一昨日の朝7時45分から共伸技研さんの早朝工場見学会に、製造部社員のA君と一緒に参加させて戴きました。
・「 おはようございます!」 加藤社長から元気いっぱいの訓示朝礼
内容はやはり3Sの大切さ。
社員が理解できるまで、何度も、同じテーマで話をされるとのこと。
隣の人の方に左手をあてて、右手で指差し確認。危険予防の徹底!
・業務連絡
・3S区域発表(毎朝10分の清掃活動の場所を確認)
・経営理念唱和
心を込めた、ものづくりをしよう!
ともに働く仲間の元気のために
お客様の笑顔のために
社会に夢を与えるために
心を込めた、ものづくりをしよう!
「よろしくお願いします!」の挨拶
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8:20 10分間 3S活動
加藤社長は床磨き
会社の周囲のゴミ拾い
8:30 営業と製造のミーティング
・見学者も傍聴させて戴きました
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8:40 食堂にて共伸技研さんの3Sの歩みについてプレゼン
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9:10 事務所・工場の3Sの改善結果を見学
「5頓」が徹底されています!
5頓とは・・・
(1)定位置、(2)定量、(3)定方向、(4)表示←モノに、(5)標識←場所に
「仕入注文カードホルダー」
消耗品がなくなったときに、どこで(アスクル?コーナン?)、品番は?数量は?単価は?すべて1枚のカードに記載されている。誰でも簡単に、間違いなく、無駄なく仕入発注できる仕組み。
この目立つ赤い灯はなんでしょう? ネオンを見つめる男性は・・・?
実はこれもカイゼンの成果で、社員に大好評とか。
このSさんが考案したのは、トイレに入って鍵をかけたら赤いランプが点燈する仕掛け。工場の端にいる人や2階の事務所にいる人にも、使用中であることがよくわかり、中にいる人もしょっちゅう「ノック」されずに安心とのこと。
・・・夕方近くになるとネオン街が恋しくなり、定時までに仕上げようと能率アップするかも!??(一石三鳥ですね~)
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9:40 食堂に戻り、質疑応答
一緒に見学会に参加された皆さんからも活発な質問が相次ぎました。
例えば・・・
Q:3Sによってどれくらい売上がアップする?或いは時間が短縮される?
A:現場とデスクワークで異なる。現場の製造ラインではある程度のムダは排除されているので、3%程度かもしれない。 しかし、業務、営業、開発、資材などデスクワークの人が3Sをすることで、時間が1/3、1/5、場合によっては1/10にも短縮できる!
Q:勤務時間中に通常の仕事をするのと、3Sをするのではどちらが良いのか?また上司によっては、部下が就業時間中に3Sをすることを好ましく思わない・・・・
A:トヨタでは、仕事=「作業」+「カイゼン」 と定義している。
つまり、カイゼンは仕事の一部なんだと! 作業は売上に貢献する。しかしカイゼンは利益に直結する。
「カイゼン」+「作業」 の順が正しい!と主張するトヨタの幹部もおられた由。
「作業」よりも「カイゼン」を優先すべし、「売上」よりも「利益」を重要視すべしということであろう。
つまり、部下の3Sを好ましく思わない上司がいたとしたら・・・売上しか見ず、利益を考えない「無能」な上司となる。
Q:3S活動に熱心な社員やそうでない社員の比率はどうですか? よく2:6:2の法則と言われますが・・・・
A:はい、やはりどこまで行っても2:6:2です。理由はわかりませんが、これは組織の定理のようです。 下の2のグループを底上げするのは効率的ではありません。上の2のグループを徹底して応援し、中間の6のグループを引きあげる様にしています。
予定時間を40分ほどオーバーしましたが、加藤社長には一つ一つ、丁寧に答えて戴きました!
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11:00 最後に社員さんも一緒に記念撮影。
今回は、加藤社長様、そして、仕事の手を止めてまで、3S活動の成果を説明して戴いた社員の皆様! 本当に有難うございました!
橋下知事様! 大阪の中小企業のこのような取組みを是非、ご自身の目でご覧ください! 共伸技研さんのような会社が増えることで、きっと大阪が、地方が、日本のモノ造りが活性化してゆくと思います! 宜しくっ!!