治部電機株式会社

　単巻変圧器のことを、オートトランスと呼びます。

単巻変圧器のメリットとは、寸法・重量が小型・軽量化できるということがあります。

では、なぜ小型化できるのか
単巻の場合は、1次コイルと2次コイルがつながっていて共通の巻線回路から構成されています。この共通化されている部分の巻線が省略できることが要因の一つです。
ですから、１次と２次の電位差（電圧差）が小さいものほど有効に働きます。（効果的な使い方、選び方といえます。）

デメリットは、共通の回路構成のため絶縁されていないということがいえます。
単純に電圧を変えるという点では、効果的です。（少ない電圧変更時には特に有効です。）

小型軽量化のメリットは、取り扱いが容易になります。
鉄と銅と絶縁紙からなるトランスは、大きさの割に重量が大きいため、輸送コストがかかったり据え付け作業などに労力が必要です。

使い方や使う場所を最適に選ぶことで、良い仕事ができるようにしたいですね





体積比で１／２程度にまで小さくなりました。（複巻変圧器との社内比）






製品仕様
事例番号661　（File №03-403）
単相単巻　屋内用乾式自冷型 
60Hz　80.5kVA　連続定格
一次側入力　210Ｖ　383Ａ
二次側出力　170Ｖ　473Ａ
耐熱クラス（絶縁種別）H種
幅:330mm　奥行:280mm  高さ:450mm
質量約100ｋｇ



単相単巻変圧器

営業tel: 06-6392-9129　代表tel: 06-6392-9121 　
fax: 06-6395-8861 　
http://www.jibu.co.jp/　　　e-mail:　info@jibu.co.jp

〒532-0033　大阪府大阪市淀川区新高5-16-17
 

　ものづくりを通して様々なご要望にお応えしています。

要望の一つに小型化があります。
そんな時には、具体的な使い方をお聞きし、具体的な案を示すことができます。

たとえば、使用時間は小型化に向けた重要な要素となります。
また、絶縁特性を必要としない回路の場合は単巻（オート）にすることで小型化が可能となります。単巻の特徴は、電位差が少ないほどその効果は顕著になることです。

変圧器の特徴を理解し、ご提案できるのも私たちの強みです。



 

　
　様々に発達している通信機器を運営監視保全されている方へ

通信機器装置は、デリケートなものです。

外部からの影響を受ける機器のため、電気的にも優れた回路を構成する必要があります。そのひとつに電源があります。機器装置を動かすには電気が必要です。
電気回路から侵入するサージやノイズを遮断減少するのに最適なのが変圧器です。


変圧器にも、種類があり私たちが最適な変圧器を選ぶお手伝いをしております。
雷サージから機器を守るには、耐雷変圧器がお勧めです。



 

　耐雷トランスとは、自然災害の一つである雷から受けるサージを減衰させて機器を保護する目的でつかわれる変圧器の固有名称です。

もう少し詳しく説明すると、雷によって発生する雷サージを減衰させ、サージに弱い電子機器等への保護を目的とした給電を行う絶縁変圧器です。耐雷変圧器の構成は、鉄心間と一次と二次線間に静電シールドを施し、鉄心間及び一次・二次間の絶縁強度を向上させた変圧器で、入力電源から侵入した雷サージをシールド板（混触防止板）により出力回路への移行を防ぎ、アレスタにより耐雷性を持たせた機器です。




 

　　「　エコロジーでエコノミー　」・・・・って

なんじゃそら～　ということで、具体的におこたえします。

環境の話題になると出てくる「エコ」という言葉、もともとはエコロジー（ecology）からきている。エコロジーとは生態学という意味で、生物の生活や環境学との関係、つまり「環境にいい」という意味につながるんだ。

一方でエコノミー（economy)のエコとも言われている，エコノミーとは経済のこと。環境と経済はつながっていて、どちらか一方だけが発展してもうまくいかない。環境問題を世界中で解決していくことで世界の経済も発展し、人びとが安全で豊かな生活をおくれるようにと思いをこめて「エコ」という言葉が使われているんだ。

ということで、変圧器も永く使うものです。
修理して使いたいというご要望もあります。


 

　モールドトランス（モールド変圧器：Cast Resin TransformerまたはResin Encapsulated Transformer）とは、巻線を耐熱、電気絶縁性に優れたエポキシ樹脂などで覆った乾式変圧器の通称です。

より詳しくはこちら

モールドトランスもお任せください！１台からのオーダーメイド

 

　変圧器を箱体の中に入れることで盤になります。

盤といっても、様々あります。分電盤や配電盤といわれるものです。

盤の総称で使われています。電気を使って機械装置を制御する場合の保護装置として用いられます。

安全に使うために人や機械装置を保護することが目的です。
当然、効果的な運用が求められています。（使うことで利益があげられる。）







 

　日本製品を海外で使うために、検証する必要がある。
そんな時には変圧器で電圧を変えて検証しています。

海外向け製品を日本で製作して動作確認等を行うときに日本の１００Ｖから海外の２４０Ｖなどの電圧で検証するときには、タップを追加して選べるようにしています。




 

　円高が続いていますね

私たちの生活では意外と身近でも円高の影響を受けています。

輸入品や海外旅行などは、顕著に影響が出ていますね。
私たちの様な製造業でも、輸入分野では、盛況感がでてきています。

知っていますか？変圧器は、海外から持ってきた製造装置や機械を使うときに役立ちことを。



 

　シングル、ダブルという呼び方があります。

お酒の量やスーツの型でもありますが、今回は変圧器の定格についてお話しましょう。

ダブル定格と呼ばれる方式ですが、2次側のタップ電圧のそれぞれに定格容量を満たす時に使われます。
つまり、タップが２００V、４００Ｖある場合、両方共に定格容量が使えるという１台で２役する変圧器です。

概念を理解するために簡単に説明します。
例えば、単相　定格容量１０ｋＶＡ　のトランスで200V　のときは５０A　400V25A　必要になります。