出雲にゆかれない神様!

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本日、西宮神社の吉井宮司様のお話を聞く機会がありました。

 

 

 

全国には約8万の神社があり、そのうちえびす神社は約3,500社あるとのことですが、西宮神社はその総本山とのこと。

私自身は、西宮にある中学と高校に通っていましたので、えべっさんといえば西宮神社でした。その後、大阪で商売をするようになり、自宅も神戸から大阪に移ったので今宮えびすさんに参拝するようになりました。

今回、えびす様にまつわる興味深いお話を聞くことができました。

◎今宮えびす様のご祭神は事代主命、西宮えびす様のご祭神はイザナギ、イザナミ系の蛭子神と、同じえびす様でも系統が異なる。このため、お耳が遠かったり、足が悪かったりという違いもでるとのこと。

◎投げ網ではなく釣竿一本、鯛も一匹だけ釣っておられるのも意味がある。欲を出しすぎるのではなく、堅実にやるべしとのこと。

◎毎年選ばれる「福男」も、その人に大きな福が来るのではなく、福を周りの人に分け与える役目とのこと。

◎えびす様は七福神のなかでただ1人日本の神様。残りの6人の神様は「天」がついているのでインドの神様との習合。

・・・・・・いままでえびす様というと、商売繁盛、大繁盛のご利益のある神様というイメージでしたが、結構、堅実な身近な神様というように感じました。

 

■旧暦10月には全国の神々が出雲大社に集まるということで、神無月と呼ばれていることは、昨年の社員旅行のブログにも書きました。 

その中でえびす様だけは出雲にゆかれないとのことでした。その理由は・・・今宮えびす様はお耳が遠いので出雲への召集の通達が聞こえなかったから、また西宮えびす様は足がお悪いので出雲までは行きたくても行けなかったからとの事。

そういうことで、旧暦10月の神無月にも、えびすさんだけはお社におられますので、皆様もどうぞご参拝を!