単相単巻変圧器:非絶縁変圧器とは

 単巻変圧器とは、非絶縁な変圧器です。

日本における通常に使われている変圧器は、絶縁型が多いですが、入力側と出力側が一体となった(共通の巻線で構成される)変圧器を単巻変圧器と呼びます。呼称としてはAUTO(オートトランス)とも呼ばれています。

共通の巻線から構成された単巻変圧器

最大の特徴は、P-S間(一次と二次間の)絶縁がない為、小形化できる点、その最も大きな成果が出せるのが、電位差が少ない場合に最大の小型化が可能となる。

単相単巻変圧器(オートトランス)

0-200V間は、最低限の電流しか流れない為、巻線径も少なくてすみます。

当然、共通の部分ですから、重複している部分は、不要となります。

200-220V間の20V分が差分の電流を流す巻線構成となります。

反面、特長として、最も大切にしたい、絶縁機能が巻線ー対地間にしかないという点が挙げられます。(つまり、一次-二次巻線間の絶縁が無いこと)

必要な場所に、必要なものをお届けするのも、私たちの仕事です!

今日も元気に参りましょう!