パレット古材テーブル

役割をまっとうした「廃材」がもう一度家具として、新たに歴史を刻んでいく。

パレットとは荷物を載せるための荷役台。物流現場で活躍するが、役目を終えたパレットは、年間約90万トンもの量が産業廃棄物として捨てられる運命にある。
それらを回収し、ダメージ感を活かしてヴィンテージテイストの家具へと生まれ変わらせたのが、パレットハウスジャパンの「パレット古材テーブル」だ。

パレット古材テーブル

通常、家具には硬質の広葉樹を乾燥させ、含水率を10%以下にして使用するが、パレット材は雑木を生木のまま使用しているため、含水率が20%もある。
まして違う樹種を何種類も組み合わせるとなると、家具づくりは至難の業となる。

パレット古材テーブル
そこでまずはパレットを解体し、洗浄のうえ天日干しをして乾燥させることからスタート。次に均一な厚さにカットし、それらを合板に貼りあわせて模様をつくり、プレスする。最後に反りを防ぐため、天板裏に金具を取り付けてようやく完成する。

こうして、写真のネイティブアメリカンのナバホ柄以外にも、モザイクやヘリンボーン、ユニオンジャックなどの多様な柄を表現している。

パレット古材テーブル
廃棄物の再利用やアップサイクルは今日、SDGs(持続可能な開発目標)の一つとして関心が高まっているが、それ以前から同社は「廃材に命を与え、もう一度社会に戻してあげたい」そんな想いで取り組んできた。

彼らの夢は「廃材から世界のブランド」になること。いろんな国から海を渡ってきたパレットがここでつながり、再び世界へと発信される。その未来は遠い話ではなさそうだ。

2021年度 大阪製ブランド認証商品


大阪製ブランド「パレット古材テーブル」

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