新聞の切抜きをスクラップしていました!10年前までは

  • 投稿者:  カテゴリ:アート
  • 表示回数 1,574

オフィスしのも スクラップ 日経コラム 美の十選

2008年から2010年頃までの新聞の切抜きの束は日本経済新聞のコラム「美の十選」でした。

箱をそおっと開けると スクラップブックと 貼る時間がなくて 切り抜かれたままの記事の束が入っていました。見つけた瞬間の気持ちは複雑。

目下片付け中の自分が 捨てるか捨てないかの選択に悩むという問題ではありませんでした。そうあるべきなのだが 気持ちはそこに至らなかったのです。

10年前までの自分が好んだもの 宝物 しかし まとめ上げ手元に置いておけず どこかへしまい込まれてしまったもの。2010年3月 日経そのものがオンランインでも確認できるようになっているため 新聞は取っているものの 切抜きをやめてしまったのか。
 

今 どうも見つかって嬉しいということみたいです。
では 何に喜んでいるのか。

それは この切抜きが/アートが/あるテーマをもって美を「十」に絞りきるという潔さが/マットに刷り込まれたイメージが/何もかもが 今も好きであると 見つけた瞬間直感したこと。当時でいう「速攻!」今でいう「秒で!」。

さあ どうするかな・・・

昔から新聞紙に刷られた写真が好きでした。マットな状態が落ち着くのと 選者である 学芸員、文学者、建築家、アーティスト、大学教授、評論家・・・のみなさんが「十」を選ぶ心理を思うのが実にいい。毎日の「次は何だろう?」という期待感をくれるこのコラムでこれからも楽しめる喜びと 紙ベース素材の扱いに結論を出さないまま一生を終えるのだろうかという切なさが 今日の「お片づけ」というスペースを 身勝手に壮大に支配しているからして 複雑なのであります。

10年前までは 新聞の切抜きをスクラップしていました。同様に デジタル社会になっても フィルム写真を撮り続けた時期が長かった方。仕事ではネット・デジタル社会にどっぷり居ても アナログの居心地で居たい部分が残っています。多岐にわたる整理整頓と自ら本質的に好む世界に 折り合いを見つけること。見つかった時こそ 自分らしさ全開かなぁ。

 

_____________ しのもスタッフ