最大化するためには、コンテンツの質だけでなく、技術的な品質も高める必要があります。

工場の設備と同じで、定期的なメンテナンスや更新が欠かせません。残念ながら、多くのWeb制作会社では、デザインや見た目ばかりに注目して、裏側のテクニカルな部分をおろそかにしがちです。

当社では、10ヶ月間で取り組むWebコンサルティングサービスの中で、テクニカルSEOを徹底的に取り組む期間を設けて、最大限の親切な配慮を行っています。キレイなデザインと親切な配慮の両方を兼ね備えたホームページへの改善を支援しています。

あなたのホームページは、テクニカルな部分(親切な配慮)がきちんとできていますか?
見た目だけでなく、裏側もしっかりと整備することで、真の集客力を発揮できるホームページに生まれ変わります。

ホームページの集客でお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
初回相談は無料です。
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