BMB会員が発表されます

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BMB会員の矢野紙器さんと吉持さんが発表されます。
少し異色かも知れませんがご興味が有れば、ご参加下さい。

             大阪府立産業技術総合研究所 竹田 裕紀

「製造業とデザインの新しい関係―都市集積の可能性―」

【日時】2009年12月1日(火)18:30~21:00
【会場】大阪駅前第2ビル6階・大阪市立大学文化交流センター大ホール
     → http://www.gscc-uep.jp/link.html#access
【参加登録不要、参加料無料】
【主催】大阪市立大学大学院 創造都市研究科 都市経済政策研究分野
【趣旨】
近年、経済環境の変化が著しく、従来の仕組みが行き詰まりを見せています。都市には多種多様な人材が集まりますが、少し業種が違ったりするとなかなか出会う機会がありません。業種、産業、組織の垣根を越えて人と人、企業と企業が出会うことで、新しい発展の芽を生み出していくことが今求められています。「三人寄れば文殊の知恵」といったタイプの、1+1=2ではなく3にも4にもなるような都市集積の力の発揮です。
今回、特にものづくりとデザインの出会い、そして協力の可能性に焦点を当てます。製造業にとってはデザインを含む企画開発力は競争力のカギを握っていますし、デザイナーにとっても、デザインを実際のモノとして作り上げていく過程は重要です。しばしば別の価値世界に住む住人たちの出会いと相互協力はいかにして可能か。シンポジウムでは、第一線でご活躍の方々をお招きし、報告とディスカッションを通じて、こうした大問題の糸口を探っていきます。

【プログラム】
(1)矢野孝氏・島津聖氏(矢野紙器株式会社) 
    「ダンボールで造る矢野式ものづくり」
(2)服部滋樹とその仲間たち(graf)
  「人と、つながりと、デザインと」
(3)吉持剛志氏(吉持製作所)
  「デザイナーさんとのコラボで知る、おもしろさ!」
(4)稲垣京輔氏(法政大学)
  「連携の輪を広げるには何が必要なのか?:既存の利害関係としがらみを超えて」 
(5)ディスカッション

【コーディネーター】山下里加(京都造形芸術大学)
【司会】立見淳哉(大阪市立大学)

【プロフィール(順不同)】
・稲垣京輔氏(法政大学経営学部教授)
東北大学大学院経済学研究科博士課程修了。尚美学園大学講師、横浜市立大学准教授を経て、現在、法政大学経営学部経営戦略学科教授。専門は、経営組織論、事業創造論、中小企業経営論。著書に、『イタリアの起業家ネットワーク』(白桃書房)など。2007年より、大阪市北区の独立系クリエイターを対象としたフィールドワークを実施し、起業家活動の集積現象について長期的な調査研究をおこなっている。
・服部滋樹(graf代表・デザイナー・クリエイティブディレクター、京都精華大学デザイン学部建築学科准教授)
1970年大阪生まれ。1998年大阪、南堀江にショールーム“graf”をオープン。2000年“decorative mode no.3”設立。同年、中之島に移転し、“graf bld.”を設立。オリジナル家具の企画・製作・販売、プロダクトデザイン、店舗・住宅・建築設計、グラフィックデザイン、ブランディングに至るまでプロジェクトごとに幅広い活動を行っている。
・矢野孝氏(矢野紙器株式会社代表取締役社長)
広島大学理学部数学科を卒業。昭和54年4月に矢野紙器株式会社入社。平成16年4月同代表取締役就任し現在に至る。現場での障害者雇用の実体験を下地に、共に働く場、活躍する場づくりをモットーに経営を展開。現在は、ネクストステージ大阪LLPを設立し、天王寺、船場、天満橋に窓口を作り、さまざまな生きにくさを感じる人たちの就労支援、職場体験事業を展開中。
・島津聖氏(矢野紙器株式会社社員)
京都産業大学経営学部経営学科に在学中、山本憲司准教授(現大阪成蹊大学現代経営情報学部教授)のゼミ生を中心にNPO法人経営パラリンピック委員会を設立。関西を中心に、福祉事業所の経営面における「人づくり」「ものづくり」の事例発表大会を毎年開催。矢野紙器では、ダンボールの緩衝材や、什器などの企画・設計を担当。2005年から子どもを対象にしたワークショップを多数実施。
・立見淳哉(大阪市立大学大学院創造都市研究科准教授)
1977年生まれ。名古屋大学大学院環境学研究科後期博士課程修了。博士(地理学)。名古屋大学大学院環境学研究科研究員、大阪市立大学創造都市研究科講師を経て現職。
・山下里加(京都造形芸術大学専任講師、フリーライター)
1965年生まれ。1989年、京都教育大学美術専攻科修了。2008年、大阪市立大学大学院創造都市研究科修了。アートによる地域づくり、ものづくりの現場などをテーマに取材を重ねている。
・吉持剛志氏(吉持製作所代表/異業種交流会・フォーラムアイ元代表)
子供の頃から、父親の作業風景を見て育ちましたので、工業高校から自然と同じヘラ絞り加工の道に入りました。最近の不景気で仕事が減っています。なにか打開策はないか、なにかおもしろい展開にならないかと考える中で、デザイナーさんたちとお付き合いをいただくようになりました。あるデザイナーさんの「自社の中に宝はある!」という言葉に感動いたしました。今、展示会のお手伝いをいただくなどおもしろい展開に楽しい日々です!

【問い合わせ先】大阪市立大学大学院創造都市研究科都市経済政策研究分野(担当:立見)
 〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
 TEL:06-6605-3507
 FAX:06-6605-3488
 http://www.gscc-uep.jp/