まがるハブラシ
一昨日お会いしたサービス業の経営幹部Kさんとのお話し。
Kさん「簡単にできる人材育成ってないですか」
小生「そんなもの、ないと思いますよ。
簡単にできるなら、裏を返せばすぐに効果がなくなりますよ」
Kさん「いろいろやってきましたが、効果が長続きしません」
小生「それなら、誰にでもできて、ずっと長続きすることから
始めたらどうですか?」
Kさん「何からしましょうか」
小生「掃除はやっていますか?」
Kさん「毎日やっています」
小生「きちんと丁寧にですか?確認していますか?」
Kさん「やっているはずです。彼ら(管理職)に任せていますから」
小生「私が見る限り、表だったところのみの掃除で、
清潔感があるように感じられませんよ」
Kさん「毎日のことで、おざなりになっていたかもしれません・・・」
小生「小さなことかもしれませんが、掃除であればパートさんでもベテランさんでも
関係なく、<やる気>があればきちんとできます。
まずは徹底した掃除から始める<環境整備>を進めていってはどうでしょう」
「たかが掃除、されど掃除。
ただただ意識しないで掃除を続けていると、
ずっと組織は活性化しませんよ」
今回も京都新聞の「数字の真相」で気になった記事からです。
食料自給率に関する内容でしたが、結構ショックでした。
仮に輸入が完全に止まったとして、国民が一人あたり
一日あたり口にできる献立材料例は・・・
ご飯2杯、ジャガイモとサツマイモ5個、
焼き魚1切れ、ぬか漬け、一切れの果物 の以上です。
しかも自給率が「50%」を達成していたとしてです。
そして卵は週1個、肉は6日に1食になるそうです。
1965年の食料自給率は73%ですが、現在は41%、
穀物自給率にいたっては28%の低水準。
農業就業人口はこの半世紀で20%になっています。
これからの農家の世代交代・事業継承が
大きな問題となるでしょう。
長期的視野に立った農業・食料戦略が
本当に必要な時代です。