コンフォートシューズ「2ball(ツヴォル)」
将来の「シナリオ(戦略)の一貫性」は、常々気を配らないといけない点でもあります。
以前からご紹介している通りです。
ここでも敢えて、確認をしておきましょう!
市場規模が成長しなくなり、逆に縮小しているのが衰退期である。企業間競争が淘汰される時期でもあり撤退も多くなる。新たな用途提案や新技術および新規顧客などが出来ない限り衰退の一途である。
顧客:遅滞者と呼ばれるひと(新しいものへ抵抗が大きい層がやっと買う)、または、自分のお気に入りを買い続けるマニアな層の買い替え需要
競合:シェアは固まり、逆転が難しい。3位以下は撤退もありうる。残存者利益も出る。
差別化:製品・サービスでの差異は無く、これまでのブランド力が差別化要因となりえる。新たな差別化が出来れば市場活性化にも繋がる。
この状態では、既存顧客の確保がキーポイントとなり、新たな用途や市場を見つけて再び成長期に戻す努力も重要である。
市場の成長率がほとんどなくなった場合が、成熟期としています。この場合、製品やサービスの取り組みと言い換えることが出来ます。
顧客:保守的な一般層が遅れて買い始める。
競合:構造が固定化されて、競合間の争いが明確化してくる。
差別化:ブランドやデザインへと競争のポイントが変わる。
成熟期では、コスト効率を高めて価格競争に備えて、イカに差別化するかが鍵となる。
成長期:新規参入のとき 市場自体が成長して、競合の参入もあり活性化している。
顧客:革新層の後追い集団が追っかけてくる。前期大衆と位置付けられており、商品普及について受け入れられるかがポイントとなる。
競合:競合の参入が激しくなり、成長性が見込めると大手資本も参入してくることが多いため、総販売量と共に認知も増えるが価格競争も激しくなる。
差異化:先発を研究して、改良した製品やサービスが入り込んでくるため、技術革新も同様に活性化される。ここでは、スピードが鍵です。
差別化した製品と新サービスで競争するスピードが勝負の分かれ目です。
製品ライフサイクルの『導入期』:
新しい製品やサービスがでたときは、お客様の認知も無く、利用者もほぼ無いときの状態、つまり、普及していなければ導入期ということ
ターゲット顧客:革新派と呼ばれるあたらしいものが好きな人や新しいものに抵抗が無い人、当然生産量が低いため価格も高い 買う人は少ないがゼロではない
差異化:販売経路、価格、売り方が主要な課題
ポイント:革新的なものが好きな人にアピール 普通の人がうらやむサービスを訴求したいものだ。普通の人があこがれている人、目標にしている人に使ってもらってPRしてもらうのもいい。ここでは、シェア拡大のための低価格路線で行くのか、利益重視の高価格で徐々に普及するかをバックヤードのことも考えながら戦略的に決断する場面である。
製品寿命という言葉をご存知でしょうか?
一般的には、「導入期」、「成長期」、「成熟期」、「衰退期」と分けられています。
製品自体の使える期間ではなくて、製品の本質が必要とされている期間ともいえるでしょう。
製品やサービスには、この製品寿命というのがあります。ものにより移行する先が違います。例えば、導入期からいきなり衰退期になるものがあれば、衰退期だったが成長期に変わる事だってあります。その事例として、全社はMDがあり、後者はテレビが該当しています。ブラウン管が全ての家庭にいきわたった後、液晶やプラズマさらには、有機ELの高画質・大画面TVに移ったのは記憶に新しいことでしょう。これは、技術革新や環境変化が大きな要因といえる。
シナリオで最重要なことは「一貫性」といわれています。
様々な要素から成り立っているシナリオには、「お客様に価値提供しなくては関係性は成立しない」ということで一貫性を重視します。
具体的には
ターゲット顧客が欲しい価値の提供
競合はお客様がイメージする選択肢である
独自化は選択肢にたいしての独自になっているか
独自化戦略は、独自資源によるものか
ターゲット顧客がその独自化を評価しているか
つまり、価値:ベネフィット 戦場と競合 強みと独自化 独自資源の再確認と一貫性をみることが本日の課題である。
独自資源を述べてきましたが、自社の独自化シナリオと一貫しているかもチェックしておきたい。なぜならば、独自資源は、シナリオを支える最も効果的なものであるためです。
シナリオ的には、商品軸と密着軸の独自資源で競争していくので順に説明すると
商品軸では、技術力や開発力、これに、高品質生産力とが必要となります。
資源としては、先端技術や最新設備および高品質設備を持つことが志向されます。また、高度技術を知り実際に使える技術者や高品質製品を作り出す職人的なノウハウも必要になります。何よりその人たちに自由に技術開発してもらえる場、自由な組織、雰囲気が必要となります。その次に特許戦略いわゆるMOT(技術経営)などがあります。
ソフト資源は、戦略を支持実現させるもので、社員の育成(教育)や社風(組織風土)といった文化の醸成など長期間にわたって作り上げていくものである。
代表的なものには、人事制度、表彰がある。組織・組織図とこれにあわせた内容が職務分掌である。