日本弁理士会近畿支部のトークセッション

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先週、特許庁と近畿経済産業局主催、日本弁理士会近畿支部共催のトークセッションで、パネラーとして参加させて戴きました。

3月に移転したばかりの西梅田の日本弁理士会近畿支部で行われ、約60名の参加者のうち半数以上が弁理士の方でした。

タイトルは、「中小企業のための知的財産経営定着支援セミナー

 開会挨拶
 







経済産業省特許庁の主任産業財産権専門官(併)中小企業等支援企画係長の宮本様の開催のご挨拶に続いて、基調講演として、特許庁が取り組んできた支援事業に関して、インクタンク・ジャパンの塚越社長から成果報告がありました。
塚越社長





その後、トークセッションでは、知的財産経営に先進的な取組みをする実践する2社の経営者として、(株)エレムの宮原社長と私がそれぞれ1時間づつパネラーとして参加をさせて戴きました。宮原社長と土生先生






エレムの宮原社長と土生弁理士のお話のなかには、弊社にとっても大変参考になるポイントがいくつかありました。

第二部最後の私のプレゼンテーションのテーマは、「ものづくり中小企業を活性化する4つの秘訣 ~ネジザウルスGTの開発から得られたMPDP」。パネラー高崎








コーディネーターの華山弁理士と塚越社長とのディスカッションの中で、中小企業と大企業で何故知財の取り組み方が大きく異なるのか? また、中小企業が知財を活用するためには何が必要なのか?について、「MPDP」の持論をお話させて戴きました。パネラー高崎2





最後に日本弁理士会近畿支部の板谷支部長様から、「勉強有り、笑いありの大変有意義なセミナー、トークセッションでした。中小企業のための・・・というテーマでしたが、弁理士のための・・・と言っていいくらいですね。」という結びのご挨拶がございました。
板谷支部長




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大震災と津波によって、国難ともいえる危機的な状況ですが、いまこそ私たち日本人がDNAに埋め込まれている「勤勉さ、情緒の豊かさ、手先の器用さ、職人気質、惻隠の情(武士道)」という原点に立ち返って、国家の再構築をすべき時です。

正確な数字は良くわかりませんが、ドイツの輸出の7割が中小企業によるものであり、日本の輸出の9割は大企業によるものと聞いたことがあります。 
日本の文化的、情緒的な伝統、技術を活かして、様々な分野の中小企業の製品が海外で販売されるようになればと願っています。その為に、必要なキー・コンセプトが「MPDP」であるというのが私の持論です。

今回、中小企業を戦略的にサポートされようとする志の高い弁理士の先生方に、お話をさせて戴く機会を得てまことに有り難く思っております。

是非、皆様とご一緒に、素晴らしい日本を造ってゆきましょう!