自分でつくるレザーのお守り袋
おやつヒント#008 仕事終わりは「イヌビワ」を摘む
オフィスしのもです。イヌビワとは知らず 樹の芽が生え 見守り数年が経ちました。野生のイチジクと言うべきで ビワではありません。半径5メートル内の偶然の授かりものを観察してきました。今では立派なプチ・イチジクです。
【 Growing Ficus erecta tree with
ad-lib 】鳥さんが落とした種から
芽が出た樹「イヌビワ」
しっかりした根をはり芽を出した樹が何だかわからず 数年前くわしい方にお聞きしたら「葉の大きさがわかるように
葉に輪ゴムをのせた写真を送ってください!」とのことでした。鳥が食べた実から落ちた種などから発芽したのでしょう。「イヌビワ」だとわかりました。葉の形は
小さい頃から描く あのいわゆる楕円形の「葉っぱ」に似ていますが 真ん中あたりで左右に少しだけ突き出しているのが特徴です。
クワ科でイチジクの種類。ビワの種類ではないので
紛らわしい名前ですね。「野生のイチジク」「プチ・イチジク」と呼んでもいいんじゃないかな。
初めて実をつけたのは 1,2年経った頃。嚙ってみるとそれほど果物らしい甘みは感じられなかったのに 数年経ち 大いにイチジクらしい風味を持っています。そして根も枝もグイグイ広げ 剪定に力を入れなければ 辺りが侵食される心配までする次第です。さらに昨年くらいから鳥もこの樹を見つけたようで 実を次々とつついてダメにしてしまいます。さすがにそうはさせまいと鳥除けの秘策となるキラキラ技も施しました。涼しくなり始めると 葉は眩しいくらい黄葉したかと思うと あっという間に散る姿も美しい。
2017年8月には初めて毎日のように収穫でき 冷凍しながら ひと夏の収穫量を確かめました。これからもドライにして ジャムにして たっぷり食していきたいと思いました。
若い頃なら 環境さえあるなら 大好物の桑の実が食べたくて桑の樹を植えたかったかもしれません。今となっては
好きなものの種を手に入れることより 生活圏内で
半径5メートル内に偶然芽吹くものを受け入れ味わうことを楽しめるようになっています。イヌビワ談、つづく。