齊藤一郎スペシャルコンサート

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先週末、大阪中之島公会堂で開かれた「齊藤一郎スペシャルコンサート」に家内と行ってきました。

同氏は、東京芸大指揮科を主席で卒業、ウイーンで研鑽を積まれ、現在セントラル愛知交響楽団の常任指揮者としてご活躍中の気鋭の指揮者です。

高校の友人である吉井君から誘っていただいたのですが、「和敬塾」という首都圏のさまざまな大学で学ぶ男子学生の為の学生寮があり、そのOB組織である「塾友会」が、50周年記念として主催したコンサートでした。

吉井君はもちろん齊藤一郎氏も「和敬塾」の出身とのことで、会場には数百名の「塾友」とそのご家族、知人の方が来られていました。前衆議院議員の吉田おさむ氏も和敬塾塾友の1人として会場で応接のお世話をしておられました。

前半は、齊藤一郎氏のトークショー。

長身にピンクのスーツという派手ないでたちに、まずサプライズ。 「のだめカンタービレ」の指揮者のモデル(?)と噂されるだけのことはありそう。

和敬塾に入っていなければ、指揮者にはなっていなかったかもしれない。先輩、後輩との交流によって、音楽だけではない幅広い経験ができた。」

「ベートーベンがいなければ、100%指揮者にはなっていなかった。耳が聞こえなくなったあとの楽譜には、当時の楽器では出せない音域の音符も書かれていて、頭の中で音をイメージして作曲したのです。」 ・・・と言って、ピアノで弾いて聞かせてくれる齊藤氏。 

今世紀の偉大な指揮者たちの映像を次々とスクリーンに映しての解説がまた興味深かった。たった2小節で10回以上ダメだしする団員に嫌われる独裁的指揮者・・・褒め(まくっ?)て良い音を引き出すタイプの指揮者など・・・・経営者としても勉強になりました。

余談ですが、レナード・バーンスタインさんの声と話し方が、佐渡裕さんととても似ておられるのに気がつきました! これはひょっとすると大発見かも!?(ご興味があるかたは一度調べて見てくださいね。)

斉藤一郎

 

 

 
 

後半は、お色直しした齊藤一郎氏がピアノを弾き、セントラル愛知交響楽団のコンサートマスター吉田史人氏のバイオリン、本橋裕氏のチェロのトリオで演奏を聞かせてくれました。

「クラシックっていいなあ~」という声が会場のあちこちから聞こえてきそうなコンサートでした。