治部電機株式会社

　電圧比が１：１（入・出力電圧が同じ）の絶縁トランスを使う訳とは、回路絶縁を目的としている。また、3相3線入力を3相4線に出来るのも大きな特徴である。

使用する負荷（運転する機械装置）が動力２００Vの場合、通常はそのまま電源回路から入線し配線して運転が可能ですが、使用する負荷により、安全ブレーカーが遮断してします場合があります。その原因を除去するために回路を絶縁する必要があるために、変圧器が使われます。
安全ブレーカー（主に漏電遮断機）が動作するのは、回路上、一部にでも漏電（地絡）回路が出来てしまうと電流が流れます。その電流を感知して動作します。
この原因を取り除くのには、回路を遮断（絶縁）するのが最も効果的な方法といえます。

また、3相3線から3相4線にするときにも、変圧器が役に立ちます。
海外、特に欧州製品では3相4線で入力されるのが普通です。
ですから、3相4線式で使う機械装置の電源としても変圧器が使われます。


例えば、レーザー加工機をお使いになるお客様での採用がありました。

レーザー加工機に採用された絶縁トランス


また、3相3線で入力された電源を、3相4線とする電源回路も実現できます。


絶縁トランスのことをアイソレーショントランスと呼ばれることもあります。


ケーブルを保持するサポートも着けています。（任意）


3Φ4W出力絶縁トランス


絶縁分離の効果を高めるために混触防止板をつけています。

製品仕様
事例番号事例番号720（File No.01-1193）
３相　屋内用乾式自冷型ケース入り  
50/60Hz　１６kVA　連続定格
一次側入力　２００Ｖ　４６．２Ａ
二次側出力　２００Ｖ　４６．２Ａ
屋内ケース入り　Δ-Y結線中性点付
混触防止板（シールド）　キャスター　
ケーブルサポート付き
耐熱クラス（絶縁種別）B種
質量約１４５kg


絶縁効果を確実にする絶縁トランス

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