先日のNHK「クローズアップ現代」で
「におい」をビジネスに活用するという、
興味ある内容がありました。
例えば、においで企業ブランドイメージを作る。
電気自動車等を販売する会社の販売ブースで
四万十川のヒノキの香りをを流す。
この香りが、環境にやさしいイメージを作り出すそうで、
森の澄んだイメージが嗅いだ人の記憶にとどまるらしい。
また、食料品売り場で、カレールーの販促に
カレーのにおいを売り場に流すことで3割売り上げ増だそうです。
嗅覚は、ほかの感覚と違って、
直接心に訴えかける作用があるらしいです。
これからの販売・イメージ戦略に「においを活用する」ことはもとより、
職場等での生産性向上や精神的なケアが必要とする場面でも
さらに役に立つことになるでしょう。
またおもしろい例として、
塾での集中力を高めるにおいや、
カジノでの滞在時間を長くさせるにおいがあるそうです
(日本でもパチンコ店で一部採用されているとのこと)。
先日の朝日新聞に掲載されていた記事です。
昨年から紅茶飲料の市場がいつになく賑わっているらしい。
今まで好調だったコーヒー市場が頭打ちとなり、
緑茶市場も伸び悩む中、紅茶市場は対前年比20%の伸びを
見せているとのこと。
好感あるタレントの起用もあるが、フレーバーティーの人気が
高いことも要因らしい。
また草食系男子向けに、男性が堂々と好きな紅茶を飲めるように
新商品を出して、市場を活性化させているとのもおもしろい。
21世紀はお茶の時代と言われ、不況に疲れ、ストレスが溜まる中、
癒しを求める時代に、リーズナブルな「お茶」は最適と考えられるでしょうね。
昨日お会いした社長さんから聞いたお話しです。
社長さん曰く、
毎日同じように会社で過ごしていると
会社の雰囲気や流れがゆるやかに悪化していることに
気づきにくい。
そこで、知り合いや友人、取引先の人に
会社を定期的に訪れてもらい、率直な感想を聞いているそうです。
その内容をメモし、自分をはじめ幹部が
日常に埋没しないように検証しながら、
変化を見逃さないように訓練しているとのことです。
またこの作業を続けていると、
業界やライバルの動向、顧客の微妙な変化を
掴み取ることに次第に敏感になってくるそうです。
他人の力を借りて、会社を定点観測すると共に、
変化を予測する力を身に付けていくことが大切だと教わった気がします。
昨日のNHKアーカイブスで
「大阪万博」が特集されていました。
今から40年前、戦後復興と経済成長をアピールする目的で
開催された大阪万国博覧会。
入場者数は6400万人で、当初の3000万人の計画を
大幅に超えるものだったそうです。
またこの数字は万博入場者数でいまだトップだそうです。
(上海万博で塗り替えられるかも・・・)
私も当時は小学1年生で、親戚が来るたびに
行ってたことを思い出しました。
特にアメリカ館で、「月の石」を見たときは
すごく興奮したことを今でも覚えています。
あの当時、21世紀はどんな時代が来るのだろうと夢見て、
学校で絵や作文をたくさん書いた記憶があります。
ワイヤレス電話、リニアモーターカー、海底都市、
宇宙開発、民族平和など
多くの夢や希望が溢れていた感じがします。
21世紀の現在、
あの当時に描いていた夢、想像していた科学技術へ
確実に進歩を遂げているでしょう。
ただ、人の気持ち・人としての思いやりは
確実に衰退・荒廃しているのではと
ふと感じてしまいました。
今朝のスーパーモーニングで
放映していた内容についてです。
東京町田で街の電器屋さんとして、
頑張っている「でんかのヤマグチ」さんを
紹介していました。
付近には5件の大型量販店がある激戦区で、
しかも価格はそれらに比べて2-3割高らしい。
それでも、連続黒字を続けている。
その秘密は
営業マン(サービスマン)による徹底した御用聞きを実施しており、
その顧客のほどんどが平均年齢64歳の高齢者とのこと。
最低でも月1回の訪問を行ない、家族のような付き合いを
心がけているとのこと。
一旦、ヤマグチさんのファンになると
多くのユーザーがすべての電化製品をそこから購入しているらしい。
街の電器屋さんに限らず、
高齢者に向けた徹底した御用聞き営業は
これからもますますニーズが増すでしょう。
昨日、あるイベントに参加して
清水寺の森清範貫主のご法話を聞くことができました。
森貫主と言えば、今年の漢字の揮毫で有名な方ですね。
とても70歳を超えた年齢とは思えないほど、
かくしゃくとした、ユーモアと機知に富んだお話しをいただきました。
特に心に残ったのは・・・
「見えない力に、おおきに!」と言えて
初めて人であり、大人であるとの言葉。
見えるものや力に対して感謝するのは当たり前のことで、
「見えない力への感謝」ができてこそ、人間であると。
国境、民族、世代、思想などを超えた普遍の真理であることを
目からうろこの落ちる思いで聞き入ってしまいました。
4月5日の朝日新聞に掲載されていた記事です。
自治体の職員が「わがまち」のファンを増やすために
ツイッターを利用して、地元や全国の人たちと自治体の
距離を縮めているらしい。
直接PRとは関係の無い部署の職員が
「行政情報だけでは市に興味をもってもらえない」と
自分で提案して始めたところ、
・ふるさと納税が増えたり
・キャラクターグッズが増えたりしたとのこと。
またその他の地域でも
・自治体のイベントの参加者が前年よりかなり増えた
・過疎の町への移住者の呼び起こしに活用している
など効果が出てきている。
これからもツイッターを公式に運用してくる自治体が
ますます増えてくると思います。
ただ、取り組む姿勢がいい加減だったり、
他のマネで成功のみを期待していると
失敗するでしょうね。
今朝のはなまるマーケットのオープニングで
「この春の最新文具」を紹介していました。
デコブームとは
女子学生を中心に、鏡や携帯、文具などの身の回りのものを
シールなどでデコレーションすることが流行していることだそうです。
番組では、通常のノートより色が明るくロゴが縁取られていて
デコレーションをしやすくしたコクヨ社が出したノートや
立体的な盛り文字が書けるデコ用ペン、
封筒、写真、文具に自由に貼るマスキングテープなどが
紹介されていました。
みんなで集まってワイワイとデコレートするのが楽しいとのこと。
また、色物文具を「イロブン」と称して、
美顔ローラーがついたボールペン、
顔文字を回転式にして自由に創作して押せるゴムスタンプ、
音楽を奏でることができる定規なども紹介されていました。
何かすごい発明や機能があるわけではないのですが、
ちょっとしたことをヒントにして、
消費者の気持ちを捉えているところが
大変おもしろかったですね!
昨日、お会いした社長さんから聞いたお話しです。
その社長さんが若いときにいた部署で
ユーザーからの電話応対をしていたときの経験だそうです。
その時に感じて実行したことは・・・
・まずは肯定姿勢から話しを聞くことが大切
・ほとんどのクレームは実際に起こっていることで
想像していたより悪質クレーマーは少なかった
・但し、悪質な場合は最初から毅然とした態度を
とることが大切。
また、会社の姿勢特に上司の姿勢が一貫していないと
その場しのぎの応対はますます傷を深くする
・相手の声に真摯に耳を傾け、主張を徹底的に聞き出すこと
これら4つのことに気をつけながら対応することで
多くのクレーマーが顧客になったらしいです。
2/24の京都新聞経済欄に掲載されていた記事に、
京都ホテルオークラがMICEの積極誘致に動いていることが
書いてありました。
MICEとは、
Meeting(会議、セミナー)
Incentive(招待、誘致、研修旅行)
Convention(国際会議などのコンベンション、学会)
Exhibition(展示会、イベント等)を意味します。
新聞によると、
誘致による経済効果を見込み、観光庁が今年を
「マイスイヤー」と位置づけており、オークラでは企業関係者を招いて
初の内覧会を開いて、国内外から会議を呼び込む受注プランなどを発表したとのこと。
今までのMICEの概念と言えば、どちらかと言うと大型の国際会議や
官主導のコンベンションでの意味合いが強かった風に感じますが、
この記事から思うに、企業での少人数での会議にミーティング、飲食、宿泊などが伴えば
小さいMICEが成立して、それが今後のホテルや観光のひとつの
戦略として再考すべきときではと思います。
このことはホテルだけに限らず、
旅館にしても大きなヒントになりうるでしょう。