日傘 手染め注染日傘(スレン仕様)
おやつヒント#016 パウンドケーキで知る「境地」
オフィスしのもです。パウンドケーキはコーヒーブレイクのヘビーローテションです。膨らんで上面が割れたらビジュアル的に美しく感じますし
具材をのせた場合も膨らみによってできる表情が気に入っています。繊細なアイシングやコーティング、デコレーションを施す際に
焼いたケーキを天地逆さまにし平らな底面を利用して仕上げる洒落たパウンドケーキの世界も覗いてみることにしました。
年末年始にかけて あるお店でパウンドケーキを見かけた時のことです。ひと切れずつカットされて セロハンで丁寧に巻かれて整然と列んでいました。 平らな面にデコレーションが施され 底辺はケーキが膨らんだ元の上部の丸みがありました。不安定に感じながら それもまた魅力でした。
その丸み(焼いた時の膨らみ)をカットしてから天地逆さまにしていることもありますね。
そうなるとパウンドケーキの断面はまるで長方形です。
自分たちで食す分には まず
「カットはしないよなぁ」と決め込んでいましたし 上下逆さまにすることも
「やったことないなぁ」と気になる日々でした!
気になるならやってみないと。というわけで キャロットケーキを焼き その醍醐味であるチーズクリームフロスティングを 初めて ケーキの底辺を上側にしてデコレーションしてみることにしたのです。
ケーキを焼き型から出し 冷ましておいて 用意していたチーズクリームを塗ろうと戻ってきました。
習慣とは恐ろしいものです。
早速 ケーキをひっくり返すこともなく そのままドーム状の丸く膨らんだ天辺に フロスティングを塗りかけて「あっ!」
と笑ってしまいました。
慌てて 天地を逆さまにし 真っ平らな面に塗り始めました。
どんなケーキにしようか どんな飾り付けにしようかと イラストを描いたり 頭の中で思い描いたりして お菓子を作ります。
しかし 平らな方が美しくできるデコレーションとわかってはいても
いざやって見てみないことにはその「境地」というものには辿りつかなかったのだ。そう思うと 一度は「やってみて」正解でした。
次のパウンドケーキは また 膨らんだ面を眺めることができるタイプに戻ってしまいそうな自分がいます。
でも しばらくはノートの上で 少し天地逆さまバージョンのデコレーションにも思いを馳せてみようと思います。
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