ダンボール作用点 <校正刷りカット>

世界的な不況になり、各社コストを下げるためにあらゆる努力をしている状況の中で、私たちの業務内容である梱包に関して見直しを検討されることも増えています。実際にサンプル作製の依頼もきています。以前から環境問題の高まりで梱包や包装資材の見直しはありましたが、今後さらに増えていくに違いありません。私たちが今まで培ってきた設計・技術を惜しみなく出して、お客様の要望にお応えしていきたいと思います。
今日は、通販カタログの店頭用陳列ケースの校正刷りをカットしました。板紙などに印刷されているのパッケージの場合はトンボがあり、それを見ながら位置決めできるので失敗も少なくなります。

ダンボールの場合はトンボがないので、位置あわせに少々苦労します。この時デザインデータがないと難しいです。印刷されたデザインの中で直線などの位置が確定しやすいところとダンボールの端までの寸法を測ります。それをデザインデータと照らし合わせて、ダンボールの置く位置を決めていきます。こういうのは、算数の世界ですね。ダンボールの場合は、印刷面を下にして(つまり印刷面が見えません)カットすることになるので、気をつけていかないと全く反対に切ってしまいます。

1枚位置が決まると、後は同じ位置に置くようにしていけばずれずにカットしていくことができます。デザインとカットラインがピタッと合えば気持ちいいものです。最近では位置決めをしてくれる優秀なサンプルカッターもあるようです。

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 芳川紙業株式会社 開発部 須川栄司

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