ハンドルブックカバー らうらうじ -second hose-
マイクロバブル
発生ノズルに研究・開発
(1)大阪の川を浄化し綺麗にすることに貢献したい。
ループ流式マイクロバブル発生ノズル「OKE-MB01FJ」を発売
マイクロルバブルは9年間研究しています。3年前、ループ流式マイクロバブル発生ノズルを開発しました。マイクロバブルには水浄化作用がありますので、このノズルを使用して大阪街中の川がもう少し綺麗にならないかなあと思っています。
ループ流式マイクロバブル発生ノズルは特許を申請し、昨年から販売しています。このノズルは家庭用から工業用まで応用可能な設計にしています。
●水の浄化の時は、水中ポンプ等にアダプターを介して取付け水を噴射すればマイクロバブルを発生するシンプルなノズルです。
●風呂のシャワーホースにそのまま取付けることが出来ます。
家庭用から工業用と応用可能なので利用が広がっています。
詳しくはホームページを参照ください。http://oke-mb.com/
(2)専用工作機械の設計
本業は自動車部品等を加工する専用工作機械の設計です。携わって37年になります。現在は、専用加工機よりも省力機械、検査機械が多くなっています。
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40.マイクロバブルと日本混相流学会講演会(その2)
――植物に及ぼすマイクロバブルの効果――
「ノリの培養にマイクロバブル」氷室昭三先生(有明高専)
(有)OKエンジニアリング
8月7日から9日まで、熊本大学で第28回日本混相流学会の総会と講演会がありました。
昨年に続き2回目の参加になります。非常に勉強になりました。論文発表の中から私が興味を持ったものを数回にわたって書きたいと思います。最初は氷室先生の報告です。
ノリの培養にマイクロバブル
昨年は「マイクロバブルを使った焼酎づくり」(氷室昭三氏他2名)で、焼酎の味がまろやかになることが味覚センサーで立証されこと、マイクロバブルの酵母への生物活性作用を確認できたことが報告され興味を持ちました。
今年は、「ノリの培養へのマイクロバブルの適用」に関する研究でした。「試験規模は、縦2m、横2m、深さ約1mのノリ糸状体培養水槽44基のうちの1基をマイクロバブルでバブリングした。試験期間は6月29日~7月30日とした。」「マイクロバブル発生装置2台を対角線上に設置した。」
この実験で興味深いことが、観察されています。
①「マイクロバブル効果確認試験における溶存酸素濃度から、夜間はノリ糸状体や珪藻類のの自呼吸により、昼間、光合成で蓄えた培養水槽内の溶存酸素が消費されているのがわかった。」
②「また、マイクロバブル系のノリ糸状体は、対照系に比べて、酸素を供給しているにもかかわらず、溶存酸素の消費量から、夜間、非常に活発に活動しているものも判明した。」
③「マイクロバブル系も対照系もpHは約8.2でほぼ安定していた。
④原因はっきりしないが「7月下旬頃より、珪藻類の付着が激しく、糸状体の成長が遅いとの報告を受けたため、7/31急遽、装置を撤去した。
⑤「しかしながら、10月にはノリの胞子定着率において、マイクロバブル試験を行っていた培養水槽の糸状体が、44槽中で一番よかった。
⑥「通常の糸状体の胞子率が60%であるのに対して、マイクロバブル適用糸状体は、85%であった。」
この結果からすると、マイクロバはノリに対して大きな効果があることが分ります。
「ノリの担当者によると『種入れ時期が5月と遅く、条件が悪いにも関わらず、顕微鏡検査をすると、胞子の色、形とも申し分なく、普通に、胞子定着率85%のものを作ろうとしても作れない。‐‐‐‐‐。』とのことであった。」と結んでいます。
今後、胞子定着率アップのメカニズムは明らかにされるでしょう。これもまた、興味があります。
同時に、イチゴとトマトについての報告もありましたが、次回にします。
第2回ファインバブル国際シンポジウムプログラム(案) | |
10:00 | 開会挨拶 筧 伸雄 国際シンポジウム WG 委員長 (ヤマト科学株式会社 取締役常務執行役員) |
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| 挨 拶 経済産業省 |
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10:10 | 基調講演 寺坂 宏一氏 慶應義塾大学 理工学部 応用化学科 教授 (仮)タイトル:「ファインバブル技術の現状と展望ならびに標準化の必要性」 |
午前の部(国際標準化テーマ) | |
10:50 | 講演2 Mr. Maurice Wedd, Chairman of ISO/TC 281(UK) (仮)タイトル 「ISO/TC 281 及び国際標準化の活動について」 |
11:10 | 講演3 太田 秀幸氏 独立行政法人製品評価技術基盤機構 認定センター(IAJapan) 次長 (仮)タイトル:「国際標準化における認定機関としての NITE の役割」 |
11:30 | パネルディスカッション「国際標準化の重要性と今後の課題」 パネラー: Mr. Maurice Wedd, Chairman of ISO/TC281(UK) Ms. Jenny Pellaux, ISO Central Secretariat Professor Michael Stintz, Technical University of Dresden(DE) 藤田 俊弘 IDEC 株式会社 常務執行役員 技術戦略本部長 IDEC グループ C.T.O. 島岡 治夫 株式会社島津製作所 分析計測事業部試験機ビジネスユニットプロダクトマネージャー (海外のパネラーを予定、随時更新します) |