品川隆幸の古今東西(10)断言する!日本のモノ作りは新たなパワーで再生する

 モノ作りの根幹は農業だと、3話と4話に出稿したら、工業のモノ作りは東大阪から無くなるのかと、

早とちりされた方達がおられた。

勘違いしないで欲しい。

東大阪、いや、日本で我々が培って作ってきたモノ作りは、決して無くならない。

もちろん、これまでで不要なモノはほとんど淘汰され、新しいモノが次々と現れる。

いつの世も同じである。

先日も、「【動画】情熱モノづくり連鎖」の取材のために東大阪トラックターミナルに出向いた。

東大阪トラックターミナルは、西日本最大規模の物流拠点で、昭和43年にできた。

当時、全国からトラックが集まり、物流倉庫の数も多く、活況を呈していた。

しかし、東大阪で製造していた大量生産の品物の多くが中国へシフトし、少量多品種、

おまけに品物そのものが軽薄短小となり、輸送される荷物も激減した。

それに伴い、出入りするトラックの数もめっきり減った。

久しぶりに出向いたトラックターミナルの風景は、閑散としただだっ広い道路に仮眠を取る

ドライバーが乗った、僅かに停車しているトラックだけだった。

まったく、諸行無常だ。

今、ものすごいスピードで世の中は変化していっている。。。

 

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