光箱®(置型・掛型)
お客様の立場に立って物事を見るようによくいわれています。では、実際にどの様な違いがあるのでしょうか。
売り手は、「売りたい」ので購買という物事を知っている前提で考えます。しかして、お客様は、認知という上部から発想するので物事を知らないので知ることから始まります。以前、詳しく説明しているのでこちらをご覧頂きたい。
流れでいうと左から右へ行くのが「お客様目線」
認知→興味→行動→比較→購買→利用→愛情→ファン
売り手とお客様の視点を結びつけるのが、これからの話になります。
これまでは、会社組織全体の売上げという観点で売上げ分類を整理してきました。ここからは、「顧客別の売上げ」について数字をチェックしてみましょう。
対外的に、銀行や税理士さんからしても顧客別の売上げをチェックしている会社は少ないということ。決算で要求されるわけではないが、お客様対応のシナリオや演出を考える上では知らないと構成できないでしょう。
では、その必要性や背景も含めて説明していきましょう。
「顧客生涯価値」とは、「お客様が一生のうちであなたから買う累計額」のことをいう。英語では、Lifetime Valueと呼ばれLTVと略されることがある。
1人あたりの顧客生涯価値=年間客単価×お客様であり続ける年数
競合との違いを明確にするために、自社の取り組みの軸となる方向性を明確にしておこう。以前の記事を参考にしていただいて、追記という形で述べます。
手軽軸:とにかく多くのお客様に選んでいただく結果、維持率は犠牲になります。低価格路線で頻度を上げる。
商品軸:とにかく良いものを高価に買っていただく。顧客維持が最も大切
密着軸:お客様維持が最重要、お客様に次第で全てが変わる。
購買頻度とは、一定期間に買ったもらった回数
例えば、1年間に1軒のお客さまから何回注文があったかを知る。
ここで注意したいのは、流出顧客数や維持顧客数と混同しやすいので明らかに区分してください。
購買頻度とは、去年購買に関係なく、今年何回買っていただけたかを知るということ
購買頻度は、1顧客あたり平均として算出してみよう
________________________
バケツに水を汲んでも、あふれ出たり、漏れていれば水は減っていきます。
ビジネスでも現状をまず知るためには、新規顧客と維持顧客の和と減少している流出顧客数を知ることからはじめています。
ここで明らかなのは、既存顧客の流出すなわち、流出顧客を減らすことに注力すべきだということ。数がまとまれば、率を監視しよう。
流出顧客数を昨年の総顧客数で割れば「顧客流出率」となる。
次に、1から今の数字を引くと「顧客維持率」となる。
営業プロセスにおいては、重要な数値管理となります。