NOKORI-FUKU のこり福 ワインタオル
今日は京都のコミュイティFMである、京都三条ラジオカフェのKYOTO
HAPPY NPO !という番組に出演させていただくので、収録に行ってきました.
理事をしているNPOの紹介とそのかかわり合いということで喋ってきましたが、最近は人前で喋るのもずいぶんと慣れてきていますが言い直しの出来ないラジオでは(まあ収録だけどほとんど一発取り)緊張していました.それを考えるとキヨピーはすごいなぁ、、、.(地元ネタ)
今週末の日曜日の午前10時からということで、良ければ聞いてください.
その後パーソナリティを努めて頂いた、きょうとNPOセンターのTさんとHさんと情報交換.
色々と面白そうな動きをされています.
金曜日はインテリアデザインサロンへ.テオリという、竹の集成材を活かした家具や雑貨を製造するメーカーのお話でした.
100%デザインなどで拝見していたので、かなりデザインオリエンテッドな会社のような印象を持っていましたが、お話をお伺いしていると中小のベンチャー企業が手探りながらもデザインを軸に生き残りを図っている様子でした.
逆にその分、出来ることの積み重ねでここまで来た実績の重さを感じました.
竹の素材感は木とはまた違う独特の風合いで、その性質を良く理解してほれ込んでいる社長とデザイナーのコミュニケーションの良さが、商品の質の高さに繋がっているのでしょう.
最近周りの色々なところで、「ブランドのデザイン」の話題になりました.
今出ているAXISも内省的なブランドの特集です.が、基本的に「ブランド=全人格=信用」なので、単にキレイな服を選んだり、しゃべり方を直したりしても、その育ちの悪さを隠し通せるものでもありません.
当然、信用はお金で買えない(信用がありそうに見せることは可能ですが)ので、行動や考え方の積み重ねになりますが、それをしっかり行って伝えることを続けるのはかなりのパワーが必要です.
まあ、もちろんしっかりした人なのに、ヨレヨレの服で「いいまつがい」ばかりの言葉を使っていては信用は無くなるので、そういう意味でのデザインの仕事は重要なのですけど.
そういう意味では、ブランディングってマイフェアレディなのですね.
山納さんの「コモンカフェ」という本が発売になりました.東梅田の旭屋書店では、ビジネス書の所に平積みされていて、店員の手書き推薦文があった上に午前中に寄ったのにかなり減っていました.
山納さんは、現在は大阪21世紀協会ですが、以前の職場のメビック扇町時代に色々とお世話になりました.彼は、会社員の傍らコモンカフェという日替わりマスターのカフェを経営しています.
本の内容は、どこかで山納さんがおっしゃっていた事をわかりやすくまとめたもので、色々と断片的に伺っていたはなしがつながって理解できる内容です.彼の一貫した「場を作って、それを続ける」こと「文化的に豊かなスタイルの模索」の行動の軌跡が解ります.
なんといってもすごいのは、その色々と模索して現在に至っているコモンカフェのマニュアルや企画書、収支計画などの細かい資料も巻末に掲載されている事です.こういうものは、お店にとっては企業秘密にも当たる部分なのですが、それをあえて公開していることのスゴサを感じます.
京都府のベンチャーコンペのキックオフとして、デザイナーの奥山清行氏の講演会に行ってきました.
1時間半程でしたがかなり盛りだくさんの内容で、充実した講演会でした.内容の前半はフィロソフィの話で、後半はマセラティと山形でのケーススタディの話でした.
話していることは結構当たり前のことを述べられていましたが、現場での体験をベースに語られているのでリアリティが高く説得力がありました.また、その当たり前のことをつないで考えられているので、思考が理路整然としていて理解のしやすいプレゼンテーションでした.
最後におっしゃっていましたが、プレゼンテーションをするということは自分の思考をまとめることととらえていて、どうもパワーポイントも今回の発表に合わせて制作したように感じました.
思考からプレゼンテーションまで、基本に忠実な考え方とそれに情熱を持っていることを貫いているのが印象的でした.
奥山氏はイタリアでの活動も長く、中小の工房でのモノづくり、ファッションなどのブランドの考え方などに精通していて、その辺のノウハウを山形での地場産業の活性化に活かしているようでした.「デザインの作業の2/3はコミュニケーション」として、広い意味でのデザインを考えられているので、今後も彼と伝統工芸とのコラボレーションが注目されると思います.