ブランドとDNAプロジェクト

先日、一ヶ月滞っていたブログに掲載した記事から。


来月始めの女性向けの創業塾のカリキュラムの中で、「ブログを活用したPRの仕方」「ブログの効果的な作り方・使い方」というテーマをいただいているのに、これではイケナイと、久しぶりのブログ更新です。

現在、創業90年を向かえたある企業で、「ブランドチーム」と「DNAチーム」からなる経営改善プロジェクトを進めています。
知名度の高い老舗企業ですが、我が国の高度成長とともに成長してきた時期に比べると、苦戦を強いられています。そんな現状の中で、10名あまりのメンバー が、顧客から支持されている自社のブランド力とは何かをしっかり見据え強化する「ブランドチーム」と、社内で守り引き継ぐべき伝統の強み(遺伝子)を従業 員に浸透させる「DNAチーム」に分かれて、社内・社外への取組みを企画・実践しているのです。
初めは「会社がもっと○○して欲しい」とか「上司が○○してくれない」とか言っていたメンバーも、毎回の議論の中で、自分の頭で考え、決まったことを各現 場に持ち帰って実践し、結果を持ち寄って分析し・・と言った、いわゆるPDCAを体験する中で、徐々にではありますが、メンバーに変化が見えてきていま す。

先週は、そんなプロジェクトの両チーム合同での上半期の報告会。
店内の営業経験しかなかったメンバーが、外回り営業を体験して感じたことをプロジェクトメンバー全員の前で読み上げてから変化したこと。お客さまアンケー トの集計目標枚数を高めに設定してから、接客の方法が変化したこと。いわゆるホウレンソウ(報告・連絡・相談)を単に唱えるだけでなく、何故必要か何を誰 に伝えるべきかを考えてから部署間の連携の重要性が見えてきたこと・・・

ハイレベルの取組みをしているわけではないが、自分たちにできることを模索して精一杯やってきたことを報告するメンバーの態度は、半年前に比べるとずい分堂々として頼もしくなっていました。

最後に、社長からお褒めと更なる励ましの言葉とともに、メンバー全員に一冊ずつある本がプレゼントされました。

もしどらその本とは、そう「もしドラ」。
社長さん、何もおっしゃらなかったけど見ていただいてたのかな。出来すぎたストーリーですが、先週実際にあったお話です。

これから、2つのチームの更なる成長が楽しみになってきました。