工場もハイブリッド化!?

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先日、HONDAの鈴鹿製作所を見学させていただきました。

ハイブリッド車として初めて月間販売台数が1位となった「インサイト」や、第2位の「フィット」を生産しており、厳しい経済環境の中でも高い操業度を保っている工場です。

hondainsight

 

 

 

ラインに数十台並んだ溶接ロボットは、2本の腕をもち、しなやかな動きができる多関節によって、数十箇所の溶接を次々とこなしてゆく。

ロボットにはNo.○○とか番号がついていて、夫々得意技があるらしい。

時には数体のロボットがいっせいに「襲い掛かり」、あっという間にホワイトボディーと呼ばれる車体の骨格が出来上がる。

意外だったのは、そのロボット溶接ラインの前に、「溶接技能オリンピック」のメダリストなどの名前が大きく掲示されていたことです。

「どこにも人間の作業者がいないのに、何故・・・?」と思い、あとで質問したら、「最終工程で、ロボットの溶接の不良箇所が見つかれば、人間の匠の技で修正しています。」とのこと。

日本の自動車の品質を保っているのが、そのような技能者であることに、ちょっと、安心しました。

でもそのうち、溶接オリンピックのメダリストとして、「ノース2号」とかロボットの名前がでてくる時代が来るのかも・・・

組立ラインでも、シートやフロントガラスなどの重量物を軽々と装着する組立ロボットが活躍していた。そしてロボットに混じって、人間の作業者は軽量物の装着や外観検査工程などを担当していた。

ガソリン&電気のHV車を生産する最先端の自動車工場では、ロボット&人間のハイブリッド化も着々と進んでいるようでした。