治部電機株式会社

変圧器による電灯回路2分岐

  自家発電設備の増強が盛んに行われております。

電力の喪失をブラックアウトと呼びますが、一瞬たりとも停電が許されない場所では自家発電装置の導入が粛々と進行しております。
導入されれる発電機も、大型のものが多く、三相動力の発電機がほとんどです。そこから、電灯用100Vに変換するのも変圧器の仕事です。
概ね結線で変換されるのがほとんどですが、スコット結線トランスを用いて、電灯二回路を出力される場合もあります。
 

バイオマス燃料製造装置

  いま、バイオマス燃料が注目されています。

そんな中、バイオマス燃料をつくる装置でも、私たちのトランスが選ばれています。
 

原料を非食用植物種子に特定して、植物種子からバイオマス燃料を製造する工程の効率化、低コスト化を図る。

バイオマス燃料搾油と同時に生成する炭化物をファインケミカルとして高付加価値化。

熱分解には過熱蒸気発生装置を利用し熱効率が高い。

これらの特長を持つ装置を動かすのも電気です。
今回は、熱分解処理に関わる部分の変圧器を製作いたしました。
 

食品業界でも

  • 投稿者:  
  • 表示回数 686

   食品業界でも、変圧器は活躍しております。

具体的には、ヨーロッパ、アメリカの優れた食品加工機械を動かすのも電気です。

食品工場のライン化機械やオーダーメイドコンベヤと各種加熱調理機械を組み合わせた、最新の自動調理~検査、パッケージまで行う食品加工機の電源として使われています。

加工機は、材料を切断機を使い切り刻み、充てん機で材料を供給し調味料と配合する

そして、成型機を使って大きさや形を整える。

形が決まれば、焼いたり、揚げたり、蒸したり、冷凍したりも電気で制御されます。

勿論、直接のエネルギー供給として変圧器が使われています。

多巻線変圧器とは

 変圧器は様々なところで活躍しております。
 

成型機や充てん機、切断機や洗浄機など産業機械にも、電気エネルギーを供給して、最適な制御を司っています。

今回ご紹介する変圧器は、多巻線変圧器とも呼ばれ、1台の変圧器で3つ以上の巻線回路からなる変圧器です。
具体的には、入力側の1次回路 と 2次回路三相、3次回路単相 からなる変圧器です。
食品機械用電源変圧器

耐電圧AC10kVとは

 電気機器には、高電圧の電気でも、短絡して通さない絶縁構成が必要なものもあります。

絶縁の強さを示す方法はいくつかあります。
その一つに、絶縁耐力があります。

例えば、絶縁耐力が、交流(AC)10kV/1分とは、対地間や1次-2次間などの任意の電気回路間で、AC10000Vを1分間かけても、耐える絶縁構成を有するというものです。

治部電機では、交流は勿論、直流(DC)の高絶縁トランスを製作してお届けする技術もあります。
例えば、AC100kV DC300kVなど、幅広く対応しています。
半導体製造プロセスや、物性物理研究の分野など幅広い市場で選ばれています。

 

変圧器の一次切替方式

  変圧器の使い方の一つに、一次切替方式がある。

一次切替方式とは、入力電圧は一定で、タップ接続を切り替えることで、出力電圧を任意で選べるようにした変圧器だ。
すなわち、入力電圧は一定で、出力電圧を選ぶときには、最適な方式といえるのである。

例えば、抵抗加熱を用いるときには、電圧を切り替えることで強弱を変えることが出来る。

変圧器の一次切替方式

ブレーキコイル

  • 投稿者:  カテゴリ:コイル
  • 表示回数 5,193

  一般にブレーキコイルとは、マグネットコイルや電磁コイル及び巻線などと呼ばれる。

通称で用いられることが多く、その真相を知る人は少ない。
ブレーキコイルとは、回転機などに使われていて、その名の通り、回転しているシャフト(軸)にブレーキをかけるのに用いる。
原理は、コイルに電流を流すと電磁力が発生する作用だ。
電磁力により物理的にひっつく力(吸引力)を利用している。

イメージ的には、その昔、電車を動かすモーターのブレーキ軸にマグネットコイルを装着して制動させるのだ。
電気を流すと軸を挟み込み回転を止めようとするのだ。
自転車のブレーキと同じく車輪を挟んで止めるような構造だ。
モーターの場合は、車輪ではなく軸を挟むのだ。
 

病院でも

  生産ラインで動かすのは電気ですが、私たちの健康を見守るのも電気です。

病院で使われている医療機器を動かしているのは電気です。
そんな、医療機器でもとりわけ大型の装置では、MRIやCTなどがあります。
放射線やX線など被曝の可能性もあるため、確実に離して使われています。

病院向け電源トランス

電源システム構築

  大規模な生産ラインはプラントと呼ばれる。
同じように、研究開発設備などでも、機械装置を動かす時には、電源設備が必要です。
機械装置に合せた電圧や電気容量を満たすことで、より適切な設備の運用が可能となります。

生産ラインや研究開発で選ばれている電源があります。
入力側電源を守り、出力側の能力を十分に満たすためには、カスタマイズでおつくりするのが普通です。
その中でも変圧器は、主要な部材として重視されています。

変圧器の仕様決めからお役に立つトランスメーカー

200Vから420Vにする電源トランス

  電源として用いられることが多い変圧器は、電圧を上げたり下げたりを任意で行うときに用いられます。

海外から輸入してきた最新鋭装置を使うときにも電圧を上げて、尚且つ電源回路と絶縁して用いたいというときに使われています。

アップトランス 電源として用いられる