IKUTA KABAN フラップバッグ
あなたの製品の価値を簡潔に表現したフレーズのことです。
あなたの会社には、他社には無い「優位性」があります。
だからこそ、あなたのお客は他社でなく、あなたの会社から買って
くれるのです。
「優位性」とは、「独自の強みポイント」のことです。
これが“USP”と言われるものです。
今のお客をしっかりつかみ、さらに次々新しいお客を増やして
いくためには、このUSPをはっきりと理解し、お客に認識して
もらわなければなりません。
ある宅配ピザ会社は
「30分以内にお届けします。1分でも過ぎたら、料金はいただき
ません」
というUSPを作りました。
○ 近い
○ 安い
○ 高級
○ 品揃えが豊富
○ 即納
○ ここしかない
○ 高度な技術
○ しっかりしたアフターサービス
○ 新鮮
これらがUSPになります。
仮にあなたの会社が方針として打ち出していなくても、お客は
あなたの会社に何らかの価値を見出しているのです。
だからあなたの会社から買ってくれるのです。
自社のポジショニングを明確にし、お客にアピールするために、
さて、どのようなUSPを作りますか?
カマスを1匹ずつ入れます。
カマスが別のカマスの所に行こうとしても、見えないガラスにぶち
当たって先に進むことができない。
それをしばらく続けると、仕切りのガラスを取り除いても、カマス
は元の領域の中から出ようとしないようになってしまう。
壁が無いのに、潜在意識の中で壁が作られてしまって、行動が狭い
範囲に制約されてしまっている。
実際は制約されていないにもかかわらず、自分が自分に制約を課し
てしまっているのです。
これを打ち破るためには、外から別の新しいカマスを1匹水槽に
入れてやればいい。
新しいカマスはもともとガラスの壁を知らないので、水槽の中を
すいすい泳いでいく。
それを見て、もともといたカマスも、「なぁんだ」とばかりに、自由
に泳ぎ始める。
これが「カマスの理論」です。(カマスでなくてメダカでも同じこと
が起こるらしいです)
さて、我々もカマスのように見えない壁に阻まれてはいないでしょ
うか?
やればできることなのに、何らかの理由で「とても出来ない」と思い
込んでいることはないでしょうか?
マネジメントの場でも、無難な目標設定に終わっていないでしょう
か?
普段読まない本を読む。
普段付き合わない業種の人の話を聞く。
ひょんなことから、新しい発想が生まれるかもしれません。
自分の会社の技術を十分理解し、評価している人は、非常に少ない
ようです。
大抵どこでも、
「この程度の技術はどこでも持っている」
「この程度の製品ならば、うちでなくてもどこでも作れる」
と考えておられます。
それで、「この程度の技術で作ったこの程度の製品を買ってくれる
お客も、うちの製品をそれほど気に掛けていることはないだろう」
と、品質に関する認識があまくなってしまう。
その結果、クレームを出すことになるのです。
お客はあなたの会社の技術や製品を、自分たちが考える以上に高く
評価しているのです。
だからこそ、あなたの会社から買ってくれるのです。
自分では当たり前と思っていること。どこの会社でもできると
思っていること。
その中に、自分では気付いていない「強み」があるのです。
SWOT分析をするときに、「強み(Strength)」を挙げるステップ
がありますが、本当にじっくり取組まないと、正確なSWOTにな
ることはありません。
それでは「自社の強み」を見つけるにはどうしたらいいのか?
第三者に聞くこと。
あなたの会社のことを真剣に考えてくれている第三者からいくつか
質問を受ければ、自然と強みが見えてきます。
ジメントの基本です。
誰でも一度は習った言葉ですが、本当に理解出来ている人は非常に
少ないようです。
Plan:計画 とは
目標を達成するために、戦略を計画化すること。
「こうやったら、こういう結果が得られるだろう」という「仮説設定」
です。
目標が、「今月中に取引先を5社獲得する」ということであれば、「オ
ファー先のリストを作る」「DMを送るのか、電話をするのか、手段
を考える」・・といったことです。
Do:実行 とは
文字通り、計画を実行に移すことです。
実行したら、何らかの結果(実績)が出ます。
Pで考えた「取引先5社獲得」に対して、「3社獲得できた」ということ
が実績になります。
Cは「差異分析」です。
5社獲得できる予定だった計画を立てて実行したのに、3社しか獲得
することが出来なかった。
その原因は何か。を緻密に分析することです。
「仮説」に対して「検証」のステップになります。
Aは「次の手」。
戦略・計画が間違っていたのか。やり方が悪かったのかを検証し
て、新たな方策を考えるステップです。
PDCAを、P(Plan:計画)D(Do:実行)C(Check:評価)A(Act:処置)
とあっさり済ませてしまうのでなく、丁寧に取組むこ
とで、マネジメントレベルが徐々に向上していくのです。