布ふきん「さささ和晒ロール」
チェルシーガーデンティー(06・6726・7333、http://www.c-g-tea.jp)は、東大阪のモノづくり企業から事業転換して始めた紅茶製造販売会社。味や香りだけでなくパッケージにもこだわり、自社ブランドの高級紅茶で勝負する。
モノづくり企業から転身 価格競争しない
「親の代から家電製品の製造を行なってきましたが、将来性などを考えて廃業しました。そのなかで、妻が無類の紅茶好きであったこともあり、紅茶ビジネスを始めることになりました」と二階堂美彦社長。
奥さんの志紀さんは、日本紅茶協会認定のティーインストラクター。「暮らしの中で、美味しい紅茶でほっと心が安らぐ、そんなひとときを提供したい」と。日本の水にマッチした紅茶をブレンドし、チェルシーガーデンティーブランドで販売する。
モノづくりでは価格競争で苦労したため、「価格競争のない世界で勝負したい」と、高級路線で展開する。東大阪市下小阪にロンドンの街角をイメージしたショールームをオープン、ペンキの塗り方から家具まで全て英国流にこだわる。
自社ブランド こだわりパッケージ
ティーバッグは紙臭のないナイロンメッシュ素材のテトラ型を採用、中の茶葉は品質の高い紅茶を使う。ティーバッグ、リーフティー、スプーンなどセットにしたティーギフトを販売。「アールグレイ」、マンゴーフレーバーの「チェルシーガーデン」(50グラム630円から)などが人気だ。
PONPONDesign(ポンポンデザイン、06・6967・4566、http://www.ponpondesign.com)は、飲食、物販の店舗デザインなど幅広いデザインを行う。
デザインの重要性をもっと分かって欲しい!
と、北村等ディレクターは中小企業の経営者に訴えている。
「デザインは単に外見だけでありません。ソフト力でありもっとビジネスに役立ててもらいたい」と北村さん。家具デザイナーから出発、店舗デザイン、Webデザイン(ホームページ制作)、印刷物のデザイン、工業デザインと幅広いデザインを扱う。
デザイナーとして約20年のほか、約10年間は学生にデザインを指導していたキャリアも持つ。なかでも、カフェ、薬局などの店舗デザインを多数手掛ける。「ある薬局の店舗は考えて考え、練りに練ってデザインしたお店で、お客様にも喜ばれています」と自信を持つ。
3D技術でリアルな店舗デザイン提供
このほか、堺の刃物デザインコンペでは、地元の刃物職人グループと一緒に金賞を受賞した。最近では3D技術を使って、パソコンでリアルな店舗デザインを事前に提供する。「デザインの必要性をわかっていただける方と時間をかけて取り組んで見たい」と、経営者に呼びかけている。