チーム・エンジニア@HIROSHIMA (その3 海軍基地編)

  • 投稿者:  
  • 表示回数 1,964


大宴会の翌日は、すっきりと晴れあがりました。

宮島口に戻り、宇品港から江フェリーで江田島に渡ります。

チーム・エンジニア@フェリー2

 

船上では船長さんがブリッジから下りてきて、島々の説明などをして戴きました。

 
 

チームエンジニア@フェリー

 

 

 

 

江田島では、現在海上自衛隊の幹部候補生学校になっている海軍兵学校跡を見学しました。

江田島

 

 

 

NHKの「坂の上の雲」の第2部が12月5日から放映されますが、このロケにも使用されている大講堂や、明治に建てられた赤煉瓦の海軍兵学校生徒館などを、自衛隊のOBの方にご案内戴きました。

とてもわかりやすく、ユーモアを交えた解説をして戴きました。

海軍兵学校学生館

 

 

 

広島の原爆の記念館を見た後だったので、「何故、空襲の被害を受けずに、明治時代の建物が残っているのか?」という疑問が湧きました。

OBの方のお話しでは、江田島は、イギリスのダートマス、アメリカのアナポリスとともに、世界3大海軍兵学校に数えられている。開戦前はそれぞれの幹部は国境を越えて交流があり、お互い海軍軍人としての共通の意識があった。実際、広島周辺を空襲していたのは米国海軍の艦載機であった。 同時に、占領後は兵学校を米軍の司令拠点とする為に、無傷のままで接収したいという思いもあったようだ。

赤レンガ@海軍兵学校

 

海軍兵学校の生徒館の長~い廊下。ロケでよく出てくるとのこと。

赤レンガはわざわざイギリスに特別に発注して、現在の価格で1枚約2万円したとのこと。全てにおいて当時の最高の材料を使用している。「坂の上の雲」の時代に、海軍の幹部候補生を養成する教育機関としての江田島に日本政府が託した熱い想いが伝わってきます。

当時、事業仕訳があったなら、真っ先に削られていたかもしれませんとOBの方は説明されましたが、国家の教育に関しては、目先の損得勘定だけでなく、100年の計が必要であると思います。
 

チーム・エンジニア@大講堂

 

 

 

毎年卒業式が行われるという大講堂で、チーム・エンジニアの記念撮影。私たちも熱い想いを秘めています!

閣下に敬礼@チーム・エンジニア

 

 

閣下に敬礼!

 

 
 

チームエンジニア会長

 

はい、敬礼!

(ちなみに海上自衛隊の帽子は会長のみゲット。いいな~)

 

 

江田島から呉に向けてフェリーに乗船。今回の旅行で4回目のフェリーです。昔、造船会社に勤務していたので、呉の造船所の匂いが懐かしく感じました。

そして、最後の見学は、大和ミュージアム

戦艦大和

 

戦艦大和が当時の世界トップレベルの技術を駆使して作り上げられた事がよくわかりました。

さまざまな創意工夫、斬新な製造手法などが、戦後の工業分野で応用されたということで、まさに日本のモノ造りの原点であるとも言えます。

中国が「技能オリンピック」に国を挙げて参加するというニュースが先日の新聞に載っていました。 価格競争だけでなく、「日本のお家芸」であった技能分野でも中国がライバルになってくる可能性があります。

私たちチーム・エンジニアは、”モノづくりニッポン”の復活に向けて、役に立つ道具や工具を開発、製造してゆきたいと考えています。宜しくお願い致します!

■3回にわたって、チーム・エンジニアの広島旅行を掲載させて戴きました。 

原爆ドーム、平和記念資料館、厳島神社、江田島海軍兵学校、大和ミュージアム・・・戦争と平和、そしてモノづくりニッポンの未来を考える事が出来ました。

今回の旅行でお世話になった全ての皆様がたに感謝致します。また、社員各位、実行委員各位、本当にお疲れさまでした。 皆さんのおかげで素晴らしい旅行ができました。 有難うございました!

来年の旅行も楽しみに!