「B,Cランクの商品の手配発注(在庫切れ故の発注)が起きないようにしよう」
「BランクCランクの商品を中心に棚卸し作業を実施して在庫管理を強化しよう」
これはどちらも、企業支援の現場で最近あった、現場担当者たちの発言だ。
(ちなみに、2つの発言は、全く別の企業、別の場所で聞いたのものである。)
どちらも、当事者たちは、自社内で起きている課題を解決し、業務を改善したり効率化するために、一生懸命考えて発言している。
でも、ちょっと待てよ。何か変だぞ。
(私は、どこか納得できない。)
お盆休みで、いつもと違ってゆったりと朝食。ふと目にした「日経ビジネス」最新号の記事。
そこには、「まず転勤のあり方を見直そう」という大学教授のコメント。企業側は、本当にその人を転勤させなければならないのか、仕事(役割)面と人選面の両面で見直そうというわけだ。
転勤全般に通用する話ではあるが、
先月のことになるが、中小企業診断協会の総会で、20年継続会員として全国の仲間と共に表彰をいただいた。
学卒で就職したT社を30歳で退職。その後フリーランスで仕事をしていて診断士という資格を知り、1次試験と2次試験の間に二男坊の出産を挟みながら、何とか合格。その息子がもうすぐ22歳になる。
この間、実習の指導員や、更新研修の講師、はたまた協会の役員等々、診断士の資格にまつわる仕事や役割もたくさんさせていただいた(いる)。
今から思えば、あっと言う間の20年だったような気がする。
前回のブログの続編のようですが、我が家の二男の就活がようやくピリオドを向かえました。
景気が回復しない中での東日本大震災の影響で、昨年以上に厳しいと言われていますが、まさにそういうマクロ的な外部環境と、自分がどんな業界でどんな仕事をしたいのかという自分自身の強みやコンピタンスを、しっかり見極めないと、なかなか結果に繋がらない、厳しいものだったようです。
少し以前のご報告です。5月21日は、
ピザの会が2ヶ月に一度、ミックスピザの会として開催する外部の方にも参加いただく会でした。

いつもは、創業を考えている方や、創業間もない方にお越しいただき、ビジネスプランやマーケティングについての相談・アドバイスをすることが多いのですが、今回は、「ダイバーシティ&ワークライフバランスと中小企業診断士」
というテーマで、企業経営のコンサルタントの立場で、あるいは自身の人生の中でどう取り組むかという、いつもとは、ちょっと違ったテーマ設定で開催しました。
今月初旬のこと、トルコの中小企業コンサルタント制度構築プロジェクトの方々に、日本の中小企業診断士制度や診断士の活動について、ご説明する機会がありました。メンバーは、6名。年代は30代前半~50代前半。男女比は3:3です。(日本では、まだまだ珍しいケースです。何せ診断士の女性比率は、ひと桁ですから‥)
同じような取組みは、これまでのブログでも「
国際交流」として
何度かご紹介していますが、今回は、トルコの方だけが、しかもプロジェクトとして、みっちり研究に来られるということで、いつもより内容の濃い時間となりました。(写真をとるのも忘れるくらいでした^ー^;)
就職活動を「就活」と短縮するようになったのは、いつ頃からなんだろうか。(最近では、「婚活」という言葉さえある状況ですが…)
今日は、公私ともども「就活」を考える機会をもらった一日だった。
プライベートでは、二男の就活が二度目の山場を迎えている(らしい)。
一方、女性診断士の会、ピザの会では、とある中堅企業の人事採用担当部署で働くAさんから、採用事情を訊きながら、彼女が業務上悩んでいる課題についてディスカッションを行った。
30数年前に就職した私の体験など今は昔…。求人する側も求職中の学生たちも、それぞれたいへんな苦労がある。
昔と大きく違うのは、情報量の多さと、情報入手ルート(技術)の進歩。そして、企業側の経営環境の厳しさだ。
21日(金)「大阪ものづくり優良企業賞2010」の受賞企業と、「大阪府商工関係者表彰」の受賞者の表彰式に出席した。
毎

日仕事で利用する地下鉄やターミナル駅のポスターで見て、東京に単身赴任で大阪事情にすっかり疎くなっている夫を誘って、中之島の光のルネッサンスを見てきました。
クリスマスイブとあって、地下鉄の出口から警備の方が配置され、混雑をさけるために誘導してくださっていました。
まずは、大阪市役所のイルミネーションを見て、光の道を東へ。
今月に入ってから「50周年」に関わる2つの案内を受け取った。
ひとつは、某商工会からのご案内。いつもは新年互礼会のご案内をいただく時期なのだが、今回は「商工会法施行&商工会設立50周年の記念式典」のご案内とある。
そうか~我々診断士にも関わりが深い中小企業支援の施策。最近では、事業仕分けなどにもしばしば登場するが、その礎は50年前、すなわち昭和30年代に築かれているんだ、と改めて思う。
昭和30年代と言えば、まさに日本の高度成長が始まった頃。当時とは、国内外とも全く環境の異なり先が見えづらい現在、この次の50年はどんな歴史を刻むのだろうと思いつつ、出欠のお返事を出す。
もうひとつは、出身大学の学部の50周年記念事業のご案内。
スマホの充電器が、突然充電できなくなったので、Amazonで当日配送の商品を選んで、ポチっとしたのが、昨日のお昼ごろ。「発送済み」から「配達中」まで進むのは早かったのですが、その後、午後8時になっても商品届かず「配達中」。9時半になって「今日は無理なのかも」と思って一旦あきらめ。寝る前に念のためポストを見ると、入ってました! 配達完了メールの時刻は21:50。
消費者としては、確かに便利で助かったけど、以前、Amazonの配送を受託している事業者から、長時間労働になること、雇用ではないが計算したら最低賃金にも満たないという内容の経営相談を受けたことがあるだけに、申し訳なさを痛感。改めて、当日配送は極力避けようと思ったことでした。(この記事には画像があります。画像部分は外部ブログサイトで見れます。)
どうやら、26年度からは、全国の私立高校でも学費無償化が実現されるとのニュースを聞いて、もやもやしています。
政党間の駆け引き等はちょっと横においといて、教育政策として、あるいは未来の人材の育成という視点からは、あんまり良策ではないような気がします。
もちろん、個々の家庭に目を向けると、学費の問題で私立を諦めていた子が私立に行けるんだからいいやん、というのは、分かりますが、
「無償」を実現するための予算は税金で、表現を変えれば、国による私立高校(民間組織)への補助金となるからです。
中小企業施策の補助金で起きている問題点と同様のことが起きなければいいけどな、という気持ちです。もちろん補助金を活用して成果を上げている中小企業がある一方で、「補助金があるので導入した(けど活用できていない)」「補助金が出るので見積り価格相場が上がった」などの副作用をしばしば見かけてきたからです。
教育施策とすれば、私企業に補助金を出すより、国民みんなが受けられる(質の高い)公教育の場を確保することの方が大事なんじゃないかなぁ。国公立大の学費も値上げするより、無償の方向がいいんじゃないかな。
主食の米の確保に苦労したり、生活インフラの上下水道が老朽化してなかなか復旧しないなんてあって欲しくないのと同様に、誰もが質の高い教育が受けられるというインフラも、国民にとっては大事なことだと思います。
先週のこと、昔(20代~30歳まで)在籍した会社のOB会にお誘いいただき、初めて参加してきました。きっかけは、「今年お祝いの歳にあたるのでぜひ」という幹事さんからのじきじきの電話。米寿、喜寿、古希の元社員がお祝いをいただくというものでした。何と温かい会社・OB会。
また、現役社員の方からの、会社の近況・業績報告あり、さらに、来年に迫った大阪万博での取組みについても、丁寧な説明をいただきました。実は、前の1970年の万博で「みどり館」というパビリオンに出展した企業30社ほどが、日本での情報産業社会を目指し、万博の翌年に設立したのが、この会社だったので、結構、万博にはゆかりがあるのです。
2025年の万博では、「大阪ヘルスケアパビリオン公式アプリ」や「ヘルスケアプラットフォーム」で、協賛・貢献しているとのこと。半世紀余りをへて、企業が継続的に発展している様子に、「いい会社で仕事ができてよかったな」と、改めて感じた次第です。
説明のあとは、懐かしいメンバーとの懇親会。数十年の時の流れも何のその、昔話に花が咲きました^ー^
当時は、残業の多い業界でしたが、今、こうしてOBの集まりが活発で、会社もサポートしてくれているというのは、ある意味「働きがいのある会社」だったのだなと思います。(診断士的振り返り)
が、当時は、総務部によく文句を言う社員だったと、総務部OBの方に言われました^ー^;(この記事には画像があります。画像部分は外部ブログサイトで見れます。)
久しぶりに、テレビでリアル国会中継(参議院)を見た。
まず、感じたのは、質問議員に女性が多く登場していたこと。2/3くらいが女性だったように思う。各党の人選の経緯は知らないが、議員全体の比率はまだまだ低い中、出番(露出度)が高まるのは、単純に嬉しいな。
次に、感じたのは、代表質問とその答弁の進め方。発言者は、手元に分厚い資料を準備しているが、会場にいる議員の机上には、便箋のような手書きメモのみ。それもない人も少なからず居たように見受けられた。
質問内容は、事前に提出しているはずなのに、このやり方では、「形式的」「やる気あるの?」と思われても仕方ないなぁ。
最新技術とまでは言わないが、せめて、質問項目や答弁内容のポイントだけでも、の可視化(視聴者にも)できないものだろうか?
これで、国民に生産性向上を求めるのは、どうなんかな?
てなことを感じているうちに、閉会されちゃいました。
先日、東京にて開催された、一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会(旧:中小企業診断協会)の70周年記念式典&パーティーの様子が、日刊工業新聞に掲載されたようです。
また、同日表彰を受けた方々との写真も、送っていただきました。
長年、大阪府協会の理事を務めたことによる表彰ということです。これも、ひとえに会員の皆さまや、中小企業、支援機関の皆さまのご理解・ご協力の賜物と思います。感謝申し上げます! これからも表彰に恥じないように、頑張ります!(この記事には画像があります。画像部分は外部ブログサイトで見れます。)
大阪を中心に活動する女性中小企業診断士の会「ピザの会 (
w-pizza.com)」では、今年もビジネスプランコンテスト(事業ステップアップコンテスト)を開催します。今年は、20回の記念メニューとして、最終プレゼン発表は午前中に、午後からは、これまでの金賞受賞者3名をゲストにお迎えして、パネルディスカッションも予定しています。
診断士の皆さん(男性も歓迎)、起業したい方、プランの審査をしてみたい方、どなたでもOKですので、ぜひ、ご参加ください!
※お申込みは、申込フォーム(
ピザの会 ビジネスプランコンテスト 参加お申込フォーム からお願いします。(この記事には画像があります。画像部分は外部ブログサイトで見れます。)
日経新聞に、IT補助金の不正受給が横行しているとの記事が出ました。
中小企業支援策として、様々な補助金制度が実施されていますが、スキームが複雑になるほど、不正の入り込むスキも多くなりますね。
基本的には、補助金ぎらいの私も、これまでにこの手のベンダーから勧誘されたとの相談を受けたことがあります。「犯罪に加担することになるよ」とその事業者は説得しましたが、いったいどのくらい蔓延してるのか‥
一旦、立ち止まって点検が必要な時期に来ているように思います。(この記事には画像があります。画像部分は外部ブログサイトで見れます。)
少し日にちが経ってしまいましたが、先週19日(日)の日経新聞「直言」の日本商工会議所会頭の発言を読んで、すごく賛同したので、紹介したいと思います。
世の中には、特にコロナ以降の中小企業への手厚い支援が、生産性の低い「ゾンビ企業」を延命させている。生産性の低い企業は淘汰されるべし、という意見があります。
しかし、実際には、実質労働生産性は、大企業+2.4%、中小企業+2.3%と、そう遜色がない。
一方で、価格転嫁力は、大企業が+0.9%、中小企業が-2.3%と大きな開きがある。特に、円安による原材料の輸入価格の上昇という為替リスクを、下請けに負わせてしまっていると指摘されている。
中小企業は、せっかく努力して労働生産性をアップさせても、原材料などの価格転嫁ができず、ここで±ゼロになってしまっている。
また、人材確保に必要な賃上げ率でも、5.58%と3.62%と差がついている。
発注者(主として大企業側)が、原材料価格・人件費の高騰に苦慮する発注先(中小企業側)の経営環境を加味せず、発注価格へ転嫁することを認めなければ、一企業だけでなく、消費も地域経済も弱ってしまう。価格転嫁を認めることは、大企業の社会的責任だ、意識改革が必要だと。
もちろん、中小企業も、生産性向上への取り組みは引き続き必要だし、下請け感覚を捨てて、自社の強みを磨く必要はありますが、共存共栄こそが、経済が停滞から発展に向かう道なんだと考えさせられます。
昨日、大阪府中小企業診断協会・大阪府よろず支援拠点・ピザの会の合同で、謝恩会を開催していただきました。
府協会は、理事通算25年・副理事長6年・理事長4年。よろずのチーフコーディネーターは、10年。ピザの会は、20数年前の立上げ時から4年前まで代表を務めていましたが、3月末で責任ある立場は退任させていただきましたので、後を継いでくれた方を中心に一緒に活動した仲間が企画してくださったものです。
おまけに、サプライズで二男一家が会場に現れ、なんか公私混ぜ混ぜで、たいへんありがたく感謝の連続でした。
年齢的にもひと区切り、これからは、後輩の方々がより一層、成長・発展させてくださることを見守り応援しながら、自分自身も、やりたいこと&できること&求められることに、取り組んで行きたいと思います。
皆さま、ほんとうにありがとうございました!
(この記事には画像があります。画像部分は外部ブログサイトで見れます。)
バイデン大統領が、次期大統領選に出馬せず、次世代の候補として、ハリス副大統領を推薦したとのニュース。
日本の首相とは、政治事情も制度もずい分かけはなれているが、個人的には、嬉しいニュースで興味深い。
まず、81歳のバイデン氏が次期4年間務めるとなると、85歳。常識的に考えて、無事務められるかどうか不安がつのる。ましてや、ライバルの共和党トランプ氏も78歳。3億人を超えるアメリカ合衆国のトップとして、また、まがりなりにも世界のリーダーとして、こんな高齢者以外に人材はいないのかと感じていたところだった。
企業経営に置き換えてみると、A社が81歳で認知力に不安がでてきた社長、B社が78歳の剛腕ワンマン社長。もちろん、これまでの業績や人格を否定するわけではないが、さて、どちらの企業と取引がしたいかと問われると、悩むだろう。
そんな状況で、A社が、59歳の女性副社長に事業承継すると発表。新社長としての手腕が未知数なのは否めないとしても、これから将来の長きに渡って取引をするパートナー企業としては、期待感が膨らむ。
現状は、おそらくこんな感じかと‥
さまざまな企業の事業承継の相談・支援をする立場としては、バイデン世代の現役世代に、ぜひ、この状況を客観的にみていただきたく思う。
もうひとつは、後継者が女性候補であるということ。親族・世襲でもないということ。
企業の場合は資産の承継もあるので、全く同じではないが、候補者の選出にも注目したい。
ハリス氏は、確か4年前に副大統領に就任した際に、「私は女性として最初の副大統領になったが、最後ではない」という主旨の演説をされたことを覚えている。
今度は、「私は女性として最初の大統領になったが、最後ではない」という演説を聞いてみたいものだ。