フライパン物語
シングル、ダブルという呼び方があります。
お酒の量やスーツの型でもありますが、今回は変圧器の定格についてお話しましょう。
ダブル定格と呼ばれる方式ですが、2次側のタップ電圧のそれぞれに定格容量を満たす時に使われます。
つまり、タップが200V、400Vある場合、両方共に定格容量が使えるという1台で2役する変圧器です。
概念を理解するために簡単に説明します。
例えば、単相 定格容量10kVA のトランスで200V のときは50A 400V25A 必要になります。
考え方やみ方を切り替えることで真の目的を容易に達成することができる。
そんな体験はありませんか
変圧器の使い方でも、見方を切り替えることで目的を達成するのが容易になることがあります。
それは、
『1次切り替え方式』と呼ばれる使い方です。
主に、大電流タイプのトランスでよく使われますが、大電流を通電する端子を沢山出すことは非常に困難です。
スペース的にも技術的にも無理が生じるため最終的には、コストも時間もかかり過ぎます。