とうとう来ました!
2024年、つまり今年の4月から、すべての民間の事業者のホームページのバリアフリー化(ウェブアクセシビリティー)が義務化されます。
2024年4月からウェブアクセシビリティ義務化
そんなん知らんよー!て方がほとんどだと思いますが、事実です。
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政府広報オンラインの告知ページ
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202310/2.html#c1
民間事業者の合理的配慮が義務化されます
令和3年(2021年)に、障害者差別解消法(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)が改正され、国や地方公共団体などに義務付けられている合理的配慮の提供が、民間の事業者も義務化されることになり、令和6年(2024年)4月1日に施行されます。
障害のある人への合理的配慮とは、社会生活の中にあるバリア(障壁)を取り除くために何らかの対応を必要としている場合には、負担が重すぎない範囲で対応することです。例えば、日常生活であれば「駅員が車いすの乗客の手助けをする」「窓口で筆談、手話などを用いて意思疎通する」といったことです。また、その合理的配慮を的確に行うため、環境の整備が努力義務となっており、ウェブサイトの場合ではJIS X 8341-3:2016に準拠したウェブサイトを作り、ウェブアクセシビリティを確保することがこれに当たります。
企業の社会的な責任として合理的配慮を行う事業者が増えることは、私たちがウェブサイトを情報インフラとして利用する上でとても大切なことです。
政府広報オンラインは、内閣府大臣官房政府広報室が運営していますので、そのホームページに載っているということは、マジな情報です。
あとほぼほぼ1ヶ月で義務化されますが、ほとんどの方が知ら〜んって感じです。
大阪産業局で専門家として活動していますが、そこで周りのスタッフの方や相談に来られる企業さんにも話してみますが、ほとんどの方がポカーンて感じです。
なんだけど、4月から始まっちゃいます。
じゃぁ、まぁしゃーないかやらないと!
そもそもウェブアクセシビリティってなんですか?って感じですよね。
ウェブアクセシビリティとは
インターネット上の情報やサービスを、ハンディキャップの有無にかかわらず、
すべての人が不便なく利用できるようにすることです。
ホームページのバリアフリー化ってことです。
障害者差別解消法に基づく取り組み
先に紹介した政府広報にあるように、もともとは障害者差別解消法に基づくもので、 障害のある方をあらゆるシーンで差別しないように取り組むことを社会全体で進めていく。ネットでは、ウェブアクセシビリティに最適化するということになります。
世の中は、健常者ばっかりじゃなくて、様々なところにハンディキャップを持っている方がいらっしゃいます。現実の世界では、車椅子であちこち行けるようにエレベーターが設置されたり、電車の乗車口もホームが加工されて乗りやすくなったりしています。また、盲導犬同伴がOKなお店が増えたり、手話通訳されるシーンが増えたり、公共の多くの箇所に点状ブロックが設置されたり、広めのスペースの駐車枠がショッピングセンターなどで設置されたりと、 あらゆる場所やシーンでその取り組みが進められています。
どんどんとバリアフリー化が進んでいます。
あなたも自分自身でそう感じますよね?
こういった社会全体のバリアフリー化が、あなたのホームページにも求めるられるようになったと言うことです。
すごく真っ当なことですよね。
やらなくても罰則はない
今のところ、法的な罰則は発生しないようです。
なので、ほとんどの事業者さんは今回の義務化をスルーする人が多いんじゃないかなと思います。
でも、それってどうなのかなぁって思います。みんなが自由に同じことができるようにするって、商売以前の問題だと思うんですよね。
なんとなくよくわからないから、私ぐらいは対応しなくていいか!って気持ちはちょっと…って。
きちんとやろうとする方は、どんなことをしなければならないのかっていうことを、まず初めに知ってもらうのがいいのかなと思います。ウェブアクセシビリティについて知ってもらうのにピッタリ資料がデジタル庁から2022年12月6日に出されています。
デジタル庁からウェブアクセシビリティ導入ガイドブックが出ている
デジタル庁から2022年12月6日に「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」が公開されています。
ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック
https://www.digital.go.jp/resources/introduction-to-web-accessibility-guidebook
誰でも無料で見れますので、ちょっとチラッと見てみてください。
最初のほうはちょっと小難しいことがつらつらと書かれていますが、中盤以降は簡単なイラストともに、どういうことがウェブアクセシビリティに問題となってくるのかが、見て読んでわかりやすくなっています。
ネットのことだから、すぐにわからないだろうと思って、見て見ぬふりせずに、導入ガイドブックに目を通されて、4月から出なくてもいいので、少しずつ誰に対しても優しいホームページへと改善していって欲しいなと思います。
ちなみに、うちでは対応するサービスを開始しています。
ウェブアクセシビリティの検証/改善
https://www.ryu-raku.co.jp/webconsulting/web-accessibility.html
最後の宣伝(笑)
(この記事には画像があります。画像部分は外部ブログサイトで見れます。)