ダンボールの厚みについて

久々の投稿です。何を書こうかと思いましたが、先ずはダンボールの厚みの事を書いてみたいと思います。

 よくお客さんから「ダンボールの厚みは何ミリですか?」との問合せがあります。すると「A段なら約5mmですよ」と答えます。

何故「約」と答えるのかと言うと、実はダンボールは厚みが規格として決まっていないからなのですね。JISの規格では、ダンボール30cmあたりに段の山の数が、A段なら34±2段ある事が重要なのですね。実際は4.5mmくらいのもあれば、5.5mmくらいのもあります。ダンボールには材質があるので1枚辺りの比重によっては、分厚くなったり薄くなったりするからなのですね。と言うわけで「約5mm」と答えています。

ダンボールのイラストを書こうと思って厚みを5mmにし、長さを30cmにして半円を繋ぎ合わせてみたら、段山の数が30段になってしまうのですよね。

 

何でやろ?

 

どうやら半円ではなく少し喰い込んだ感じになっているようです。食い込むことで強度が出ているのかも知れないですね。

ダンボールの厚みがあることで、内寸と外寸と言う表現が出てきます。

箱の内側のサイズが内寸で、外側のサイズが外寸です。

ですが、実際に罫線を入れるとダンボールの厚み半分くらいのところに線が入っているようです。つまり線と線の長さを測るのと、面から面を測るのとでは少し膨れているような気がします。

以前タンスの上の隙間をダンボール箱でキッチリに入れて地震が来たときの転倒防止対策に箱を作ったことがありました。メジャーで測ったサイズ通り作りましたが、なんと!入りませんでした。

おそらく底のダンボールの厚みの半分くらいが膨れていたからだと思います。ダンボールケースを作る際は少し隙間が必要だと言う事ですね。

商品の実際のサイズに縦×横×高さにそれぞれ5mm足したくらいで綺麗に入りますよ。ご用命の際はこちらへお願いします。↓

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