縄文海進の再現か?

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得意先の会長様から「じょうもんかいしん」という言葉を教えて戴きました。

寡聞にして知りませんでしたが、「縄文海進」と書きます。

今から約1万年前、縄文時代の前半に氷河期が終わり、地球規模で温暖化が始まりました。 数千年かけて氷河が融け、海水面が上昇し日本列島の内陸まで海水が入りこんでゆきました。

縄文時代に発生した数メートルもの海面上昇。これが「縄文海進」と呼ばれています。





そして、記念にと直筆の「縄文海進」扇子を戴きました! 有難うございました!



■会長様によると、地球温暖化による縄文海進によって、長期的にみればとても良いことがあったとのこと。

それは、従来、大陸とつながっていた日本であるが、海面の上昇によって日本海が誕生し、現在の日本列島ができあがった。

海に囲まれた島国ならではの、四季おりおりの自然や、社会風土のなかで、日本人と日本文化が醸成されてきた。

これは、縄文海進のおかげと言えるのではないか・・・と。



■ 地球温暖化による「平成海進」の到来っ!? 金融危機による世界大恐慌の再来かっ!?

迅速な、温暖化対策、金融対策が必要なことは言うまでもないが、同時に、より長期的な、地球的な視野にたって考えるゆとりも必要なのではないか?

禍福は糾える縄の如し。 人間万事塞翁が馬。

会長様が、扇子にこめられた思いは、そういうことではないかと思います。



■お隣の女性の扇子には、「万緑叢中紅一点」。 

一面の緑の草くさの中に、ひときわ目立つ紅いざくろの花、という意味の中国の詩の一節。

雄大なスケールの「縄文海進」と、美しい女性の「紅一点」、この組み合せが絶妙ですね。

えっ!? 私とこの女性の組み合せは、ちょっと妙な感じって? どうもスミマセン。