imadoco(現代の床の間)シリーズ「okidoco」
5年後、10年後のことを考えて、資源を育成します。時間をかけてでも育成(教育)していく価値があります。
当然、人が対象となります。この場合、自社の従業員だけでなく、広い定義をもって捉えればよろしい。具体的には、将来のお客様になる子供達に愛着を持ってもらえる活動(ファンになってもらう)もその一つになります。
例えば、マクドナルドは、ファミリーセットと称しておもちゃ付きの商品を提供している。来店数(購買頻度)を上げるのと同時に将来、気軽に立ち寄ってもらえるように障壁を低くするマーケティングをやっているのが特長です。
独自資源:Asset をチェックしよう!!
お客様に見えているもので差別化ポイントを提供しているのですが、製品やサービスを作り出す人や設備などの独自の資源を明確にしておこう!
簡単にいうと、他社にはマネ出来ない何かを知るということ
治部電機の独自資源は、技術、ノウハウ、組織体制など様々な良い点があります。極めつけは、 『 人 』であると公言しております。(笑)
人が、移れば、無くなるのかという問題でもなく、その背景にある組織体制も十分に該当するでしょう。教育のシステムも独自資源になります。
お客様との関係性構築にも、製造プロセスにも独自資源をふんだんに取り揃えております。
『一貫性のチェックを忘れてはいけない』
独自化のシナリオについて、商品軸で独自化している弊社の場合、お客様は、「価格が高くても良いから、高品質・高技術な商品・サービスが欲しい」と思っているお客様が真のターゲット顧客になる。
同時に、密着軸も同時に取組んでいるので、「価格が高くても良いから、自分のわがままをできる限り叶えたい」というお客様となっていないといけない。
弊社の独自化ポイントは、ターゲット顧客にとって重要なものだろうか?
ターゲット顧客と合っているかも含めて重要なことである。
前述では、競合に対しての独自化を述べたが本当に独自化されているのだろうか?
「独自化」と思っている根拠は?
競合が同意するか
「確かに、この点は勝てない」ものになっているか?
お客様が同意するか
「この点は競合には無い」と同意するだろうか?
意味の差が無いとやらないほうがマシ
この2つ(競合もお客様も認めてもらえうこと)で、本当に独自化されているといえる。
これが、独自資源になるということだ。
独自化を行うのは、競合と差をつけるためだ。競合が高級ブランド品だから同じように高級であることは「独自化」にならない。
この場合、同じ高級の中でも「手軽さ」や「密着度」などが独自化になるでしょう。
例えば、米国レクサスは、高級車として認知されている。しかし、ベンツやBMWよりは高級ではない。ここでは、高級の中で低価格品という位置づけでありながら、品質やサービスを賞賛されているのが特筆すべきところである。
結論として、高級車を低価格でという、密着軸での差別化が成功要因の一つと考える。
ネットでの独自化は、日本で私たち「だけ」ができる価値、が独自化のポイントとして必要になるのだ!
このように、独自化とは、あくまで競合に対して独自化することだ。
自社の独自化シナリオの次は、競合の独自化軸をチェックしよう。
競合は、前述したベネフィット(価値)を巡る競争相手なので、同じような独自化になる場合もあるだろう。ここでは、主要な製品や、サービスの独自化を確認しておきたい。影響は必ず受けるのだから。
いよいよ次のフェーズに突入します。題して「強みと独自化」
・3つの独自化軸:自社の独自化戦略は
独自化とは、競合と違うことをすることですが、違うだけでは意味が無い
競合よりも『高い価値』を提供することが本当の独自化となる。
お客様はより高い価値を求めて何かを買う。ここからは独自化戦略や独自化ポイントを同義として使う。
『手軽軸』:早く、安く、便利に買える
『商品軸』:良い製品・サービスを提供
『密着軸』:お客様の個別ニーズに徹底的に応える