ラックなたたずまい《ジブリは凄い》

天保山にあるサントリーミュージアム。
先日、今ここで開催中の「スタジオジブリ・レイアウト展」に行ってきました。

今回の特別展はスタジオジブリの一連の作品に使用された「レイアウト」が展示されていました。

レイアウトというのはアニメーション映画作成のために画面の構成や割り付けなどを指示するために製作された場面構成のスケッチだそうです。
画面のなかに、「これは背景」「これはセル画」「コマの割り付け」「光の方向」などが書き込まれていて映画制作の中身が覗けます。

その絵の緻密なことには驚きます。
でも、レイアウトはあくまでも計画書。
映画制作が終了されたら処分される運命にあるようで、例えば「魔女の宅急便」などは数点しか残っていませんでした。

ともかく、素晴らしい展覧会でした。

「スタジオジブリ・レイアウト展」

なお、悲しむべきことに、大阪が誇るこのサントリーミュージアム。
来年一杯で閉館だとか。
現在サントリーさんでは大阪市と協議中とのことですが、これもキリンとの経営統合というビジネス手続きのひとつなんでしょうか。
寂しい限りです。