コンパクト和包丁 -YAUCHI-
会社の大小を問わず創業者は別格であると常々思ってきた。経営の神様と言われた松下幸之助さん、本田宗一郎さんに代表される名経営者は言うに及ばず、中小企業経営者も別格な人が多い。二代目、三代目、雇われ経営者など少々頑張っても足元に及ばない。
中小企業は、経営者で決まる。トップの器で決まる。トップの器の大きさしか起業は成長しない。創業者が苦労してきた中での暗黙知、動物的第六感で事業を成長発展させてきた。事業経営における攻めと守りのバランスは見事である。当社もまた然りである。
松下さんと中尾さんは、経営感覚に秀でた経営者と技術内容を補佐できる参謀、本田さんと藤澤さんは、優れた技術内容を有したトップと経営を補佐できる参謀。創業者ですら名参謀を持っていたのだから、まして二代目、三代目の経営者は優れた参謀を得て自らの足りない点を補佐してもらいながら、創業者に少しでも近づく努力がいる。
更に大事な事は、「お客様大事」、お客様のニーズをしっかり掴んで、どこよりも早く対応することである。
めっき業の商習慣は、「お客様がめっきをして欲しい材料を持ってこられて、めっきが仕上がった頃に引き取りにこられる」。これが一般的であった。しかし、現代においてはこのスタイルを変えていかねばならないであろう。
お客様第一と考えると、「引き取りにいって、お届けする」。お客様第一という感覚を失うと仕事も失う事になる。
次に、技術的には他社のまねのできない技術やノウハウを持続することであろう。
当社(友電舎)は、機能的なめっき、微細部品へのめっき、が特徴技術であり、他社優位技術である。
他社では難しい、できあに、QCDで苦労している、というご要望があれば、友電舎にお問い合わせ、ご相談ください。
お客様のご期待に添いたいと思っています。
当社の創業者は「装置・機械はいつでも買える。優秀な人材(財)を得る事が先決である」という哲学を持って経営をされてきた。
かつて、経営の神様と言われた松下幸之助さんは、「当社は、商品を作る前に、人を作っています」と言われたと記憶している。
企業は、人、もの、金、と言うが、その中でも大事なのはやはり「人材(人財)」でしょう。現在のめっき業界で、
微細化、精密化、高機能化、がキーワードであろう。
友電舎は、まさしく微細化、精密化、高機能化めっき、のど真ん中にあり、顧客満足度を高めお客様からご満足頂く為には、優秀な人材(財)を確保し、また育て上げねばならない。
当社は、社員教育に熱心な会社という伝統がある。歴史もある。
やる気のある社員軍団がいて、はじめて顧客満足度も高くなるのである。
よき人材(財)なくして、良いめっきはできないと信じている。
中小企業でも大企業病に罹る。古い手帳を整理していたら、大企業病の諸症状を写し書きしたものが見つかったので、当社は大企業病に罹っていないか?をチェックしてみた。
「大企業病の諸症状」
①仕事の目的、責任の所在がはっきりしない。
②人に意見を素直に聞かず、おごりの心がある。
③会議はするだけ、決めない、決まらない。
④タブーを作って冒険しない。
⑤責任者は叱らない、部下は叱られない。
⑥上を向いて仕事をする。
⑦報告、説明は上手、でも自分ではやらない。
7つのうち、6つは大丈夫だが、残り1つはいささか怪しい限りである。中小企業が大企業病に罹れば命取りになる。今ならまだ治せる自信がある。
若くて優秀な社員が多い当社である。5年後、10年後が楽しみな会社でもある。
友電舎のホームページにお越しをお待ちしています。
関西も梅雨の走りか?雨の日が多い。会社まで電車とバスを乗り継いでくる。毎日往復で3時間かかる。
電車がすいている時は、ドアに近いいすの端に座るのは私だけではないだろう。先日、小降り雨の日だった。
私の座っている前の席、彼女も端に座っていた。年のころ25歳ぐらいのなかなかの美人である。顔つきも賢そうな顔立ちであり、好みのタイプ。こんな人を秘書にしたらいいなあ~と考えてみた。美人秘書。
電車がホームに滑り込み停車した。彼女はこの駅で降りようとして立ち上がった。ふと座席を見ると折りたたみに傘が座席に残っていた。
「傘忘れてますよ!」と声をかけてあげた。彼女は「・・・・?」。私を一瞥して傘を握って降りた。「ありがとうございます」の一言も無くである。
私の先ほどまでの心は瞬時に吹っ飛んだ。「ああ、俺も見る目がないなあ~」と頭の中でつぶやいた。秘書にしなくて良かったなあと苦笑いである。
ほんの一瞬の一動作、瞬間の態度振る舞い。わずか2、3秒の出来事で、その人の人生が変わるかもしれない。
瞬時にしてめっきがはげるのである。恐ろしい事だけれども、それが人生なんだろうね・・。