「WAGAMI」展ー終了

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6月2日〜6月12日まで行なっていた「WAGAMI」展が、終了しました。
期間中、たくさんの方々にお越しいただきまして、有り難うございました。

今回、クリエイティブユニット「ten.」による企画でした。
最近は、クリエイターや我々紙器製造業者もなかなか「和紙」を使う機会が少なく、「和紙」に対して目を向けていなかったことを感じました。

和紙は天然素材でつくられた日本独自の素材ですが、洋紙にはない手触りの柔らかな風合いには、目を見張るものがあります。
今回の展示会を通して、それらを印刷物やパッケージに具現化出来たことは、大きな意味があったと思います。

また、メンバーや協力企業の絶え間ない努力の成果であり、この展示会に参加させていただいたことに感謝致します。

WAGAMI記事


大阪日日新聞の記事より
(2008年6月7日)

ご覧いただいた方々からいろいろなご感想をいただきましたが、あるデザイナーの方から一つ厳しいご意見をいただきました。

それは、「今回の和紙作品の背景が、あまり見えない。」というものでした。
クリエーターたちの努力はとてもよくわかるが、一番元になる「和紙」を作っている人たちの「顔」が見えないというのです。

これらの和紙が、どういう風に作られているのか?
どんな人たちが作っているのか?
クリエーターや協力してくれたたくさんの企業、加工屋さんが、どういう風に作品を仕上げていったのか?

その辺が、この展示会では見えてこない・・・・・。


確かに、結果としては「素晴らしい作品」が出来上がっていますが、そのバックグラウンドは殆ど描かれていません。

鋭いご指摘でした。
折角、越前和紙の地元まで見学に行ったのに、それをちゃんと表現出来ていなかったことは確かです。
何か、形のあるものが出来るまでは、それらを考える人と実際に作る人がいます。

誰がどんな風にして作っているのかは、とても重要なことです。

それも、表現しなければ・・・・・。
製造現場の写真をパネル展示するもよし、作り手の思いをもっと表現するもよし・・・。

そういった背景が、とても大切なのかもしれません。
次がまたあるとしたら、皆さんにも知ってもらいたいですね。



★五感で感じる「こだわり」のオリジナルパッケージ企画・製造★

村 上 紙 器 工 業 所

手間をかけることは、「愛情」をかけること。
「愛情」をかけることが、私たちの仕事です。
手づくりでしか、表現できないことがある。
機械での量産化では到底及ばない、「貼箱」への愛情。
中身と同じように、パッケージにも込めた「自己主張」の魅力。
そんな「魅力」をお届けしたい・・・。