【真面綿】まじめんケット
3月の畑だより = 半径5メートル内 = ローズマリー
オフィスしのも です。植物図鑑では「ローズマリーの開花時期は11〜5月」と幅があるものの 毎年 見頃は変わります。今シーズンは 半径5メートル内にある十数年もののローズマリーひと株が 昨年の初冬からどんどん咲き始めて 3月に入っても薄紫の花が儚げに美しい姿を見せています。花がたわわのころは切り花としても楽しめます。
Field letter in
March 【 Rosemary Fresh or
dried 】
3月の畑だより「ローズマリー」花の季節
ローズマリーがハーブとして強靭で夏はどんなに暑くてもへこたれないし また越冬も耐えるから
本当に放ったらかしでした。しかし元気そうに枝を伸ばしていても花が少ないこともあるんです。きっと
「根詰まりに気をつかってほしい!」
「株分けをしてほしい!」
と ローズマリーの悲鳴だったのかもしれません。
少し根元を空かしてあげたこの冬は本当に長い期間 花を見せてくれています。
淡い青紫の可憐な花が咲いていると 近づいてひとつひとつの小さな花を間近で見ます。
そして意外なほど力強い幹の硬さにも驚きます。
これまで 魚や鶏肉料理の臭み対策や はちみつレモンへの風味付けに 葉の摘みたてを使ってきました。
ローズマリーの枝葉は簡単にドライになるので それを使い室内でのスモークづくりに一役買ってもらいます。
キャンプもグランピングもしない人々も 仕事休みには 燻製をつまみたい。
それは 洗練されてゆく現代のキャンプ用品からも触発されているのかもしれません。
洒落た野外の料理風景として あの煙がくすぶる映像と香りが
プリミティブな原点回帰となって 良き体験ができます。
スモークづくりに 桜だとかのチップが必要かというと そんなことはありません。
ついついブレイクにコーヒーを淹れているうちに 茶葉を余らせがちな自分にとって「紅茶がチップ代わりになる」というのは
画期的な情報でした。
紅茶、みかんの皮、ローズマリー
や ローリエ(などのハーブ)、すべてあるものでスモークづくりはスタートできるのです。
・
ウィンナー、ジャガイモ、ゆで卵ならすぐ手元にありました。ししゃも、ナッツ、たくあん、チーズも欲しくなりますが まずはあるものでスタート。ジャガイモは蒸して皮をむく。塩胡椒またはハーブソルトをまぶしておきます。ゆで卵はめんつゆに漬けておきます。
・ フライパンにアルミ箔を敷き 再度内側にもう一枚アルミ箔を敷いた上に上記の材料を並べます。
・ ちょうど良い網があれば浮かせて載せます。
・ 下ごしらえした具材を網に並べてもう一度 アルミ箔を貼ります。そして蓋をします。
・
高温で短時間で燻す「熱燻」、60度くらいで2時間程度燻す「温燻」、弱火で長時間燻す「冷燻」方法から自分に合ったスタイルを選びます。
今回はもちろん「熱燻」。
煙がくすぶってくると感動もの。
どこまで燻すかお好みで見極めることになります。
仕事の合間にひとつまみ。
小腹を満たすのにとても良い味方になってくれる一皿盛りあわせの完成です。
関連memo _____________________
・ 2月の畑だより = 半径5メートル内 = ミツバ
・ 1月の畑だより = 半径5メートル内 = ノビル