【カマスの理論】

 水を張った水槽を透明のガラスで4部屋に仕切って、それぞれに

カマスを1匹ずつ入れます。

カマスが別のカマスの所に行こうとしても、見えないガラスにぶち
当たって先に進むことができない。

それをしばらく続けると、仕切りのガラスを取り除いても、カマス
は元の領域の中から出ようとしないようになってしまう。

壁が無いのに、潜在意識の中で壁が作られてしまって、行動が狭い

範囲に制約されてしまっている。

実際は制約されていないにもかかわらず、自分が自分に制約を課し
てしまっているのです。

これを打ち破るためには、外から別の新しいカマスを1匹水槽に
入れてやればいい。

新しいカマスはもともとガラスの壁を知らないので、水槽の中を
すいすい泳いでいく。

それを見て、もともといたカマスも、「なぁんだ」とばかりに、自由
に泳ぎ始める。

これが「カマスの理論」です。(カマスでなくてメダカでも同じこと
が起こるらしいです)

さて、我々もカマスのように見えない壁に阻まれてはいないでしょ
うか?

やればできることなのに、何らかの理由で「とても出来ない」と思い
込んでいることはないでしょうか?

マネジメントの場でも、無難な目標設定に終わっていないでしょう
か?

普段読まない本を読む。

普段付き合わない業種の人の話を聞く。

ひょんなことから、新しい発想が生まれるかもしれません。