治部電機株式会社

空調器電源

  大規模施設や高層ビルなどでは、高い電圧で受電して管内配線して機器の手前で電圧調整することがよくあります。

例えば、400V級の配電系統を持つ施設では空調設備の前で電圧変換します。
ここで変圧器がお役に立ちます。

空調機用電源変圧器
400V級電源から200V級に下げる変圧器 

380Vから200V単相15A

  単相電源を確保する時、コンセントがついて接続するだけで使える状態にして欲しいというご要望にお応えしました。

現地で使う電源が安定していなく400V~360Vを変動しているとのこと、そして使いたい電圧が単相200Vということで
海外で使う変圧器をご用意いたしました。

電源トランス コンセント付き
 

コイルモールドトランス

  変圧器は、絶縁方式による種類分けで呼び名が変わります。

市場で最も数量(台数)が出ているものが、油入り絶縁変圧器です。(大型~中型変圧器市場において)
油入りに対して、油が入っていないものには乾式変圧器があります。(ガス入りもあるが、ここでは含みません。)

乾式変圧器でも、更に細分化されて、H種乾式 F種乾式 B種乾式などと絶縁種別による呼称があります。
絶縁種別について詳しくは、こちら

 

展示会用電源アップトランス

  春真っ盛りの4月が過ぎて、風薫る5月となり、展示会が多数開催される季節となりました。

展示会では、動的要素を観てもらうことで得られるメリットを実感できる演出をすることがポイントです。
例えば実機が動いているところを実際に触ったり動かしたりすることで、想像を膨らましてもらえるようにするのです。
つまり、使う人や決定権者がメリットを感じる仕掛けが展示会であればビジネスに繋がります。
 

三相試験用変圧器

   珍しいオーダーとして、三相試験用変圧器があります。

試験用変圧器とは、単相で短時間定格などという使い方が、圧倒的に多いのですが、ご利用状況に合せた特別なご要望にも対応しております。

三相試験用変圧器 
三相試験用変圧器
ブッシング(bg:出力端子の碍子)が斜めに取り付けてある。
 

試験用変圧器50kV

    高電圧を印加して、機器の電気的絶縁強度を確認する試験があります。

この時に使われる高電圧発生トランスが、試験用トランスと呼ばれるものです。
主な要素として、単相、高電圧、短時間定格などがありますが、一概に全てがそうではありません。
すなわち、三相もあれば、連続定格もあり得ます。
使い方、試験方法により、変圧器をカスタマイズしてお届けしております。

 

単相3線から単相2線にする

  電源を確保するという意味では、単相三線式を単相二線式にすることも大切なことです。

単相三線式100-0-100Vを、単相二線式200Vにしたいというご要望があります。
また、混触防止板を付けて、磁気ノイズを遮蔽したいというリクエストにお答えして1次-2次コイル間にシールドを付けました。

入力単相三線式100-0-100V 変圧器 
絶縁トランス 入力単相三線式 100-0-100V
 

リフトですくう

  電気機器の変圧器は、重電機器(電力機器)とも呼ばれています。

重い電機の意味は、外観表面積の割に質量(重量)が重いからです。単位体積当たりの質量が重いということです。
内訳は、変圧器の主要材料として用いられるのは、鉄と銅から成り立っています。
鉄と銅の比重は、水の1に対して7~9の割合で重くなるためです。
勿論、その他の部材も比重が重いため、見た目より重いと感じます。

こんなことから、重電機器と呼ばれているのです。

一方、実務においては、実際に変圧器の据え付けや運搬が必要になります。
作業効率を上げるためにも、お客様のご要望にお応えして様々な工夫がされています。


 

三相200V3線を400V4線にする

  日本の動力電源の多くは200Vで使われています。

一方、海外製工作機械などには、400V級が多くあります。
その時、三相3線から三相4線で使われる場合が最もよくある使い方の一つです。

電圧を上げるのと共に、端子数を合わせるのも変圧器の重要な役割です。
200Vから400Vに昇圧するアップトランス
三相200V三線から400V4線にするアップトランス