地産廃材が価値を生んだ文具シリーズ
8月1日(日) おもしろい会社
おもしろい人に魅かれる。結婚する相手はおもしろい人が良いという女性も多い。
おもしろい会社も魅力がある。あの会社はおもしろい!と言われたい。
会社は、経済的に生活の場を安定させる稼ぎの場でもある。働いて給料を稼ぐ。お金を稼ぐ場はしょせん厳しい場であることは大前提であるが、そんな中でも誰もが少しでも楽しく、おもしろい会社・職場でありたいと願っており、努力しているわけである。
長く務めていると、「あの時はしんどかったけれどもおもしろかったね」という時間は必ずある。
会社(職場)は何を目指しているか?経営理念や社是の類はある。それ以外に働いている皆が目指すものは何であろうか?おもしろい会社で働きたい。おもしろい職場にしたい!
人間として生きている時間、大事な時間を会社で過ごしている。
会社が面白ければ、その人の人生もおもしろいといえる。
面白い商品、おもしろい設備、おもしろい発表会、報告書…など。
「君、おもしろい仕事をしているね」と、言われたいと誰もが思っている。
みんなで目指せば必ずおもしろい職場、おもしろい会社になっていく。
おもしろい会社は、必ずお客様からよろこんでいただけると信じている。
7月22日(木)決心決断を早くする
私の経営心得で、「決心決断を早くして、スタートを早くきる」というのがある。管理職に「今日から即決即断しなさい!」といった時期があった。即断即決をしても、大差ない
決心決断の遅い人は、行動に移るのも遅い、ライバルとの競争に勝つために、弱者ほどスタートを早くきることが大事、などなど。
なぜ、決心決断をしないのか?なぜ出来ないのか?何を迷っているのか?
どちらにしようかな?と迷っている場合は、どちらを選択しても大差ない!のである。
サイコロを転がして決めてもかまわない。Aにしても、Bにしても大差ない・・と考える。
即決即断せよと言ったときに、一つの条件を付けた。決心決断してから、間違ったと思ったら即座に謝って止めるか、方向転換しなさい・・と。部下にでも頭を下げる「ごめん、間違ったので方向転換して!・・と。」一度決めたことで、どうしても部下に頭を下げたくないと言う人は、3日でも4日でも考えたらよい。しかし、4日、5日考えたら判断は間違わないか?否である。何日考えても判断を間違う時は間違うのである。
大事なことは、即決即断してライバルより一分でも早くスタートを切ることである。
学校の運動会はよーいドンで競争する。企業の競争はよーいドン!で始まることはまれである。如何に早く情報を掴み、如何に早くスタートを切るか?これが勝負の分かれ目である。私は朝原やボルトと100メートル競争をしても勝てない。100回やっても一度も勝てない。だが、勝つ方法が一つだけある。
先にスタートさせてもらうこと、80メートルぐらい先に走らせてもらうと勝てる。
スタートを早く切れば勝てる。これが企業のコツだ。
人間の欲求は5階層あり、1階層は本能的欲求、2階層は安全の欲求、3階層は愛情の欲求、4階層は尊厳の欲求、5階層は自己実現の欲求であると。
人間か持つ最後の欲求が「自己実現の欲求」で、これ以上の欲求は持たない・・というのである。ならば、人はみな大小織り交ぜできるだけ多くの自己実現テーマを常に持って、日々生活していることが素晴らしい生き方であると言える。
私は現在16項目の自己実現テーマを手帳に書き込んでいる。寿命が尽きるまでに実現できるかどうかわからない類も含んでいる。かまわない。いつの日か実現したいと思っていることを書いている。一つ一つ実現できればうれしい限りである。
会社でも幹部同士が勢力争いするのではなく、自己実現の数で競争せよ!と。
事故実現は、業務上でも、プライベートでも、難易度の安易もあろう。何でも良いから自分のやりたいことをメモしておいて成し遂げた時の楽しみにしたいものである。
定量的に(数値化すると知恵が集まる)
会社内で業務に関して話をするときに、数値化して数字でものを言う習慣を付けることが大事である。例えば、売上に関する会話で、「今月の売り上げはいけるのか?」「まあ、そこそこいけます」と。こんな会話ではダメということ。数値でものを言うと、「計画の105%の5,500万円はいけそうです。」
「不良は減ったのか?」「はい、だいぶ減りました」これもダメ。「先月実績と比べて、50%減で、10件になりました」このように数字でモノを言う習慣をつけることだ。
業務上の会話において、「だいたい」「けっこう」「まあまあ」「そこそこ」「たくさん」「わりと」「あんまり」などの言葉を使わないことだ。定量的に、数値化して話をすると知恵が集まりやすい。
会社での会話のコツであり、家での会話は別。
「お父さん、どこへ行くの?」「ちょっと、そこまで!」こんな会話が良いと思っている。
ヒラメの変身どこの会社にも上ばかり向いて仕事をしている人がいる。通称ヒラメさん。
ヒラメの軍団が存在する会社もある。ヒラメさんは自分で考えて行動する力が弱い。上司からの指示をじっと待っている。いわゆる指示待ちの集団ができる。
強烈なキャラクターを持つ実力者、スーパーマン的な人間がいる会社、カリスマ性の強い個性を持っている創業者、こんな会社にヒラメさん達がウヨウヨしている。
ヒラメさんは、ヒラメのままでいる方が楽なのである。指示があるまでじっとしていればよいのだから・・・。
自分で考えて動くことはきつくて辛い。上役側もヒラメ軍団に囲まれている方が、なんとなく居心地が良いのだろう、ヒラメ達の変身に力を注がない。口では言うのだが・・。
ヒラメ軍団をクロマグロ軍団に変身させたいと努力はするが、住み慣れた内海から外洋へ出ようとしない。マグロになると自分の力で世界の海を回遊しなくてはならない。
ヒラメさん達も少しは変身しないといけないと思っている。ヒラメ流に努力もしている?
ある時から、努力の甲斐あって、ヒラメさん達が少しずつ変わり始めた。
ヒラメさん達の仲間が集まって、互いの変身を確かめ合った。「変わったよね?」「変わった、変わった」と話し合っている。
確かにヒラメさん達は変わった。ヒラメがカレイに!嗚呼!
時間を守ることは出来そうでなかなか難しい。
良いめっきを付けるには、母材や下地処理、下地めっき、そして仕上めっきなど様々な要因が要求される。中でも処理時間の設定と実作業時間の遵守は極めて重要な要素である。
時間は長くても短くてもダメである。丁度良い時間を設定すればムダなく動ける。
めっきに限らず会議にしても技術開発にしても、時間を守らなければ意味がない。
世の中の、約束事の基本ベースが「時間を守る」事にあると考えてきた。時間を守れない人は規則やルールが守れない、時間にルーズな人は何かにつけてルーズだと思う。
製造会社において、上司が時間にルーズな職場は部下もルーズになり、お客様の納期要求に対しても守れないことが多いとみる。
役職が上位になるにしたがって時間を守ることは難しくなっていく。突発事項が発生して要件が飛び込んでくるからだ。思うように時間が取れない、コントロールしにくくなるが、上級幹部になればなるほど時間は守らなければならない。